あかない日記

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ポーランド・クラクフ 56 クラクフ

2018-06-15 | ポーランド紀行

 

 

クラクフは ポーランドで 最も歴史ある都市の一つ。

17世紀初頭にワルシャワに遷都するまでは
ポーランド王国の首都であった。


ヴィスワ川の上流に位置し
市街地はヴァヴェル城を中心として
川の両岸に広がっている。

人口は 約76万人で
これは ワルシャワ  ウッチに続く 第3の規模の都市。

ポーランドの工業 文化の主要な中心地でもある。

また日本的には「ワルシャワが東京なら
クラクフは京都」とも言われる。


第2次世界大戦時
ポーランドの全土が壊滅状態にあった中 
クラクフはドイツ軍司令部があって
米英の連合軍の攻撃を受けるところだったが
”歴史遺産を破壊すべきではない”
ということで 
奇跡的に戦火を免れ
旧市街の歴史的建造物も無事に残った。

 

中世の街並みが残る「クラクフの歴史地区」は
 世界遺産第1号の12件の一つとして1978年に登録された。

因みに世界遺産第1号の12件の一つ
ポーランドはもう一つあり 2件登録されている
それはクラクフから南東13kmにある
「ヴィエリチカとボフニアの王立岩塩坑群」
(後日掲載)
 
  

  

クラクフから 北約250km先ワルシャワへ
    1596年に(ジグムント3世が最終的に
宮殿を移したのは 1611年)遷都が 行われた。 

   
 両市とも ヴィスワ川で 結ばれていることから
    上流にあるクラクフから この川を利用して
物資等が運ばれたのではと 思われるが。

ポーランドではヴィスワ川は
最長の川で 全長1,047km。

 

 

 


ポーランド・列車移動  55 クラクフ本駅

2018-06-14 | ポーランド紀行

 

 

 到着したクラクフ駅構内 
大きな地球儀が置かれている。

                                            地球儀をよく見ると 日本が危うい?!


この駅から寝台列車によって
チェコのプラハ オーストリアのウィーン 
ハンガリーのブタペスト ウクライナのリヴェィウ
などへ結ばれている。

 

クラクフ駅から
 隣接するショッピングモール
「ギャレリア・コラコウスカ」へ進む

 


店内には フランスの大型スーパーカルフールはじめ
ファッション 食品 本 生活雑貨 レストランなど
様々な種類の店が並んでいる。

また 最上階にあるフードコートでは
ポーランド料理や様々な種類の
地元料理を食べることができるそうだ。

 

  「MITAKO SUSHI」もあった。

 

「ギャレリア・コラコウスカ」 

 

     クラクフ本駅 (1847年開業)

外に出ると 広場にクリーム色の
「クラクフ本駅」の駅舎があった。
 現在使われていない。


今 通ってきたショッピングモールを
通過して利用するようになっている

 

 

 

 


ポーランド・列車移動  54 車外風景

2018-06-13 | ポーランド紀行

 
  11:24

 

 11:29

 

 

 

 

 11:32

 

11:35

 

11:38

ポーランドは”平らな土地” どこまでもフラットな景色が続く。

 

11:39 「KOZIOW駅」

 

 

11:47

 

11:48

 

12:05

 

 

12:18 クラクフ駅に入構

 

定刻通りクラクフに到着  2時間30分の乗車であった。

 


ポーランド・列車移動 53 車内

2018-06-12 | ポーランド紀行

 

 

列車は 定刻9:50 ワルシャワ駅を発車。
 
  終着クラフクには
12:18到着 約250km 
所要時間2時間28分を予定している。

   その間 最高時速 250kmもあるそうだ。

 

 

   2等車は 2+2の4列シート。

各シートには 照明が 
ひじ掛けには 電源(250V)

 足元には ごみ入れが備えられている。

 

                

 
発車から30分ほどして
ドリンクの車内サービスがあり

 コーヒーはインスタントだが 無料。
その他のジュース類は
ペットボトル入りで有料のようだ。

 

   

  車内ドリンクサービスもあるが
スナック・食堂車も連結している。

 

   サニタリースペースのトイレ

 

シートの上にも荷物棚があり
車内持ち込みもできるが
各車両とも荷物置き場がある。
また大型スーツケースも置ける。

 

   こちらの荷物棚には 
   「大型トランク」と「自転車」の
マークが見える。

 

    

連結                   昇降口

 

 


ポーランド・列車移動  52 列車

2018-06-11 | ポーランド紀行

 

 

 

 

乗車する高速列車 E I P (Express Intercity Premium)が
発車時刻 5分前に入線してきた。

時刻版では「3番線」とあったが 「4番線」?

