INAちゃんのボヤキ★

ビッグマンのボヤキ&日記…って最近競馬予想blogになっとりますがw

朝日新聞コラムから感じる亀田の試合。

2006-08-08 22:17:54 | その他スポーツ
今朝の朝日新聞スポーツ面に、編集委員・西村欣也さんのコラムが載ってました。
題は…
「亀田が落ちたクレパス」

とりあえず全文載せてみます。

リアル(真)とフェイク(偽)のはざま、スポーツと興行の間にあるクレパスに、
19歳の若者が落ちた瞬間だった。
WBAライトフライ級王座決定戦。
亀田興毅の判定勝ちがコールされた瞬間、猛烈な逆風が亀田陣営に吹き始めた。
ヤフーのネット投票では亀田の勝利と判定した人はわずか3%だった。
試合を放送したTBSには6万件を超える講義が寄せられた。

取材をしていて、明らかなフェイクを目の当たりにした。
試合終了直後の記者会見だった。
亀田の横に着席した父・四郎トレーナーに、チャンピオンベルトと同仕様のベルトがWBAから渡された。
「お父様にも特別なベルトをご用意しました」。WBA関係者は話した。

亀田が勝利するという
ストーリーが事前に準備されていた。


ベルトとは世界に一つしかない価値の象徴だ。
比喩ではなく命をかけてそれを取りに行くのが王座決定戦である。
父用にもうひとつあらかじめ作っておくというのは、
スポーツに対する興行の冒涜でもある。


興毅自身の仮面もはがれていった。
パフォーマンスで見せる相手を威嚇する鋭い眼光はリングでは失われていた。
わずかなおびえをたたえた少年に近い目が、リングの上にあった。
試合後、さらにはっきりと見えてきたものがあった。
「おやじ、育ててくれてありがとう」。
そう叫んだ後に続けた言葉に心を揺さぶられた。
「お母さんもおれを産んでくれてありがとう」
母は父と離婚し、別居している。その母に、彼は涙声で感謝の気持ちを表した。

亀田のボクシング自体にフェイクはかけらも混じっていない。
スポーツと興行の間で最も悩んでいるのは亀田自身ではないだろうか。
彼が内に秘める繊細さが、将来の道をひらく武器になれば、と思う。


試合が終わって1週間になるが、ボクシングに詳しくない俺が言うのもなんやけど、
未だにあの試合が八百長試合やというのを変えるつもりはない。

12ラウンド中7ラウンド取っていたと言っても、11,12ラウンドは明らかに足元がおぼつかない。
こんな対照的な両選手を見て、フラフラの方が勝つなんて、世間一般おかしいと思うのが当然。
TBSに抗議の電話が6万件入るのも分かる。

しかも、亀田用にベルトを新調していたようだ。

正直これは協栄ジムだけが出していたのではない。
絶対TBSが出している。しかもかなりの額を。
だったらあんなしょうもないレコード大賞を1日ずらしてでも、大晦日に試合をしろなんて言わんよな。
亀田はTBSのためにやってるんじゃないぞ。
久々にええ選手が出てきたと思ったのに、テレビ局に潰される選手にはなって欲しくない。

とにかく、こんな試合を許していたら、ボクシング人気も必ず廃れる。間違いない。
絶対許しちゃいけない。
まぁ人それぞれ意見があるとは思うが、俺は曲げない。
コメント (5)
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