たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『エリザベート』終わってしまいました

2015年08月21日 00時15分59秒 | ミュージカル・舞台・映画
8月20日夜の部。貴重な最後の観劇も、あれこれと考えながら観ていたら、長いはずの3時間余りの舞台が今日もあっという間に終わってしまいました。
私にとって一番落ち着く組み合わせ。
城田さんトートを観たあとで、井上さんトートを観るといろいろと違うところに気がついて、
それぞれに個性があるので、どちらが好きかは人それぞれ。

やっぱり若い人たちが創り上げている舞台。重い話なのに、ビジュアルは少女漫画の世界。
エネルギーにあふれているし、トートダンサーのダンスがよりハードになっている?
振り付けは変わっていないと思いますが、場面場面ですごいハードなダンスをしているなとあらためてわかりました。千秋楽に向けて、よりエネルギーを集中させている感じが伝わってきました。
映像化しないなんて、もったいなさすぎ。

花ちゃんは本当にあっぱれ。より強く、場面によっては積極的で男前だと感じました。
井上さんトートの場面によっては少し戸惑っている感じの雰囲気と好対照で、さらに二人の
呼吸がはりあいつつも合っている感じがしました。
本当に不思議。舞台に立って衣装を着ると、エリザベートスイッチが入るんですね。
カーテンコールの、満足感にあふれた素の笑顔を思うと本当に不思議です。
井上さんもカーテンコールの表情に満足感を感じました。

書き始めるときりがありません。あす以降にまたぼちぼちと。

これで最後なんだなあと思うと帝劇の前を離れがたかったです。
写真なんてもう何度もとっているのに、同じやっぱり携帯で撮ったりして・・・。
(なかなかSDカードから取り込むのが億劫でアップできていませんが。)
名残惜しいけれどこれで私の夏は終わった感じがしています。
夜になると短い命を惜しむかのように鳴くせみの合唱の合間に、秋の虫の音色がきこえてくるようになりました。

ボタンのかけちがえのような年月を断片的に短い言葉で人にわかりやすく説明するのはすごく
むずかしいことなんだとわかってきました。私には無理だし、私よりもすごいヘン体験をしている人たちがいっぱいいるようなので私のことなんかたいしたことないのかもしれません。
でも10年以上の日々は長すぎました。
自分が馬鹿だったんだと悔やんでも、自分の甘さを責めても仕方ない。
それはそれとして消化していきながら、どうやってやり直せるのだろう。
まだやり直せるのかな。もう少しの辛抱なのかな。
疲れました。しばらくぼうっと何にも考えずに休みたいのが本音です。
そんなわけにはいきませんが・・・。

「私の命委ねる、それはわたしだけに♪」

ひとはみんな旅立っていく時はひとり。
花ちゃんはエリザベートの人生を生き切りました。
棺の上の表情がが崇高でした。



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