 

 
ドアには 列車種・号車番号・行先等が表示されている。


 

 

2014年に登場した EIP(新型高速列車)は
 ポーランドを南北に走り

ワルシャワ中央駅とクラクフ中央駅との間 
約300kmをおよそ2時間20分で結んでいて

その最高時速は250km。
列車本数もおよそ 1時間に1本が出ている。


因みに 略称は


  INTERCITY(IC)は 国内主要都市間運行

 PKP(Polskie Koleje Panstwowe)
は通称 ペカペ ポーランド国鉄

 

 ●ポーランドの列車のタイプ

 ・EIC: (Express InterCity) - 国内優等列車

・EIP:  (Express InterCity Premium) - 国内高速鉄道

・EC:  (EuroCity) - 国際優等列車

・TLK:  (Twoje Linie Kolejowe) -格安急行
        急行列車(1 等 (1st class)  2 等 (2nd class)

・EX:  (Express) - 特急列車

・IR:  (InterRegio) 及び レギオ (Regio, R) - ローカル列車

 

 

 

国内路線の概要

 ポーランド鉄道は
ワルシャワ、ポズナン、ヴロツワフ、ウッチ、
カトヴィツェ、クラクフ、グダンスク、
などの主要都市間を結び その総延長は 23,429km。


また、ポーランド鉄道は PKPグループ会社のうち
長距離部門の PKP Intercity社と地
方輸送部門の PKP Przewozy Regionalne社の
2社によってほとんど運行されている。

 


ポーランド・列車移動  51 ワルシャワ中央駅

2018-06-10 | ポーランド紀行

 

  ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)

   

ワルシャワから古都クラクフへ
列車で向かうことで 
ワルシャワ中央駅へ

ワルシャワ中央駅は 
1975年 アルセニウシュ・ロマノヴィッチの
設計で 現在の駅舎が完成した。

 

駅舎は 共産党政権下の各国でみられる
建築様式の大きな駅舎で 
空港かとも見違うほどだ。

 

 

2012年には大改修が行われている。


地下鉄(地下鉄1号線)とは連絡はしていないが
バス、トラム、各近郊鉄道(ワルシャワ都市高速鉄道(SKM)社
マゾフシェ鉄道(KM)社ワルシャワ通勤鉄道(WKD)社の
旧国営3社)とは 接続している。

国際列車によって
ドイツのベルリン  ロシアのモスクワなどと結ばれている。


国内主要都市 グダンスク、カトヴィツェ
クラクフなどとも結ぶ I Cも発着している。

 

  

      当日チケット売り場        BILETONAT「券売機」

 

 列車の種類は
・EID (Express Intercity Premium)
・EIC(Express Intercity )
・IC (INTERCITY)
がある。

ICとEICとでは 
料金、所要時間が倍ほど違う。

 

 

9:50発 3番ホーム(ペロン)へ

 


ポーランド・ワルシャワ 50 トラム・バス

2018-06-09 | ポーランド紀行

 

 

ワルシャワのトラム(路面電車)は
ポーランド語で「トラムバイ」という。

大抵の路面電車は 2両編成で運行している。

因みに 開業は1866年 総延長120km 30系統

 

 

ポーランド語でバスは
「アウトブス(Autobus)」という。


昇降口は低床式になっている。

切符はバス・トラム・地下鉄全て共通。

切符は ルフ(RUCH)と呼ばれる売店や
コンビニ 券売機 バスの車内券売機などで購入できる。

ワルシャワ中心地の移動なら
20分間有効な切符が 1枚3.40ズウォティ(約100円)
40分券が 4.60ズォティ 60分券が6.40ズォティで
時間内なら何度でも乗り降りできる。

また 1回乗り切りの乗車券は
4.40ズウォティ(2017年8月現在)。

 

 

乗車口に切符を改札しなければならない

「検札機」が見える。

切符を差し込むと乗車した日付と時間が印刷される。
これを怠り 検札官に見つかると切符を所持していても
罰金(220ズォティ)を払うことになる。

 

