小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

ようへん天目茶碗2

2017-01-27 20:28:27 | 日記
 

29.01.29  ようへん天目茶椀     NO.1419

 

 ある時、天王寺区茶臼山の一角にある古家を壊して新築の家屋を建替えるべく工事に着手したところ、敷地の地中から身長が優に2メートルはあると思われる江戸時代の人骨が出てきました。

当時の日本人では考えられないものだったので推理が始まりました。

史実をたどったところ、織田信長にある武将が外国へ行った際の土産に贈った「黒人の奴隷」だったということがわかりました。

信長はその黒人を「黒助」と名付けて可愛がり、自分の馬の世話をする「馬回り役」に取り立てて、信頼もしていました。

ところが、例の「本能寺の変」に遇って、自分の命はもはやこれまでと悟った信長は、家康から拝領して家宝として重宝していた「ようへん天目茶碗」を後世に残すべく、その黒人に持たせて光秀の目をごまかして密かに逃避させたのです。

茶臼山に知己の豪商「某」がいる、その男をたどってゆくように・・・と黒助を送り出したのです。

その黒助は信長の命令を忠実に守り命からがら茶臼山につき、その「某」に助けられて屋敷に引きられましたが、信長の最期を聞いて「某」に邪心が湧き、黒助をたくみに扼殺して地中に埋めて「ようへん天目茶碗」を自分のものにしてしまったのです。

茶臼山から出た2メートルという人骨は、信長が可愛がった黒助だったのだろうと推定されます。

信長は光秀にも欺かれ、親しくしていた豪商の「某」にも欺かれたのでした。  信じる者は裏切られる。 ようへん天目茶碗には怨念が宿っています。  いい加減な推理ですが・・・

 

 

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