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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

計算AIちゃん

2008-09-09 18:14:45 | Weblog
 今ならもしかしたら計算アイちゃんと呼ばれたかも知れない。
 ”アイちゃん”は相当無理な感じですが・・・昔住んでいたところがaizomechouなのでそれを名前にしていますが、住んでいた頃は当然アイちゃんではなくて名前の上のほうを取って同年代か下の子からは○○クン、年上あるいは大人からは○○坊、親戚のオバサンなら○○坊クン・・・。
 そんな中で一人だけ私に”さん”をつけて呼んでくれる人がいました(いつもではないけれど)。
 祖母だけが私を”さん”づけ・・・”計算○○さん”と言う呼び方です。
 私は外孫ですから一緒には暮らしていませんが、祖母にしてみれば娘の家なので気楽に遊びに気安かったのでしょう。
 それに母が余り丈夫ではなかったのでよく遊びに来てくれました。
  そして祖母と一緒におつかいに行ったものです。
 もっとも今の生活で、スーパーに買い物に行く感覚とは違います。
 たいていの食材は行商でも間に合うので、足りないものと、行商が来ないものを買いに行く。
 行商と言えばリヤカーの八百屋は毎日来ます・・・隣の町内には大きな八百屋が2軒あるから選択肢が広かったかも?
 同じ用に引き売りの魚屋も来れば、隣の町内に店を構えている魚屋さんが御用聞きに来ます。
 豆腐・納豆は当然売りに来ます。
 酒屋さんも御用聞き
  それに季節のもの・・・例えば浜名湖の牡蠣、遠州の若布、地元では干物、カツオなどは漁師の家のおばあさんが乳母車に乗せて売りに来ます。
 ミカンや、イチゴも・・・りんごは信州から行商。
 山芋とか野蒜、きのこの類は山の方に住んでいる知り合いからもらえるし、生のシラス・サクラエビは親戚に漁師の家がある。
  思い出すと・・・お金はなかったけれど意外豊かな感じもしますね。
 ともかく、買い物だってそれほど必要は無い・・・それに祖母も畑を持っていて、いろんなものを持ってきてくれたし。

 ともかく一緒に買い物に行くと・・・当時の商品は本当に1円単位ですから、細かいけれど暗算できる価格。
 脱線ついでに、行商のアジの干物が1枚10円でサンマが8円の時代。
 八百屋に買い物に行って、買いながら暗算をして100円札でお釣りがいくらになるか計算をするのです・・・それで八百屋のオバサンがソロバンで計算するより早くて正確・・・祖母が喜んで「お前は計算○○さん」だねと呼んでくれたものです。
 マア、その頃は祖母の自慢の孫だった。

 そのまま素直に成長すれば良いものを、道を間違えたと言うか「10で神童、15で天才、20過ぎればただの人」というわけで、”なれのはて”。
 それでも、計算をする習慣だけは残っている。
 囲碁を打つ時、観戦する時も、盤面を見てすぐに計算をしたくなるのです。
 勿論精度はザルクラスですが、計算をしなくては気持ちが悪い。
 要するに何か事を起こしベースに計算などの基礎が無いと気がすまない・・・その割には肝心なところで”どんぶり”をやってしまいますが・・・
 そういう性格なのでしょうね・・・そのせいか?石田芳夫さんが好きです・・・丁度私の学生時代とダブっていますし。
 ともあれ、素人なりに計算に拘るところはあるので、自分の計算が確かめられると、別の喜びも感じたりします。

 ところが先日天邪鬼的に、一切計算無しで打ってみようと言う気になりました。
 "無し”と言っても、複数の手の大きさを較べたりはしますが、要するにその時その時の”最強”みたいな手を考えてみようと・・・多少妥協しても安全を期すと言うような考えをしないで・・・
 当然中盤で激しい争いになり、折衝が一段落したところで相手が投了。
 私は一切計算していなかったので”唐突な投了”と感じたのですが、棋譜を再現してヨセをシュミレーションすると、どうやら私が10目近く残るらしい。
 それくらい違えば投了も止む無しでしょうが・・・当然と言うか、相手も計算していることが分かった。
 ですから、今回はうまく行ったけれど、今後もキチンと計算をしないといけないだろうと思ったものです。