セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

祝世界遺産)富岡製糸場③

2014-06-29 | 旅行 見学
  群馬県富岡市富岡1-1に所在する富岡製糸場は2016.6.21(現地時間)世界遺産に認定された。直ぐ富岡市では上毛新聞から号外を発行し群馬県全体で祝った。私自身は2年前から行きたくて、会社の後輩に頼んでいたけれど、なかなか叶わず、今回の旅であっと言う間に、ドライバーY子は軽井沢から、ひとっ走りしてくれた。内心は未だ未だ混雑していると思われるので、落ち着いてからで良いじゃないとも思っていた。ドライバーは思ったら迷わずのタイプなのであれよあれよと、訪ねる事が出来た。ネットで見ると6月は連日混雑、超混雑、☓って無理だよとの表記。天候も悪いし行く事は無理と思い出発したのに、Y子の行動力に脱帽。確かに町の中は祝いムードで観光客を歓迎して呉れていて皆さんの笑顔が印象的だった。

富岡製糸場に着くや否や20~30人に一人ボランティアさんが付き、てきぱきと案内をして下さった。私達は殆ど待ち時間も無く、蚕が糸になる迄の工程や、特徴の有る建物の紹介の紹介をして下さった。フランスから指導員を迎え、女工さんを募集し稼働をした。女工さんの寄宿舎を建てたり、工場内で勉強も出来る様向上発展して行った。
       

      

   
  屋根の上の小さい屋根は工場内の調節の役目をしている。
  ボランティアの女性は、てきぱきと聞き易いお声で手際よく説明をして下さる。

   
                          2階は貴賓館になっている 

  
                     当時の女工さん達の作業振り
  

  
 煉瓦の特徴はサイズの長短を交互に積んで壊れにくい工夫をして有る。柱は縦横共に一本柱。近くの妙義山等のご神木を切りだしたりしている。

 

    
      広いグランドの奥に女工さんの寄宿舎が並ぶ。
HPより
 富岡製糸場は、明治政府の殖産興業政策にもとづいて設立された官営模範工場で、日本の蚕糸業の発展に大きな影響を与え、民間へ払い下げられた後も一貫して製糸工場として機能し続けました。日本の近代化、経済・産業発展の歴史を物語る証拠であり、設立当初の敷地と主な建造物が良好な状態で保存されていることも大変価値が高く、貴重な文化遺産であるといえます。

 富岡製糸場のように、歴史的・学術的に価値の高い文化遺産である旧(ふる)い工場や鉱山、製鉄所などの産業施設は「産業遺産」」と呼ばれ、近年関心が高まっています。価値の高い産業遺産の中には既に世界遺産リストに登録されているものも少なくありません。
 富岡製糸場と同じ繊維産業の工場では、ダーウェント渓谷の工場群(イギリス)、クレスピダッタ(イタリア)等が世界遺産登録されています。