ルートヴィヒ狂王は、フランスの太陽王ルイ14世を崇拝し、ヘレンキームゼー城(本日の写真)は、かのヴェルサイユを模して造られました。
バイエルン州にある、バイエルンの海といわれる「キームゼー(Chiemsee)湖」の中央に浮かぶ「ヘレン島」、ヘレンは男という意味ですから男島に造られました。
この場合のヘレンはHerren、女島はフラウエンFrauenキームゼーと言い、ちなみにアメリカの女性偉人、ヘレン・ケラーはHelen Adams Kellerですから、ヘレンと言っても男性を示すヘレンとはスペルが異なります。
ヘレンキームゼー城の「鏡の回廊」は、ヴェルサイユ宮殿にあるあの有名な「鏡の回廊」よりも大きく、食堂にはマイセン陶磁器の世界一巨大なシャンデリアがあるそうです。
ヴェルサイユの鏡の回廊は、祝宴、舞踏会にも使われましたが、ヴェルサイユ条約が調印されたことでも有名です。
鏡とシャンデリアのゴージャスさに目を奪われますが、もともとフランス王権の絶対性を誇示し、謁見や外交にも使われ、諸国の代表がここを歩いてくるだけで、「ああ、フランスにはかなわないな」と圧倒させるためだ、と以前テレビでやっておりました。
狂王のヘレンキームゼー城は、そのヴェルサイユの鏡の回廊を上回るというのですから・・・
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f1/Herrenchiem.JPG
また、リンダーホフ城は、ヴェルサイユ宮殿内の「トリアノン宮殿」を手本にして建てられたルネサンス様式の建造物だそうです。
ちなみに、hofはyardですから、この地の農主「リンダーさんの庭」から、というのがその名の由来だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Linderhof-1.jpg
ちなみに本家本物の、ベルサイユのトリアノン宮殿には、大トリアノンと小トリアノンがあり、大トリアノンは当初、なんと中国風だったそうです。
一方、プティ・トリアノンはルイ15世が、愛人のポンパドゥール夫人のために作らせたものですが、その後失脚したポンパドゥール夫人に代わって、ルイ16世の后、かのマリー・アントワネットが奔放な生活を営んだことで有名です。
そこいら辺は、遠藤周作著、「王妃マリー・アントワネット」に詳しい。
ソフィア・コッポラの映画もあって、プチ・アントワネット・ブームの昨今、女性の方々、ぜひ一読をお勧めいたします。
上下巻ありますが、読みやすいですから。
当然かもしれませんが、ソフィア・コッポラの映画のほうは、カンヌでのプレス席では大ブーイングだったらしいですけれど・・・
バイエルン州にある、バイエルンの海といわれる「キームゼー(Chiemsee)湖」の中央に浮かぶ「ヘレン島」、ヘレンは男という意味ですから男島に造られました。
この場合のヘレンはHerren、女島はフラウエンFrauenキームゼーと言い、ちなみにアメリカの女性偉人、ヘレン・ケラーはHelen Adams Kellerですから、ヘレンと言っても男性を示すヘレンとはスペルが異なります。
ヘレンキームゼー城の「鏡の回廊」は、ヴェルサイユ宮殿にあるあの有名な「鏡の回廊」よりも大きく、食堂にはマイセン陶磁器の世界一巨大なシャンデリアがあるそうです。
ヴェルサイユの鏡の回廊は、祝宴、舞踏会にも使われましたが、ヴェルサイユ条約が調印されたことでも有名です。
鏡とシャンデリアのゴージャスさに目を奪われますが、もともとフランス王権の絶対性を誇示し、謁見や外交にも使われ、諸国の代表がここを歩いてくるだけで、「ああ、フランスにはかなわないな」と圧倒させるためだ、と以前テレビでやっておりました。
狂王のヘレンキームゼー城は、そのヴェルサイユの鏡の回廊を上回るというのですから・・・
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f1/Herrenchiem.JPG
また、リンダーホフ城は、ヴェルサイユ宮殿内の「トリアノン宮殿」を手本にして建てられたルネサンス様式の建造物だそうです。
ちなみに、hofはyardですから、この地の農主「リンダーさんの庭」から、というのがその名の由来だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Linderhof-1.jpg
ちなみに本家本物の、ベルサイユのトリアノン宮殿には、大トリアノンと小トリアノンがあり、大トリアノンは当初、なんと中国風だったそうです。
一方、プティ・トリアノンはルイ15世が、愛人のポンパドゥール夫人のために作らせたものですが、その後失脚したポンパドゥール夫人に代わって、ルイ16世の后、かのマリー・アントワネットが奔放な生活を営んだことで有名です。
そこいら辺は、遠藤周作著、「王妃マリー・アントワネット」に詳しい。
ソフィア・コッポラの映画もあって、プチ・アントワネット・ブームの昨今、女性の方々、ぜひ一読をお勧めいたします。
上下巻ありますが、読みやすいですから。
当然かもしれませんが、ソフィア・コッポラの映画のほうは、カンヌでのプレス席では大ブーイングだったらしいですけれど・・・