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意味上の主語がついた動名詞【第765回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

キッチンのフライパンから突然竜巻が発生しました。
「意味上の主語がついた動名詞」」について、「New York Post」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 意味上の主語がついた動名詞

▷今日の例文

 例▷ Between the warm air rising and the cool air falling, it was a perfect storm.

 訳例▷ 温かい空気が昇るのと冷たい空気が降りるその間で、パーフェクトストーム(完全な嵐、最悪な事態)が起きました。


▷実際のニュース映像はNew York Post

▷解説

 動名詞には動詞に「-ing」がついて名詞のような役割をするものです。
 日本語にすると「〜すること」「〜したこと」という意味になります。
 
 例▷ I'm looking forward to meeting you.(あなたにお会いできることを楽しみにしています。)

 この場合、動名詞「meeting」の意味上の主語は、文の主語と同じ「I」です。
 ちなみに「意味上の主語」とは、不定詞や動名詞に着目した場合に、その動作を行っている、つまりその動作の主語になっている人や物のことです。

 そしてもし文の主語と動名詞の意味上の主語が異なる場合は、意味上の主語を動名詞の前に置きます。
 この場合、意味上の主語が普通の名詞の場合はそのままでOKですが、人称代名詞の場合は目的格または所有格を使います。
 
 例▷ I'm looking forward to Tom coming to my home.(私はトムが私の家に来るのを楽しみにしています。)

 この場合、動名詞「coming」の意味上の主語は「Tom」です。
 
 意味上の主語が人称代名詞の場合は、目的格または所有格を使います。

 例▷ I'm looking forward to him/his coming to my home.(私は彼が私の家に来るのを楽しみにしています。)
 人称代名詞の目的格は「me, you, him, her, it, us, them」、所有格は「my, your, his, her, its, our, their」です。
 ※一般的に所有格の方が正式と言われることがありますが、実際の会話においては目的格を使う場合が多いようです。

 「今日の例文」では「rising」と「falling」という2つの動名詞が使われています。
 そしてそれぞれに意味上の主語がついています。「rising」の意味上の主語が「the warm air」で、「falling」の意味上の主語が「the cool air」です。「the warm air rising」で「温かい空気が昇ること」、「the cool air falling」で「冷たい空気が降りること」です。
 
▷その他の単語

 between A and B: AとBの間で
 warm: 温(暖)かい 
 rise: 昇る、上る
 fall: 落ちる、下りる
 perfect storm: 〔複数の悪い事が同時に起こる〕最悪の[破滅的な]事態[状況]

▷今日の例文は「New York Post」から
Frying pan ‘tornado’ adds a twist to the kitchen




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