本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

大河ドラマ「江」の歴史捜査15続き:人気も下火?

2011年04月30日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 大河ドラマ「江」の毎週の放送にあわせてブログを書いてきました。  第1回の浅井家滅亡の話から視聴者の関心は高かったようで、私のブログの「江」ページのアクセスもかなり増えました。そして第5回の本能寺の変でピークに達し、私のブログも今までにないアクセス数となりました。アクセス数だけで判断すれば昨年の「龍馬伝」より今年の「江」の方が関心が高いようです。  ところで、先週が第15週でしたが、このところ「 . . . 本文を読む
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朝倉始末記:光秀は朝倉家に仕えたか?

2011年04月29日 | 歴史捜査レポート
 明智光秀研究を阻害しているのが「朝倉仕官説」、つまり光秀は越前朝倉氏に仕えていて、そこで足利義昭・細川藤孝とめぐり合い、義昭と信長を結びつけて上洛させることに貢献したという説です。この説は悪名高き軍記物『明智軍記』が書いたもので、それを歴史学の泰斗・高柳光寿氏が微妙な言い方で肯定してしまったことによって歴史研究界でも史実の如くにみなされてきている話です。  ★ 定説の根拠を斬る!「朝倉義景仕官」 . . . 本文を読む
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大河ドラマ「江」の歴史捜査15:秀次は酔っ払い?

2011年04月25日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 先週の大河ドラマ「江」は秀吉を許せない気持ちが最高潮に達した江が秀吉を責めているうちにハグをして「大嘘の中に真あり」と秀吉を許してしまう(?)という何とも訳の分らないお話でした。  しょせんドラマですので脚本家・演出家の好きなように描いてよいのですが、ご覧になった方はくれぐれもこの話を史実と受取らないようにお願いいたします。  さて、今回の放送で私が気になったのは秀吉のおいの秀次です。昼間から . . . 本文を読む
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Welcome!The Samurai Archives Citadel Japanese History Forum

2011年04月21日 | 427年目からの挑戦
【2011年4月21日追記】  Brandon Schindewolfさんの論文について下記のページのコメント欄でフロイス・2さんの調査結果が報告されていますのでご覧ください。   ★ 賢者は歴史に学ぶ 【2011年4月3日記事】  私のブログの閲覧元URLに最近、英語のサイトが出現しました。外国人が私のブログを読んで下さっているということです。  そのサイトがThe Samurai Archi . . . 本文を読む
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大河ドラマ「江」の歴史捜査14:江の離縁

2011年04月20日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 先週の「江」は秀吉と家康・織田信雄(のぶかつ)が争った小牧・長久手の戦いの結果、佐治一成(さじ・かずなり)に嫁入りしたばかりの江が秀吉によって強引に離縁させられるお話でした。  ★ 江の嫁入り  離縁させられた原因としては一成が家康に船を提供したことが秀吉の怒りを買ったためと描かれていました。  この説はWikipedia「佐治一成」の記事でも怪しげな話であって、いろいろ議論があるように書かれ . . . 本文を読む
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大河ドラマ「江」の歴史捜査13:江の嫁入り

2011年04月12日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 先週の大河ドラマ「江」は主人公の江が織田家の一門とされる尾張佐治氏の佐治一成(さじ・かずなり)に嫁ぐ決心をするお話でした。佐治一成は歴史上、全く名の知られていない人物です。Wikipediaで見ると母親が信長の妹ということですので、江とは従兄弟ということで、当時は名門中の名門だったのではないでしょうか。  ★ Wikipedia「佐治一成」  Wikipediaの記事によると秀吉が家康と戦った . . . 本文を読む
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創作活動への挑戦:鎌倉での油彩展

2011年04月10日 | 427年目からの挑戦
    (写真は鎌倉八幡宮へ続く若宮大路の桜)  本日、鎌倉駅近くの鎌倉生涯学習センターで開催された「藤浦恒仁 第六回 油彩展」に行きました。藤浦恒仁氏といってもご存じない方が多いのも当然です。氏は私の仕事上のお付き合いのある方で、三菱電機に長らく勤めて、現在は子会社の役員をなさっています。  お聞きしたところ、油彩を35年描き続けているとのことです。展示会も隔年で開催されているとのことで、アマチ . . . 本文を読む
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『本能寺の変 四二七年目の真実』出版2周年

2011年04月10日 | 427年目からの挑戦
 拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』の出版は2009年3月5日。出版2周年の記事を書こうとしていたところに大震災が勃発。ようやく少し落ち着いてきましたので、遅くなりましたが2周年のまとめをしておきます。   1.出版活動  出版部数は8刷2万1千部になりました。1周年では1万部でしたので、1年に1万部というペースです。  ★ 『本能寺の変 四二七年目の真実』出版1周年  私の目標とする「5年で . . . 本文を読む
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本能寺の変:賢者は歴史に学ぶ

2011年04月07日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 愚者は経験に学び  賢者は歴史に学ぶ  最近目にした言葉ですが、調べてみるとドイツの鉄血宰相といわれたビスマルクの言葉のようです。愚者は自分の経験にしか学ばないが、賢者は他人の経験である歴史に学ぶという意味のようです。  でも、その「歴史」というのが自分の都合のよい勝手な解釈であって、本当の歴史ではないとしたら、どうなんでしょうか。現実には、こういった例が多いのではないでしょうか。自分の経験 . . . 本文を読む
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大河ドラマ「江」の歴史捜査12:茶々と秀吉

2011年04月05日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 先週の大河ドラマ「江」は「茶々の反乱」と題して、秀吉の庇護を受けている茶々を秀吉が側室にしていくプロセスが描かれていました。秀吉が豪華な着物をたくさん贈ったり、その代わりに母親・市からもらった着物を処分してしまったり、それを茶々はじめ三姉妹が怒ったり、千利休が取り持ち役を果たしたりと現代のトレンディードラマ風のお話でした。もちろん、これらのエピソードはいずれも脚本家の創作であり史実ではありません . . . 本文を読む
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gallery元町:大震災復興支援マンガ展

2011年04月02日 | 427年目からの挑戦
【2011年4月2日追記】  27日の日曜日に見に行きました。本当に「急造のささやかな展示会」でしたが、明智悠の作品は「よく意味がわからないが何か引き込まれるものがあった」といった来場者からのコメントが書かれており、かなり好評だったようです。正に急造でしたが、漫画という新領域の開拓もよいチャンスにしてくれたら、と思います。  私の評価は「ぼのぼの」の面白さに通じるものがある、つまり来場者のコメント . . . 本文を読む
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