 


ポーランド・ワルシャワ 49 ケバブ・ポンチュキ

2018-06-08 | ポーランド紀行

     

             zł                    こちらビックで

  

ワルシャワ人のファーストフードといえば
“ケバブ” というほど愛されている。

値段も程ほど、肉・野菜が入って腹持ちが
いいので簡単な食事にはピッタリ。


肉はマトンと鶏肉、パンの種類も
薄いピタパンともちもちの厚いもの

ソースも ソフト・辛い・ミックスから選べる。

 



もう一つ ワルシャワ人に好まれているのが

スイーツパン「ポンチュキ(Paczki)」。

いわゆるワイルドローズのジャムが
入ったリッチな”揚げドーナツ”。

毎年イースター(復活祭)が始まる46日前の
木曜日に行われる「脂の木曜日」に
食べるイベントおやつ。


「脂の木曜日」は 
カトリックの断食期間が
始まる前に行われていた行事で

現在では ポンチュキを食べる風習だけが残って
朝からパン屋や有名ポンチュキ屋には
行列ができるそうだ。


最近は いつでも食べられるが 
この日は 女性もひとつ300kcal以上もある
ポンチュキを いくつも食べちゃうそうだ。

 


ポーランド・ワルシャワ 48 動物園 

2018-06-07 | ポーランド紀行

 

 (映画ポスター)


先に「プラガ地区」で動物園に触れたが 

ここにも シンドラー 杉原千畝 に加えて
 “動物園” がユダヤ人300人を救っていたという

歴史秘話があった。

この動物園を舞台に繰り広げられた救出劇が
「ユダヤ人を救った動物園
       ~アントニーナが愛した命~」
として映画化され 2017年公開になっている。

ストリーは 第2次世界大戦中
ヨーロッパ最大規模を誇る動物園を営んでいた
ヤン・ジャビンスキ園長が夫人ともに
 ユダヤ人強制居住区域に忍び込み
ユダヤ人たちを次々と救出し

動物園の檻に忍びこませ
ドイツ兵に見つかった場合
自分たちやわが子の命も狙われるという
危険な状況にありながらも
夫婦はひるむことなく
困難に立ち向かっていく・・・。

 

*→ 映画予告編

 


ポーランド・ワルシャワ 47 ロシア正教教会

2018-06-06 | ポーランド紀行

 

 

こちらは プラガ地区にある
ロシア正教会の教会。


先にも触れたが この地区には
ロシア ウクライナ人が多く住み
「ロシア市場」があった。

売る品物は 違法なタバコ 酒 偽ブランド品
 海賊版のCDやDVD・・・などで 

買えないものはないといわれるほど
品数は豊富でまた安かったらしい。


当然にロシア人が住めば教会もあることになり
 市場の売上金からも寄進があったのか?

教会は立派で 陣内もキリスト教系の教会とは違って
金などの装飾が施されている。

文化科学宮殿を建設するため
ロシアから約3500人の労働者が呼び寄せられ
彼らの住む団地や 映画館
 集会所なども この地区に完備していた。

しかし工事中に亡くなった16人の遺体は
 このロシア正教墓地に埋葬されているという。

 


ポーランド・ワルシャワ 46 プラガ地区

2018-06-05 | ポーランド紀行

 

 

先に触れた 国立競技場(赤の線)がある
「プラガ(Praga)」地区(橙の線)は 少々治安が悪く
 ガイドブックでも 近寄らないよう案内されている。

 この地区は 200年以上の歴史があるにも関わらず
プラガが開発されたのは 1900年代に入ってからで
 大戦末期は ソ連赤軍が駐屯していて
街が破壊されなかった。

近年は アジア特にベトナム系の
移民も多く住むようになった。

ということからのようだ。

しかし  2015年には地下鉄2号線が開通し
 この地区の再開発が進んでいる。


動物園(緑の線)
があるのもこの地区。

近年 若いアーティストが集まるようになり 
安い家賃の古い工場や倉庫に
若いアーティストが住み着くようなった。

これを支援するNPOなどが集まるという現象は
20世紀の終わりごろから世界各地で見られ
発祥の地のニューヨーク・マンハッタン
南西部地区にちなんで「ソーホー」地区と呼ばれる。

