28.05.15 付 か ず 離 れ ず NO.1162
地震などの災害の際の心得です。 我さき勝ちに無秩序に避難口に殺到して転倒し、多く
の犠牲者を出すケースがあります。 そういうことをすると助かる命も助かりません。
前の人の肩に軽く手を付けて、子どもたちの電車ごっこみたは恰好で、ゆっくりと避難すれ
ば安全なのです。 頭に血が上がっていてそういう冷静な態度が出来ないのが、悲しいかな
人間の本性なのかも知れません。
でも、そういうことは災害避難の時にだけに限ったことではありません。人間関係のすべて
について言えることではないでしょうか? あまりベタベタした人間関係は煩わしいし、また
離れすぎると冷却する。四方八方適度な関係を保つことが重要でしょう。
夏目漱石は言っています。
「智に働けば 角が立つ 情けに棹させば 流される とかくこの世は住みにくい・・・」
「付かず 離れず」くらいが丁度いい。