あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

HIT SONG PHOTO STORY④

2010-03-12 17:25:32 | 書籍・雑誌
「HIT SONG PHOTO STORY:許されない愛」
③の続き、完結編です。
ゴーインに話がまとめに入ってます~。



↓以下記事文(※読みにくいので、テキトーに改行しました)
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ゆかいに語りあい、楽しくすごしたまいにちは、あっというまにすぎ去ってしまった。
小麦色の肌も、すきとおった瞳も、やはりぼくのものではなかったんだ・・・・・・。

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羽田空港――
送迎デッキに立って、綾子が現れるのを待ちながら、研二はたまらなくなって、
綾子の手紙をひろげた。

「研二さん、私は罪深い女なのです。お兄さまを、殺したのも、私です。
お兄さまが亡くなった、あの危険な山へ、アタックしようとしたのは私の兄でした。
でも兄は、その目的を果たす前に、病死したのです。
お兄さまは先輩に当たる私の兄の意志をついで、あの山へのアタックを決意したのです。
そのお兄さまを、私は愛していました。
山のアタックが成功すれば、私たちは結婚することになっていました。
けれど、お兄さまは・・・・・・。

もし私の兄が、その山の計画を、あなたのお兄さまに話さなければ、
あなたのお兄さまは、死なずにすんだはずです。
私はクリスチャンだった、あなたのお兄さまの霊に一生つかえるため、
イタリアへ行き修道院へ入る決意をしたのです。
そしてすべての手続きをおえ、日本へ整理のために帰ってきたとき、
弟のあなたとめぐりあってしまったのです。

研二さん、神につかえる身の私が、いってはいけないことば"愛”。
それを――それを私もあなたに持ったときの苦しみ・・・・・・。
私はこぶしの花が大好きです。その花言葉は"許されない愛"
さようなら、研二さん。
私たちの愛は、こぶしの花の花ことばのように"許されない愛"だったのです」

その手紙のなかに、ロザリオが入っていた。
綾子の金色のロザリオが・・・・・・。
そのときジェット旅客機にむかって、歩いていく彼女の姿が――!
愛してはいけないその人。けれど愛してしまったその人を研二はみつめ叫ぶ。
「綾子さん!」
その眼に涙がキラキラ光っている。
爽やかな朝である。
悲しいくらいに晴れた、爽やかな朝である。


出演
研二=沢田研二
綾子=西由美子

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↑記事文ココマデ(終わり)




皆様、今パソコンorケータイの前で、感動に包まれてますか~~~?
フリーズしてませんかー(笑)

しっかし凄くないですか、綾子さんのお手紙。いきなり
「お兄さまを、殺したのも、私です。」
なんて書いてあるから、綾子!殺っちまったのか!と、ひっくり返りそうになりましたが、
いくらなんでも、そうじゃなかったですね、ハイ。

イタリアの修道院ってのも、唐突すぎてワケわかりませんが、そこまで決意していながら、
弟に会ったら一目でふぉーりんら~ってのも、なんともはや。

しかし、ラストシーンがヒロインの涙ではなく、「涙がキラキラ光っている」研二さん
になってるところは、さすが、じゅりファンのツボをおさえてありますね。




よく見ると、視線があさっての方向を向いてる研二さん。
隣の席の人が、おいしそうなものを食べてるとか?