Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

シーナサーフにて  ブローハウにて

2010-06-29 06:55:36 | ThinkAbout..


週末にちょっくら沖縄に行ってきた。
梅雨明け高温で、オイラ的には熱中症まであと5分!っていうくらいヤバイ暑さだったな。

まず初日、SUPを借りて、素潜り洞窟探検でもしようかと思いついた。
『青の洞窟』という岬先端のスポットがあるのだ。
洞窟の中には神秘的な海が広がり、頭上から射す何本かの太陽光線は海中を照らすに十分。
スタンドアップから飛び降り、水中マスクをして、青や赤や黄のお魚さんたちと戯れるなんて、
想像しただけでウキウキでしょ!

さて、SUPのレンタルはあるのだろうか??

【沖縄 スタンドアップ サーフィン】をiPhonで検索。
(旅の友はiPhoneだすな!完全モバイルっす!)

ヒットしたのは『シーナサーフ』。
ムーンビーチからすぐのサーフショップだ。
良い名前で覚えやすい。
なんとなく親近感がわく。

早速歩いてシーナサーフに向かった。 恩納村、ルート58にある。
店のドアに手をかけたと同時に、親近感の理由を思い出した!
【シーナサーフ】は日本一周チャリンコサーファーやなっちが出発したところだったのだ。

こざっぱり、エアコンの効いたお店にはナカザワさんという素敵な女性が留守番していた。
沖縄のサーフィン事情や、スタンドアップのことなど、そしてやなっちのことなど、
彼女といろいろ話す時間が持てた。

やなっちの旅について、うまくは伝えることができなかったが、
「男が夢を持って旅に出るのは本当に一大決心なことで、
日々の出来事の捉え方はとてもピュアでナチュラルで学ぶべきところが非常に多い。
応援しているつもりが、応援されていることに気づいた。」
などと言った。

彼女はえらく感動してくれた。
その喜び様から、やなっちが如何にまわりに愛されているかが手に取るようにわかった。

彼女は店のレジのところからA4の白い紙を持ってきて
メッセージを書いてくれとオイラに頼んだ。

オイラは快諾したものの、なかなか気の利いた文章など書けるわけがない。
まあ、とても素直な気分でシンプルに書いて彼女に渡した。

(翌日、彼のブログにオイラのメッセージが載っててビックリした!
やなっちは茅ヶ崎のNさんと書いてくれたが、メッセージには本名があり、
沖縄らしい?楽観さに大笑い)

帰りの機中で、ナカザワさんとのやり取りを思い出した。

過去、全く縁がなくとも、とてもすんなり会話できる相手に巡り合うことがある。
ナカザワさんはそんな感じの女性だった。

やなっちという人は、目的を持った上で、不特定多数に発信する。
それを、意識した上で、受信する。

ここには一方通行ではあるが、繋がりが生じる。
受信者同士は単純に繋がりやすい。当然である。だから話ができたのである。

オイラはその繋がりという字が脳裏をよぎったとき、なるほど、と思った。

さて。旅というのは、シナリオのない自分が主人公の芝居であり、
今の世の中、ITを使えば無数の観客に自分の芝居を見てもらえる可能性がある。

観客が飛び入りで芝居に参加もできる。

それってどういうことなのだろう?

人生に対する前向きな姿勢と言うのは、少なからず無理をしなくてはならない。
その無理こそが、自分をプッシュした芝居だったり、演出だったりするのだ。
だめな演技したっていいのだ。
だってアップダウンあった芝居の方が面白いに決まっている。

でもね、役者がダメ俳優だったらだめだ。
日本一周で何よりいいのはやなっちがとてもいい俳優なのである。
人が周りに集まってくる人間は良い人に決まっている。
彼はそれをどんどんアピールして、やはり文章に残すことが必要なのである。
それって多分アーティストって呼ぶんだろうな。
その方法がたまたま旅であり、そして繋ぎをよくするものが波乗りなのか、、
じっくり彼と話してみたいものだ。

ナカザワさんを通してやなっちを知る。
やなっちを通してナカザワさんと話す。
人は繋がっているものですなあ。

。。。。

話は別だが、ムーンビーチ内のウインドレンタルはブローハウが行っている。
そこにトクナガくんという23歳の若いナイスガイが店番をしている。

リグをセッティングし、バラし、運び、お客さんに注意事項を伝え、レッスンし、
とても大変なチカラ仕事である。
最終日、風が吹かなかったので、彼とビーチでのんびりじっくり話した。

彼は、ウエーブをしているとどういう気分になるのか、しつこくオイラに聞いた。
彼はウエーブにとても興味を持っており、彼にはウエーバーが孤高の存在のようだ。
沖縄はそのようなコンディションにならない。

波に乗った気持ち、波に返された気持ち、ジャンプした気持ち、などなど、
オイラはオリオン飲みながらだったので気持ち良く話した。

御前崎の冬は3点台でダブルになり、激流と凍える寒さで、
選ばれし者しか乗ることを許されないだぞ、というと、
是非選ばれし者になりたい!と目を輝かせる。

ここはフラットだから、オーバーめでいつもスピード一番になること。
切れたジャイブができるようになること。
そうすればウエーブの方が簡単かもよ!と付け加えた。

エメラルドグリーンの海を目の前にしていると、
ナカザワさんやトクナガくんのように、
いつもピュアな気持ちでしかも前向きに日々を暮らせるのだろう。
とてもいい人たちでした。
海を愛する人に悪い人はいない、やなっちもこういう性善説で旅に挑んでいるのだろうね。

こういう話を、一言で言えば、KEEP ON SURFIN'になるのだろうか。
奥深い言葉ですな。