たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2000年初演『エリザベート』プログラムより‐鈴木綜馬さん

2024年06月10日 13時31分54秒 | ミュージカル・舞台・映画

「私がどんなにシシィを愛したか誰にも分からないだろう‐晩年、フランツはよく呟いていた。この作品を通して少しでも僕の魂を癒すことが出来れば・・・あっ、でももしかしたら彼は輪廻転生して僕に生まれ変わっているのかもしれない。今再び演じられることの幸せを噛みしめ、何か運命的なものを感じてしまうこの舞台との出逢いに心から感謝する。素晴らしいスタッフ&キャストであやなす19世紀ヨーロッパを篤と御覧あれ!」

「<すずき・そうま>と読む。穏やかで知的な雰囲気に溢れていて、まさにオーストリア皇帝=フランツ・ヨーゼフにはまり役に見える。演出の小池修一郎によれば、「長い間、国家を治めていた皇帝で、日本で言えば明治天皇のような方。ヨーゼフにふさわしい雰囲気を持っている」というのが鈴木評。ピアノに乗馬という趣味も、いかにもか。小学5年生から中学1年生まで、イギリスで暮らした関係で、英語が堪能、大学も玉川大学文学部国語学科で英語を専攻。その得意なエイトでまつわるエピソードがある。本舞台への出演が決まって、役作りのため、ウィーンへ飛び、シェーンブルグ宮殿の前を散歩していたら、現地の人から理由を聞かれ、舞台『エリザベート』の役作りだと応えたら、なぜ、日本人がわれわれの国の話をやるのかと質問された、「おうむ返しに、なぜ、やってはいけないのか、と逆に質問しましたよ」と、鈴木。現在は、その懸念した男性の言葉に負けぬよう「立派な皇帝を演じたい」と語っている。

 スタートは、劇団式。1983年、「ジーザス・クライスト・スーパースター」で初舞台。その後、四季のヒット作品に数多く出演。98年に退団。舞台は、この『エリザベート』が、一年半ぶりの復帰第一作となる。テレビでは、今年2000年のNHKテレビ正月時代劇『蒼天の夢~松陰と晋作・新世紀への挑戦~』に、杉梅太郎役で出演していた。東京都出身。」

 


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