たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『木靴の樹』シナリオ(21)

2017年12月03日 16時11分15秒 | 映画『木靴の樹』
(フランス映画社発行のパンフレットより引用します。)

*厩

フィナール「何をしている? それが仕事か? この碌でなしめ! 牛乳の入った桶はひっくり返すし」

ウスティ「自分でやれ(厩をとび出す)」

 厩で仕事をしているうちに、また派手な親子喧嘩が始まる。

フィナール「出て行かんと頭を叩きわるぞ、畜生め! とっつかまえて殺してやる! ドラ息子め!」

次男「パパと兄さんが喧嘩だ」

フィナール「おぼえてろ! 畜生め! 今度こそぶっ殺してやる!」

 犬がけたたましく吠え、騒がしさが増す。男達がかけ寄り、必死で2人をひき離そうとするが、なかなかおさまらない。

フィナルダ「神様、どうかやめさせてください」

 妻のフィナルダが嘆き、男達がフィナールを押さえつけると、ウスティが2階に駆け上がっていく。

フィナール「このごろつきめ! 畜生め、呪われろ!」

フィナルダ「おおマリア様」

フィナール「親に手向う者は、一生神の祟りに会うぞ」

アンセルモ「口をつつしみな。神は父親の罵りを許さんぞ」

 その言葉にハッとしたのか、疲れたのか、急にしゅんとなるフィナール。戸口に立って、遠まきに様子を見ていたバティスティ―ナとミネクとトゥー二。傍でフィナルダが泣いている。

バティスティ―ナ「(子供達に)ここにいなさい」


*小川(朝)

 ルンクの後家さんが洗濯をしていると、テレジーナが駆けつけてくる。

テレジーナ「母さん、牛が立ったわ!」

ルンクの後家さん「まさか!」

 厩に駆け出す2人。

*厩(朝)

ルンクの後家さん「じいちゃんに早く知らせて」

テレジーナの声「じいちゃん、母さんが呼んでいるよ。早く厩へ・・・。牛が起き上がったわ!」

ルンクの後家さん「(厩に貼ってある聖母マリア様の絵に)感謝いたします」


**********************

 12月最初の休日、部屋でずっと緊張しながらひきこもって荷物整理をしているのも疲れてしまうのでささやかな息抜きのひととき。これから美容院です。まだまだ捨てるものがあって荷物はなかなか減りませんが、明日からまたきびしい一週間が始まるのでそんなにやれず、ブログに書きたいこともまだまだあるのですがそんなに書けず、休日は終わっていきます。玄関口を出る時、目と鼻の先のオッサンは明らかにいる気配なのでスマホで音楽ききながらでないと緊張してしまって部屋を出ることができません。部屋を出る時不安神経症とたたかい続けているわたしにはこたえること。なんとかならんかね。コンビニかなんかとゴミ出し以外ずっと部屋にいるなんて心身が健康な者にはできないことなのでどんなリスクをもっているやら、気味が悪いばかりなり。当たり前みたいなことが実はいちばんむずかしいんですよね。何度も同じことを書いてしまいますが、普通がいちばんむずかしいんです。お父さん、お母さんと一緒の赤ちゃんや子どもちゃんをみると、普通の家に生まれてよかったねって思うこの頃、愛されながら無事に育っていきますようにと心の中で祈らずにはいられません。当たり前すぎると気づきませんが、当たり前みたいな日常こそが尊い、普通がいちばん。

 今度の土曜日は『Pukul』、久しぶりの生の舞台。タカラヅカスペシャルのライブビューイングまで2週間と五日になるのかな。待ち遠しいなり。

 




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