小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

マイナス財産化(溶解)する不動産

2014-03-14 08:03:43 | 日記
   マイナス化(溶解)する不動産  NO.349

 昭和51年に不動産業を創業して以来、不動産の取引を行ってきました。近年は主に新築建売を業としていましたので、分譲用地が必要だったために「不動産(中古物件)即金買受け」のチラシを多く出してきました。
それでも、バブル経済期は売物件不足でなかなか取得が困難でした。
最近でも良好な物件は依然として希少ですが、そうでないものは余剰感があります。
中には買ったまま塩づけになっている亀岡のニュータウンの土地を買ってほしい・琵琶湖ローズタウンの宅地を買ってほしいなどから、北海道のリゾート地までいろんな物件を買ってほしいという申し出があります。
でも、そんなものはいくら安くっても、誰も買ってくれませんから、無価値なものです。
知人のYさんは地方の出身で「Yさんちの山廻りは弁当持って3日かかる」と地元で歌われるほどの広大な植林(山)を持つ富豪でしたが、50~60年前から、輸入材木に押されて林業は採算が合わなくなって、今や手入れもしない荒地となり、災害時に地崩れを起こして付近の人里に迷惑を及ぼさないか心配の種になっていると言っていました。
林野庁か国土交通省に「寄付採納願」を出して、もらってもらえばとアドバイスしましたが、そうするためには土地境界標識の打設(隣地関係者の立会確認)・測量図の作成などで莫大なお金がかかり、とてもそんな余裕はないと言っていました。
また、寄付を申し出ても受け入れてもらいないかもしれないので、そんなもののためにお金は遣えないという悩みをおもちでした。
不動産っていうものは、このようにいつマイナス財産に変化するかもしれないものであるということを考えておく必要があるのです。
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マイナス財産化(溶解)する不動産

2014-03-14 08:03:43 | 日記
   マイナス化(溶解)する不動産  NO.349

 昭和51年に不動産業を創業して以来、不動産の取引を行ってきました。近年は主に新築建売を業としていましたので、分譲用地が必要だったために「不動産(中古物件)即金買受け」のチラシを多く出してきました。
それでも、バブル経済期は売物件不足でなかなか取得が困難でした。
最近でも良好な物件は依然として希少ですが、そうでないものは余剰感があります。
中には買ったまま塩づけになっている亀岡のニュータウンの土地を買ってほしい・琵琶湖ローズタウンの宅地を買ってほしいなどから、北海道のリゾート地までいろんな物件を買ってほしいという申し出があります。
でも、そんなものはいくら安くっても、誰も買ってくれませんから、無価値なものです。
知人のYさんは地方の出身で「Yさんちの山廻りは弁当持って3日かかる」と地元で歌われるほどの広大な植林(山)を持つ富豪でしたが、50~60年前から、輸入材木に押されて林業は採算が合わなくなって、今や手入れもしない荒地となり、災害時に地崩れを起こして付近の人里に迷惑を及ぼさないか心配の種になっていると言っていました。
林野庁か国土交通省に「寄付採納願」を出して、もらってもらえばとアドバイスしましたが、そうするためには土地境界標識の打設(隣地関係者の立会確認)・測量図の作成などで莫大なお金がかかり、とてもそんな余裕はないと言っていました。
また、寄付を申し出ても受け入れてもらいないかもしれないので、そんなもののためにお金は遣えないという悩みをおもちでした。
不動産っていうものは、このようにいつマイナス財産に変化するかもしれないものであるということを考えておく必要があるのです。
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