R 03.05.05 エンバーミング NO.3010
中曽根元総理の葬儀に、国費(我々の税金)が9000万円も遣われたというけしか
らん話がありましたが、近年一般国民の葬儀は「小さなお葬式」などと言って、親族
だけで済ませるお金のかからない小規模の葬儀が増えていますし、「直送」と言って
死亡した病院から葬儀をしないで、直接焼き場へ送り出すケースが増えているようで
す。だからでしょうか、葬儀産業の経営が厳しくなって苦慮しているようで、お金が
ありそうな家庭にはいろいろ知恵を出して、お金を使わせるようです。
その一つが「エンバーミグ」です。
本来は遺体が腐敗しないように衛生的・化学的に処置するものですが、生前に近い状
態で送るべしということで、遺体に化粧をしたり、はなはだしきは老女に花嫁衣裳を
させたりという、グロテスクともいうべき「処置」をすることもあるという。
葬儀なんて、あまり経験がありませんから、葬儀社の言いなりになるケースが多いよ
うですが、知らない内にこういう費用を負担させられることがあるので注意が必要で
す。