(東京国際フォーラム公演プログラムより)
「演出;山田和也
石丸幹二さんをタイトル・ロールに迎えた『ジキル&ハイド』の初演は2012年。2016年に再演され、今回が3度目の上演です。2001年の日本初演以来、私にとっては今回で7度目と言うことになるのですが、『ジキル&ハイド』は何度稽古しても毎回が新鮮です。稽古に入るたびに新しい発見があり、新たなキャストと出会うごとに新たな刺激をもらいます。「これで十分」ということがまるでありません。
『ジキル&ハイド』で語られるのは、正しいと信じる道を突き進んだ先にある破滅です。ヘンリー・ジキルの”命を賭した”実験は崇高な動機で始められました。が、それは思いもよらない結果を招くことになりました。しかし、この物語ではそれと同時に、愛すること、信じること、友情などの尊さや美しさも描かれます。社会の不正や権力者の横暴な振る舞いなども出てきます。
つまるところ『ジキル&ハイド』は人生の全てに触れています。この世に存在する美しいもの、貴いもの、汚らわしいもの、残酷なもの、そのすべてが『ジキル&ハイド』にはあるのです。人間は年齢を重ねるごとに新たな物の見方を獲得して行きます。『ジキル&ハイド』に人生のすべたが含まれているのなら、上演のたびに新たな発見があるのもあながち不思議なことではありません。
今回の”刺激的な”ニュー・キャストは、笹本玲奈さん、宮澤エマさん、田代万里生さん、福井貴一さん、そして川口竜也さんです。笹本さんは前回まではエマ役でしたが、今回はルーシー役にチャレンジです。石丸さんをはじめとする続投するキャストとニュー・キャストの化学反応が、きっと新しい『ジキル&ハイド』を生みだしてくれるに違いありません。
人生で起こることのすべてを、鳥肌が立つほど壮大、かつ官能的な音楽で描いてみせたミュージカル『ジキル&ハイド』。いつまでも上演され続けることを願って止みません。」
「演出;山田和也
石丸幹二さんをタイトル・ロールに迎えた『ジキル&ハイド』の初演は2012年。2016年に再演され、今回が3度目の上演です。2001年の日本初演以来、私にとっては今回で7度目と言うことになるのですが、『ジキル&ハイド』は何度稽古しても毎回が新鮮です。稽古に入るたびに新しい発見があり、新たなキャストと出会うごとに新たな刺激をもらいます。「これで十分」ということがまるでありません。
『ジキル&ハイド』で語られるのは、正しいと信じる道を突き進んだ先にある破滅です。ヘンリー・ジキルの”命を賭した”実験は崇高な動機で始められました。が、それは思いもよらない結果を招くことになりました。しかし、この物語ではそれと同時に、愛すること、信じること、友情などの尊さや美しさも描かれます。社会の不正や権力者の横暴な振る舞いなども出てきます。
つまるところ『ジキル&ハイド』は人生の全てに触れています。この世に存在する美しいもの、貴いもの、汚らわしいもの、残酷なもの、そのすべてが『ジキル&ハイド』にはあるのです。人間は年齢を重ねるごとに新たな物の見方を獲得して行きます。『ジキル&ハイド』に人生のすべたが含まれているのなら、上演のたびに新たな発見があるのもあながち不思議なことではありません。
今回の”刺激的な”ニュー・キャストは、笹本玲奈さん、宮澤エマさん、田代万里生さん、福井貴一さん、そして川口竜也さんです。笹本さんは前回まではエマ役でしたが、今回はルーシー役にチャレンジです。石丸さんをはじめとする続投するキャストとニュー・キャストの化学反応が、きっと新しい『ジキル&ハイド』を生みだしてくれるに違いありません。
人生で起こることのすべてを、鳥肌が立つほど壮大、かつ官能的な音楽で描いてみせたミュージカル『ジキル&ハイド』。いつまでも上演され続けることを願って止みません。」