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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

多分相手の勘違い

2010-02-14 00:44:38 | Weblog
 いよいよ冬季オリンピックが始まりました。
  待ちに待ったと言うことでも無いけれど、少なくともレベルの高い競技がTVで毎日観戦出来るのはあり難い。
 始まったところで言うのもおかしいですが、2週間後に閉幕された当座は寂しいでしょうねきっと。
そこからJリーグの開幕までに時間があきますから。
 ところで日本時間の朝11時頃から開幕式の中継が始まっていましたが、実はこれは余り興味が無いから、初めの方は見ていません。
 高校野球の大会とか国体の開会式でもそうですがパレードにはあまり興味が無いのです。
  オリンピックの場合はパレードの前後に何かをテーマにしたマスゲームとか音楽とか歌とかが披露されますが、どういうわけか私は乗れない。
 正直言って私の感覚では開会式が必要なら、参加者が並んだところ、あるいは全員着席したところで開会式を初めれば良いし・・・あるいはイベント的な開会式は無くても良いと思っていますが・・・式が終わったらそこで自由解散でも良いような気がする。
 何だか水を注すような、乗らない人間で申し訳ないですがそういう性格です。
  こういう意見・見方はブログと言う便利なものが無いと言いにくい。
 例えば職場で「オリンピックの開会式が感動的でしたね」と話しかけられたとします。
  敢えて自分の気持ちは言いません・・・言えば相手に水を差す水を差すみたいです。
 それに「嫌な奴」「何でも反対するへそ曲がり」「インゴウ爺さん」「人の反対を言って喜んでいるアマノジャク」だと思われるのが落ちで、以後話しかけられることが減るに違いない。
 私の答えは多分「織田君や高木美帆さんが映っていましたね」くらいで、セレモニーについては回避する筈です。

  だからと言ってこのスポーツイベントが嫌いなわけではありませんで、フィギアとかカーリングなどは大好きで、アイスホッケーやスピードスケートもTV中継があれば必ず見ます。
 要するにセレモニーが好きではないと言うことです。
  例えて言えば「アンパンを食べるのには、皮を食べなければ中身を食べられない?」・・・少し的外れな例えかも知れません。

 ともかく入場行進が「I」の辺りから中継を見ましたが、歌と踊りの辺りはほぼ居眠り状態で挨拶のところは『長いなー』と思いながら、いつ終ったのか知りませんでした。
 気がつくとフィギアの織田選手が写メを撮っていて、次にスピードの高木選手の顔を見たくらいです。
 
 マア私としてはこれから2週間は体調を整えてTV中継を見なくてはいけないから、ここは長い2週間の前のリハーサルですね。
 時差がだいぶあるので、休めるところで休んで置かないと寝不足になり仕事と両立しないと思いますから、幾分ネット碁と観戦は減るかもしれませんが、恐らく目先の願望に弱いので、トータルすると超過密な2週間になりそうです。
 どこかで1日は年休を取るのもアリかもしれませんが、これは来週早々にも予定を組んで届を出しておかなくては・・・

 ところで昨日と今日の対局
  1局目は向う先でコミを白から4目半・・・私はコミの関してケチ人間ですから、とても嫌な予感のするハンデです。
 案の定最後のヨセ・半コウに勝てず結果は半目負け嫌な予感的中(『盤面で白が4目勝っているのに』と叫んでも空しい!)
 そして次の対局が私の先番でコミ4目半出しの手合いで3目半負け。
  この場合は盤面で1目負けていますから、ともかく完全に負けなわけですが、2局トータルで4目負けで連敗。
 何目勝ったとか負けたとかは余り意味のある事では無いとは思うけれど、ともかく2局とも競り合って負けた形で、多分どこかに見落とされている隠された勝負所があったとは思う。
 こういう時はその次の1局が大事・・・とても大事だと思う。
  こういう、気持ちを引きずるような敗戦が続く時は、3局目以降雪崩状態になることもある。
 2連敗までは仕方が無いとして相手があることとはいえ3連敗は避けなくてはいけない。
  「2度あることは3度ある」は困るのです。
 そして3度続くことは、その後何回続くか分からない恐怖が伴ないます。

 3局目は私が先でコミ4目半貰い・・・貰えるのが嬉しいけれど、要するにその分相手が強いのですから油断など禁物。
  この碁は白さんにもしかして勘違いがあったと想像する。
 黒が白の大石を包囲して4目ナカデで取りに行った形。
  この時あくまでも包囲殲滅か、あるいは連絡だけは許す形にするかの選択をする場面がありました。
 両者とも時間をかなり使いましたが白さんは45分の内残り15分くらいで、私の方は白の考慮時間に考えることが出来たので25分くらいは残っている。
 私の選択としては基本方針は包囲で、なるべく周囲の白の響く形にする事で単独での楽な生きにはしないと言う方針。
 従って外に繋がるのならそれでも良いが後手であって且つコウ立てとしても数手使える形にして置くのが理想。
  問題は外との連絡は遮断しても白が先手で生きてしまってはいけない事と、仮にそうなった時に黒が手抜きしても白からの大きなヨセが残らない事。
 結果は包囲の中で白後手セキでしたから大成功だったと思います。
 これを、もしかしたら白さん生きと勘違いしていた気がする(確かにセキは生きですが地を持って生きていると言うように)・・・後で気がついたのですがどうも勘違いしていた節がある。
 地合いは黒が大差で良いと思うのだが、白さんは細かな寄せを最後まで丁寧に打って来る・・・。
  最後の半コウもコウ立ての続く限り譲る気は無さそう。
 (もしかしたらこの黒ならどこで自滅的な手を打つか判らないと言う期待があるのか)
 尤もこの場合私の方が2コウ足りないので、コウは勝てないのでコウは中止して譲ります。
  さて手入れが終わり地合い計算ボタンを押したところ私が白セキだと判断していたところを、パソコンが勘違いしていて黒のナカデの4目が取られていると判断していました。
 そこをセキに修正して再度計算すると黒16目半勝ち。
  (私の方は「この結果にOKボタンを押しましたが、相手からの確認が来ない・・・と言うことは白さんの計算結果と違っていたのか?)
  これですとセキの勘違いが実質10目に相当するので、ここが生きでも6目半は残っていた。
・・・と言うことは、もしかしたら白さん計算などしないで打っていたのだろうか?
 イヤ、セキの勘違いの他にもどこか勘違いがあって最後まで半コウ争ったのでしょう。

 さてさて、ともかく3連敗は逃れました。
  ここからは、仮に負けても連敗をしないことが大事。
 そしてどこかで連勝すると、一安心出来そうです。
  細かな話ですが、こういうところが注意が必要だと思います。
 連敗は歯止めをかけるのが大変ですが、連勝は相手があることですから運も無くては出来ないのです。