小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

名椿名歌

2013-03-16 22:16:05 | 日記
           明椿(めいちん)名花
「名椿名花は五体に悪ろし」・・・は、兼好法師の言葉ではないかと、作家の澤田ふじ子さんが言っている。
あるいわ、澤田ふじ子さんご自身の作かもしれません。
名椿は見事な「椿の木」であり、名花は何かほかのあでやかな花を指すのでしょうが、それがなぜ体に悪いのかというと、澤田さんの説明によると、見事な椿の木が自分の敷地の中で咲いていると、誰かに盗られはしないかとやきもきしなければならないし、枝を手折って生け花にでもしようと思って木に登ると落っこちて骨折する。
だからなまじそんなものはない方が健康のためにはいい・・・と如何にも皮肉屋の兼好法師の言葉らしい。
ところで、お金持ちはいつも誰かに盗られないかとやきもきしているし、もっともっと増やしたいとほとんど病的なほどに思っているから、財産・大金も兼好法師風に言うと「五体に悪ろし」ということになるのではないでしょうか?
その点、わたしなんか心配するほどの財産もなく心安らかに生きれる幸せがある。  ちょっと残念ではあるけれど・・・
コメント
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