本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

歴史への招待:勝木書店「本能寺の変」書評

2015年11月27日 | 427年目からの挑戦
 北陸・関東で展開している勝木書店さんの『本能寺の変 431年目の真実』明智憲三郎著・文芸社文庫の書評です。とても的確にとらえていただき感謝しています。
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 日本史における最大の謎の1つと言われる「本能寺の変」。本能寺の変については、多くの本が出されています。その多くが光秀の動機解明に主眼を置き、「遺恨説」「野望説」「突発説」「黒幕説」などの動機が語られていますが、どれも今一つ決め手に欠けると言わざるをえません。
 何故なら、その多くは江戸時代に書かれた軍記物(創作物語)がベースで、事件にまつわる細部には史実とは言い難い記述も多く、信憑性に疑問があるのです。
 さらに軍記物の元の資料となるのは、当時「本能寺の変」の定説となっていた「惟任退治記」であり、これは勝者、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が、事件からわずか4ケ月後に書かせたものだったのです。
 歴史は、勝者によって書かれる。つまり秀吉に都合の悪い事は、隠蔽・改竄され、都合の良い自説が定説化していく。江戸時代に軍記物として受け継がれ広められていくのも、家康ひいては徳川幕府に都合がよかったからなのでしょうか。
 光秀は、遺恨や野望により、「主殺し」に打って出たのでしょうか?
 失敗すれば一族滅亡を招く謀叛を企てる合理的な動機とは何か。逆に謀叛を起こさなければ一族が滅亡に追い込まれるという危機認識があったはずです。
 同時に、偶然の結果や希望的観測ではなく、軍事的に成功する確信(信長父子を確実に討ち果たせる確信)が必要だったはず。
 本書は、そのような観点から、歴史「研究」ではなく、歴史「捜査」を展開していきます。
 本能寺の変にまつわる多くの資料、証言を検証し、信頼性のなきものは排除し、歴史の核心に迫ります。
 なぜ、光秀は謀叛に動かされたのか?、なぜ、信長は討たれたのか?
 作品は、謎を解き明かしてくれるのでしょうか?
 作品の著者が、光秀の子:於寉丸(おづるまる)の子孫であることで注目を集めていますが、それとは別に、歴史の一考証として非常に面白い作品です。
 文芸社文庫「本能寺の変 431年目の真実」明智 憲三郎著姉妹編 幻冬舎「織田信長 四三三年目の真実」は、逆に信長を解明することから、本能寺の変を読み解く話題作です。
どちらも非常に興味深く、面白いです。

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