干 支 の 話
平成25年3月4日「なごみの家」お誕生会にて
わたし、昭和13年3月生まれ 短気と強情が出世を妨げるといわれる「寅年」生まれでして本年3月をもちまして満75歳を迎えました。
「干支」なんて性格形成とは全く関係ないことなのですが、せっかくご指名いただきましたので、ひとことお話をさせていただきたいと思います。
いわく「干支の話」です。
「干支」というものは昔々には決まってなかったのですね。 どうして決めたかと言いますと、毎年毎年我こそはと思う動物たちが神様に申請書を出して審査を受けて、書類選考を経まして神様方の多数決で決めていたのですね。
ところが、そんなことチンタラチンタラやってたら時間の無駄だという声が出まして、事業仕訳をしましてね、これからは12だけにしようということになったのです。
律儀なうしは受付の何日も前からエッチラオッチラやってきまして、一番に到着しました。 一日に千里行って千里帰るといわれます、私の干支のとらは俊足を生かして2位に入りました。
そのようにして、う・辰・み・うま・羊・さる・酉・いぬ・亥・ネコと入ったのです。 12番目は実はネコだったんです。
ところが、神様が門を開けたとたんに、牛の角のかげに隠れていたずる賢いネズミがスルスルっと走りこんで、一番に入ったのでした。 ずるいですね「ネズミ」って。 ごめんなさいね、ネズミ年の人はいらっしゃいますか?。(1名手があがる)
いえいえ、ネズミがずる賢いと言っているんですよ。 ネズミ歳の人は堅実でお金持ちになる、「美人が多いといわれています」から、気を悪くしないでくださいね。
ネズミがずるいことをやったものですから、そのあおりを食ってネコは干支に入れなかったんです。 それ以来「猫はネズミのやろうを見たら食い殺せ」というDNAが組み込まれたんですね。
でも、最近の猫はネズミなんか食べません。 私なんか100円のサバ缶食べてますが、いまどきの猫は300円もするグルメキャットを食べてますね。
さて、干支の方はそれで決まりとなったのですが、その際動物たちの「交尾」の時期と回数を決めたんです。
「交尾」ってご存知ですね、つまりセックスです。
ネズミ年4回・牛2回・寅3回・辰100年に1回などです。
干支の方は12で終わったのですが、交尾の回数決定の方は何千何万という動物が対象だったものですから、それはそれは神様たちも大変でした。
何日も何日も徹夜で対処しました。
でも、何事も終わりがありまして、やっとすべてが終わった。 さあ、コーヒーでも飲もうかな・・・とほっと一息ついたときにやって来たのが人間でした。
態度が悪かった。 だらしない恰好でやって来て「か~みさま~私たちはいったいど~すればいいんですか~」と大あくびをしたのです。
神様は頭にきて怒鳴りつけましたね「おまえなんか、勝手にセイ」・・・ということで、人間の「交尾」つまりセックスは、いつでも・どこででも・何回でも好きなだけ・誰とでも(・・・はいけなかった!?)やっても良いということになりました。
おめでとうございます。・・・というお話でした。
平成25年3月4日「なごみの家」お誕生会にて
わたし、昭和13年3月生まれ 短気と強情が出世を妨げるといわれる「寅年」生まれでして本年3月をもちまして満75歳を迎えました。
「干支」なんて性格形成とは全く関係ないことなのですが、せっかくご指名いただきましたので、ひとことお話をさせていただきたいと思います。
いわく「干支の話」です。
「干支」というものは昔々には決まってなかったのですね。 どうして決めたかと言いますと、毎年毎年我こそはと思う動物たちが神様に申請書を出して審査を受けて、書類選考を経まして神様方の多数決で決めていたのですね。
ところが、そんなことチンタラチンタラやってたら時間の無駄だという声が出まして、事業仕訳をしましてね、これからは12だけにしようということになったのです。
律儀なうしは受付の何日も前からエッチラオッチラやってきまして、一番に到着しました。 一日に千里行って千里帰るといわれます、私の干支のとらは俊足を生かして2位に入りました。
そのようにして、う・辰・み・うま・羊・さる・酉・いぬ・亥・ネコと入ったのです。 12番目は実はネコだったんです。
ところが、神様が門を開けたとたんに、牛の角のかげに隠れていたずる賢いネズミがスルスルっと走りこんで、一番に入ったのでした。 ずるいですね「ネズミ」って。 ごめんなさいね、ネズミ年の人はいらっしゃいますか?。(1名手があがる)
いえいえ、ネズミがずる賢いと言っているんですよ。 ネズミ歳の人は堅実でお金持ちになる、「美人が多いといわれています」から、気を悪くしないでくださいね。
ネズミがずるいことをやったものですから、そのあおりを食ってネコは干支に入れなかったんです。 それ以来「猫はネズミのやろうを見たら食い殺せ」というDNAが組み込まれたんですね。
でも、最近の猫はネズミなんか食べません。 私なんか100円のサバ缶食べてますが、いまどきの猫は300円もするグルメキャットを食べてますね。
さて、干支の方はそれで決まりとなったのですが、その際動物たちの「交尾」の時期と回数を決めたんです。
「交尾」ってご存知ですね、つまりセックスです。
ネズミ年4回・牛2回・寅3回・辰100年に1回などです。
干支の方は12で終わったのですが、交尾の回数決定の方は何千何万という動物が対象だったものですから、それはそれは神様たちも大変でした。
何日も何日も徹夜で対処しました。
でも、何事も終わりがありまして、やっとすべてが終わった。 さあ、コーヒーでも飲もうかな・・・とほっと一息ついたときにやって来たのが人間でした。
態度が悪かった。 だらしない恰好でやって来て「か~みさま~私たちはいったいど~すればいいんですか~」と大あくびをしたのです。
神様は頭にきて怒鳴りつけましたね「おまえなんか、勝手にセイ」・・・ということで、人間の「交尾」つまりセックスは、いつでも・どこででも・何回でも好きなだけ・誰とでも(・・・はいけなかった!?)やっても良いということになりました。
おめでとうございます。・・・というお話でした。