あげちうのブロマガ

悪は救われました本当にありがとう

ネタは小出しにするべきか否かは悩む所だ、が。

物語には、ルールがある。創造系と破壊系でも、結局はテーマ的な物の差でしかなく、或いは「市場管理者」その感覚の問題、でしか無いかもしれない。ともかく統一的に言えるのは「良い結果になる」それがその作品にとっての価値として大きい。困った!状態からの脱出なんかは、定番の「良い話」ではある、しかし。

「何故窮地に陥ったのか?」
主人公らに、何か問題があったのではないのか?

 基本的に「物語」は、どこまで追求しようが「白紙の上に描かれた絵」である。それは仮想現実に記された記録であり?要するに”単なる紙”だ。その上に描かれた勇ましい行動も切ない別れも悲痛な死も、あくまでも作者が想像しただけの虚構に過ぎず、それは単なるデータの集まりでしかない。ただ、人間を介する事でそれは、違う効果を産むようになる。漫画を読んで面白かった!記憶が、不意にぼーっとしてる時に想い出され苦笑、妙な幸福感?そう言う時、実は何が起こっているか。

幸運とか不運は、物語から始まるのだ。そう言う意味では、人を救うのは神では無く、人である。

「暗黒の深淵」最近たびたび描く、神の居る場所。簡単に言えば、”ここ”を介して「向こうの世界」の”誰か”にアクセスする事が可能で、或いは向こうの世界のあらゆる物理法則に何らかの介入が可能、そう言う意味でさえある。異世界理論、理論と言うほどの事も無いが、要するに「パラレルワールド」は無限にあり、極論で「現実から1秒遅れた世界」とか、そう言う微妙な世界さえ存在する、可能性はある。その、全ての世界からだ、そこに居る人間に対して「それ」は提案され、「許可が出る」場合に限り”それ”は現実に成り得る。「どうやれば良いのか?」そこに、ルールとか、原理が存在する。基本的には「記憶」が重要ではあり、ストックされている”それ”が、その人に向こうから祈祷が来る時、「思い出され」る。それにより発動し、それは相手側に幸運をもたらす訳だ、幸福感はその時の返礼と言うか、「良かった!」感覚の共有による。何か、自分は人の役に立ったのだ。

要するに?「相手の世界にシンクロ」させ、同調させ、相手が自分の漫画に同期してくれる所で、神の視点による「右だ」神回避!そう言うのを実現する事で、幸運が発生する、のが主な創造系の理屈。その「シンクロ」させる為に正確な描写力が必要で、「同期させる」為に、演出とか、迫力?強制力…そう言うのが必要。相手にも自由意思があるので、同意の無い、過剰な「同期」は嫌がられるだから。相手の自由意思を侵害しない様にするには自然落下、万物に有る共通の制約、「重力」に合致する放物線的なニュアンスでの形式が、物語には重要になってくる、起承転結と言う奴。

と言う感覚から、何故か「けものフレンズ」その、期待し得るプロット、と言うのを考えてみる、が。

現状「けものフレンズ」は「被せ」の疑いがあり、或いは作者さえ細かい話は考えてない可能性が多々あって、考えるのは良いも悪いも無い、単なる自己満足に過ぎないのだが。ともかく、大まかなプロットとしては、「じゃぱりぱーくに現れたかばんちゃんが、サーバルさんなどと共にその世界を探索し、出現するセルリアンらが発生する原因を突き止めて、要するにセルリアンを退治し穴をふさぎ、主人公は任務を達成して、もしかしたらその後は、そのまま創造主にフレンズ化して貰い、その世界で仲良く暮らしました」と言うオチになるのが「良い結果」だろうか?手が黒く成っていたのは?実はセルリアンに近い存在である事で、滞在限界時間が有るから、とか言う設定を盛り込む事で、それは色々とドラマっぽく成っては来る。
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でもどうだろう、それは…良い結果なのだろうか。

Aにとっての良い結果はBにとっての不味い結果、「悪が栄えた」結果でさえある。視点の問題で、B側にしたらフレンズらの居る世界とは現実への浸食でしかなく、それを放置してたら人間社会が崩壊するかもしれない、ジャパリまんとは「人の命」だ、この世界は邪悪により創られたのだ!とか言う設定も、有り得る。けものフレンズは何を目指して創られた作品なのだろう?ビルドファイターズを破壊か否定する為?なら、B側の可能性が多々あって。独裁性、強制力、権力のパワー!それがジャパリまんと化して、フレンズらが美味しく食べていたら、権力を行使せねばならない連中にすると目の上のタンコブだ。皇帝側としては、この世界がそう言う世界なら?それは破壊せねばならない衝動を我慢出来ない。その時或いは、主人公はフレンズらと敵対する事になる。
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…ただ?現実的な視点としては、その結果が好ましくない時、皇帝は次々と損失と加害を拡大させていくのである。売れる筈だったのに、彼らが介入した事で売れなくなったどうしてくれる!?それは皇帝らに籠池氏の様な惨状を産み、やがては自滅させる事になるだろう、しかし。その為には、苦痛になる様な作品の製作を許さねばならないのだ。

「良い結果」、”それ”は神の視点でのみ、解る。




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