たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

緊張しました

2021年06月14日 17時31分03秒 | 日記
 4年前、2カ月半ほど暑い中を週5日懸命に通った道のり、駅から出るとすぐに思い出すことができました。緊張しました、緊張し過ぎて何度も言葉がすぐに出なくなってしまい、正直にそのように言うしかありませんでした。マニュアルを読んでことがないので、何回やっても模範的な回答もできなず苦手です。どうして国家資格を取ったのか、語り始めれば壮絶で二人分労働しながら夜間のカウンセリングスクールに一年間通い、その後通信教育課程で勉強した日々も壮絶で色々な思いがありますが、それらを長々と語る場ではないし、語るわけにもいかないので、なにも言えませんでした。いろいろな想いがあって勉強しましたとだけ。模範解答ではとうていないと思いますが、それ以上でもそれ以下でもなく、あまり言葉は出ませんでした、出すことはできませんでした。

 テレビを持っていないのでツィーターで昨夜のNHKスペシャルが、「若者たちに死を選ばせない」だったことを知りました。このタイトルに違和感をおぼえないわけではありませんが、NHKスペシャルに取り上げられたことで、若者たちの自死が多いという事実、コロナ禍でさらに若者たちは希望をなくしているという現実が認識されたことが大きいと思います。

 自死遺族の会で子どもを自死で亡くされたお父さん、お母さんの声をなんどか聞かせていただきました。それはわたしなんぞの想像力で推し量ることなどでき得るはずのない壮絶な声でした。これからのご自身の人生を健康的に生きていくことはむずかしいと感じたこともありますが、どなたも子どもが生きた証を忘れたくないと懸命に闘っておられました。御遺体が発見されてから身元が判明して自分のところに警察から連絡があるまでに10日ほどかかり、その間御遺体はずっと警察に保管されていた、身元が判明したあと警察が手配した葬儀屋さんのおかげでようやく荼毘にふすことができたという話は今も忘れることができません。初めて自死遺族の会に参加した時には、子どもを亡くされた方がこんなにもいらっしゃるのかと驚きました。

 警察の統計に身元が判明していない人は入っていないはずなので、身元不明者も含めると実態はさらに多いと認識します。コロナで亡くなるのが圧倒的に高齢者であるのに対して、コロナによって引き起こされた、あるいはコロナによって露わになった社会的要因によって亡くなるのは現役と若い世代であることはもっともっと社会の中で共有されてしかるべきだと思います。今日コロナで何人亡くなりましたという分母がない数字は必要ないと思います。

 前職はつらいカタチで終わりましたが、いろいろと勉強にはなりました。残念ながら環境がひどすぎましたが、困っている子どもの力になりたいという気持ちをなくしたわけではありません。年金保険料の天引きから放免されてフルタイムのプレッシャーがなくなった時にこそ、自分のペースでやれるのかな、やりたいという気持ちはあります。放免されたときには、今自分のためにかけている個人基金がささやかにあるので少し楽になるはずなんです。それまでの時間を経験つみながらどう生き延びていくか。世界が一日も早くコロナから回復していくことを祈りつつ、なんとかふんばる道をみつけていくしかありません。

 ほんとにね、血税は未来を担う若者や子どもたちのために使ってほしいです。子どもが高校いくのに借金しなければならないなんてあんまりだと思います。オリンピックのために何十兆円?も垂れ流した税金、心の中で血と汗を涙を流しながら稼いだお給料から支払った納税者に返してください、本当に必要な人たちのために使ってください。

 今日はこれから平日はすいている乗り物にまた乗って散歩にいきますかね。お疲れ様でした、自分。また明日以降気持ちが持ち直したら出直しです。

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