山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

木曜茶話会 ご参加の皆様へ離党のご報告をしました。

2021-12-02 | 活動日誌
私は政党とは全く縁のなかった生活を送っていましたが、
2010年に杉並区議会議員補欠選挙に出馬を決意し、
「区議として活動してはどうか」とお話を頂いた方が
当時の民主党所属議員であったため自然な形で入党しました。
 
思い返すと、区議選に出馬をするよりも、
政党に所属をする方が数倍悩んだ記憶があります。
 
政党に所属をするという事は、いったいどういう事なのか。
それくらい、未知の世界でした。
 
 
その後の政権交代と政党名の変更、党の分裂と再結成など、
国会議員の構成は何度も大きく変更されてきましたが、
自治体議員は全くの無力でした。
 
 
これまで一貫して市民生活に寄り添いながら
お声を政治に活かす活動をして参りましたが、
先にご報告させていただきました様に、
本年11月15日をもって立憲民主党を離党致しました。
 
 
離党に至りました経緯を、11月25(木)に、
毎月定例で行っていた木曜茶話会・区民意見交換会で
お話をさせて頂きました。
 
当日は、会議室いっぱいの皆様にお運びをいただき感謝、感謝でした。
皆様には突然のご報告となり、心配してくださるお顔が、
今でも目に焼き付いています。
本当にありがたいと感じていました。
 
 
 
私は20年間、民間企業でインテリア設計をしていた建築士です。
 
建築の仕事は、一切、嘘や誇張が無く、大ぶろしきを広げることもありません。
何故なら、依頼者への説明をそのまま、
現物の建築物としてお引き渡しをするのが仕事なので、
例え大げさに誇張をしても、出来上がりへの厳しいご評価を頂く際には
全く意味が無くなるからです。
 
依頼者へスケッチやイメージ写真など、
様々な方法で出来上がりを想像していく為に腐心してきました。
 
逆に、あんな事言っていたのに、こんな感じで出来上がった、
という事は、設計者にとって命とりですから。
 
区議に転身し、区政と関わりを持つようになってからも、
それは変わりません。
 
選挙の際の公約には、自分の出来る限りの力で推進したいことを挙げ、
任期中には、全力で公約実現のために活動をしています。
 
 
私にとって、政治信条とはただ一つ、信頼です。
 
 
私に一票を託してくださる方には、信頼を置いていただきたいし、
一方で、自ら所属する政党を信頼していきたいと考えていました。
そうで無くては、有権者を裏切る事になりますから。
 
 
今回、離党に至った理由は、
本当に残念ながら、信頼が出来なくなったからです。
 
立憲民主党を応援してくださった方へは、
力及ばずで大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして、立憲民主党には大変力のある政治家の方も沢山いらっしゃる事も、
皆様にお伝えして行きたい気持ちもあります。
 
 
前回の統一地方選挙で私が公認を頂き、
党の隆盛の為に微力ながら尽力していきたいと考えていた、
あの枝野代表が立ち上げた旧立憲民主党はもうありません。
 
「ボトムアップの政治」
これはまさしく私が目指していたものです。
 
 
そんな事に拘らなくても良いのではと
お考えになる方もいらっしゃる事でしょう。
 
また、党は国会議員の為にあるとお考えの方は
些細な事で離党をされては困るよ、
お考えの方もいらっしゃる事でしょう。
 
立憲民主党が描く国家観が、
私には見えてこないジレンマを抱え、
拭い去ることは出来ませんでした。
 
自らは何者なのか、どういう国を目指すのか、
何故自分たちが目指すのか、
何も見えないまま総選挙に突入し議席を減らしました。
 
心配は的中しました。
 
 
野党共闘をすれば勝てる、
統一候補となれば勝てるというのは、有権者が望む事です。
 
本来であれば、
国政を担いたいとする立候補予定者は自らの国家観を語り、
立憲民主党の看板を背負いながら、野党共闘をしなくても勝てる、
という極限まで努力をして、その努力により信頼を得るべきと、
いつも考えてきました。
 
 
 
新代表が選出され、再出発をしていく新たな立憲民主党には
大いに国家を語り、これからの日本はこうあるべきだという、
大いなる野望を持って国政に臨んでいただきたい。
 
国民の為に、やるべき事は山ほどあります。
敵は自民党では無く、自分たち自身なのだろうと。
 
そして、多くの国民から信頼を得て、
期待をされる党へと成長を遂げて欲しいと深く願っています。
 
 
私はといえば、
今後は無所属議員として、より一層杉並区に根差した活動をして参ります。
次の自分の選挙は厳しいものになるだろうと覚悟を決め、
今は、すっきりと、自分自身だけを信じ活動を続けられるという
清々しさを感じています。
 
杉並区民の皆様に、信頼し頼っていただける、何か期待を持って頂ける、
そういう議員になって行くよう尽力をして参ります。
 
言葉が足りない部分もあるかと思います。
疑問点などございましたら、是非お問い合わせくださいませ。
yamamoto.akemi1965@gmail.com
 
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 
 
再出発に向けて、お花なども頂き感激でした。