突然の梅雨明け

　　　　　　　　　　　　　　　　　山ゆりってどうして香りが強いの？何を主張しているのかな？

昨日までの湿度の高い纏わりつく蒸し暑さはどうしちゃったの？
平年より6日早い梅雨明けと言うけれど畑仕事をしたいアミーさんはもう一雨欲しかったな。

私の畑は大分腐葉土を入れたと思うけれど未だ少ないらしく地割れしてるのよ。
夕方水撒きするしかないか。

それにしても、例年だと「梅雨が明けますよー」「もう梅雨が明けるかなー」「間も無く梅雨明けですー」と
カウントダウンの如く待ってる物じゃなかったかしら？

朝起きると同時に「明けました」突然言われても準備が出来て無いッつーの。
そう言えば湿度も低く爽やかな風が吹いている。

まあ大物洗濯もしたし、布団も干したし気分も上々です、かな？

移動マーケット

　　　　　　　　　　　　　　　　5月田植えの頃から蕾をつける「やまゆり」30本位見えた。
　　　　　　　　　　　　　　 　満開で昔と同じく強い香りが漂っていた。自生らしい。

例にもれず我が故郷も高齢化まっただ中。
両親も買い物に行く事も出来ない超高齢者。

お喋りしていると大きい音で童謡を流しながらトラックが来た。
実家の庭でＵターンをすると「おばさーん、今日は何か要る？」と元気な女性が声をかけた。

母は「トマト有るかい？」なんて家の中で座ったまま返事をする。
色々見つくろって母に渡す。

その光景を見ていて感謝の気持ちで一杯になった。
歳をとったからと毎日食事をしないでは居られない。さりとて自転車で買い物に
出るわけにもいかない。

お店が家まで来てくれるのだ。３つ位のを回るんだそうな。
何処のお家もこの音楽が聞こえるとホッとする事だろう。

高齢者ばかりなので台所まで届けているんだって。
ちなみにトマト5個。私の近くのマーケットでは１個200円で売っていた大きさの
新鮮で立派な物が￥490だと。
安いじゃない！。
東京に買って帰りたくなったがぐっと我慢した。

田舎も昔は子供が多く賑やかだったがシーンとしている。
野原もたまに軽トラックが行くくらい。

変わらないのは自然だけ。

南房総市千倉町

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　門口に咲く花　ノウゼンカズラ

【ふる里よきかな】

うさぎ追いしかの山～小ぶな釣りしかの川♪
思わず唄いたくなるような気分

父の日行く事が出来なかったので会いに行った。
南房総と言うのは開発が遅れていたため我が故郷は山の形も変わらず
私の幼い頃の景色が殆ど残っている。

父母と２時間お喋りし帰京するつもりだったが、兄の畑に寄ると来客との話が終わった所なので
珍しい事だが兄弟(姉・兄・私)３人で畑の箱に腰かけ話込んだ。

昔は２歳ずつしか違わない３人なのでよく喧嘩もしたがこの歳になるとお互いの人生の話が絶えない。
昔話や親の話等、５時のバスで帰る予定が明るいのでうっかり長話し。

「アレーもうすぐ７時よー！」日が長いので畑に居ても時間の感覚がなく慌てて退散。
兄は長男なので子供の頃から実家の跡継ぎとして育ち紆余曲折を経験し現在に至っている。

以前は険しい顔の時も有ったが、今日は、わりとすっきりした表情だったので安心した。

もう暫らく今の状態が続いて欲しいなーと願った。
故郷の山や原っぱは変わらず、穏やかな風が吹いている。

兄のカーネーション畑