R,06,04,11 鶏 NO,4160
少年のころの住まいは大阪市内だったが、空き地が多くあったので、隣家のおじさん
(親戚)が裏の空き地に、鳥小屋を建てて鶏を飼っていた。
卵のお裾分けはほとんどなかったが、年に1~2度鶏をつぶした時には、お裾分けがあった。
生きてる鶏の羽をむしり、首をはねて捌くのだったが、そんな光景も見ていた。
ある時、羽をむしり・首をはねところで、おじさんの手が滑って鶏を落としたが、そのとき
頭ない鶏が2~3歩あるいたように見えた。
その光景はそばに居た子供たちはみんな見ていたが、わが弟はそれがショックで、
80歳を超える今に至っても、鶏を食べることができないでいる。