この地区も「ワルシャワのソーホー」とも呼ばれている。


古い工場やアパートなどを再生してアトリエ
画廊 前衛劇場 パブなどが自然発生的に出現し
 街の建物の壁には 絵が描かれ 独特な雰囲気が漂っている。

東京・歌舞伎町のように 危険な雰囲気も
地区の個性・魅力として活かしているようだ。

 

 

 

 


ポーランド・ワルシャワ 45 サッカー

2018-06-04 | ポーランド紀行

 

                         (Web資料から)

 

前回 ポーランドのサッカーのことに触れたが

2018 FIFAワールドカップ がもう直ぐ始まる。

 6月14日から7月15日にかけて
ロシアで開催される
「第21回目のFIFAワールドカップ」は

東ヨーロッパでは初の開催となる。

 日本チームは監督交代でチームの
立て直しができるか?
ざわついているが。

日本と同じ “グループH” には
ポーランド、コロンビア(2大会連続6回目)

セネガル(4大会ぶり2回目)が入り
決勝トーナメント進出をかけて
争うことになっている。

 なかでも 第1シードとも言うべき
「ポット1」の国であるポーランドは
3大会ぶり 8回目の出場だが

欧州予選を1位通過してきている。

日本は 6大会連続の 6回出場だが
日本のライバルとして
クローズアップされているのが
ポーランドだともいわれている。

対ポーランドとは グループの最終戦(6/28) 
 この試合の勝敗によって どこのチームが
決勝トーナメント進出を果たせるかどうか
最も注目される戦いになる・・・。

 

 


ポーランド・ワルシャワ 44 国立競技場

2018-06-03 | ポーランド紀行

 

 

旧市街などのあるワルシャワ中心部と
ワルシャワを東西に二分する
ヴィスワ川を挟んで東側に 
赤白の外壁(夜はライトアップされる)と
観客席の吊り屋根の構造が特徴的な
外観のサッカー専用スタジアムがある。

1955年に建てられた
「旧10周年スタジアム」が 老朽化したため

2012年 新たに建て替えられ
収容人数5万人の「新ワルシャワ国立競技場」だ。

「サッカーヨーロッパ選手権2012」で
ポーランドが開催地になり
この競技場が
ポーランド対ギリシアの開幕戦で
世界に披露されている。

 


ポーランド・ワルシャワ 43 兵士

2018-06-02 | ポーランド紀行

 

 

市内を走る中
兵士を輸送するトラックを見る。

 ポーランドの軍事力を調べてみた。

予算は 約147億ドル(対前年GDP比2.0%)
(2017年:ポーランド国防省予算資料)

2016年予算からは対前年GDP比の2%
とすることがコミットされている。

兵力は 2015年現在 総兵力約10万人であるが
 クリミア半島の帰属を巡る
ウクライナとロシア関連の影響を受けて 
領土防衛のための追加旅団が 3つ創設し
 機動部隊(ユニット)も増強するため
15万人に増強するという。

なお徴兵制度は 満 18 歳に達した男女で
 期間は 9ケ月間であったが
 2009 年9 月に廃止された。

しかし 志願兵の登録が始まったともいう。

 


ポーランド・ワルシャワ 42 警察

2018-06-01 | ポーランド紀行

 

 

街角でポーランドのパトカーを見かける。

警察は ポーランド語で
「ポリツィヤ( Policja)」という。

ポーランドの治安は 
ヨーロッパの中でも 比較的安全な国という。

日本と大きく違うことは 
公共の場での飲酒が
禁止されているので 注意が必要だ。

一般的に発生する犯罪としては 
盛り場 電車 バス 駅などでの

スリ 置き引き 偽警察官などで 
金銭にまつわる犯罪が多い。

身近なことでは 
以前 トルコ旅行中のアンカラ駅で
 ツアー客の女性が パスポートや財布の
入ったショルダーバックごと
 二人の現地女性に盗まれた事件を思い起こす。

余談だが  河野太郎 現外相 
自身が 学生時代にポーランドで
警察に逮捕されたことがあったそうだ。

ポーランドに留学中の1984年
反共産政権で民主化運動を率いていた
自主管理労働組合「連帯」の議長
ワレサ氏の自宅で本人と面会した。
しかし ワレサ氏宅を出たところで警察に逮捕され
翌朝まで留置場に入れられた。
罪状は “パスポート不携帯” だったという。
                (産経新聞から)