Let's get started with day 15 for the month of August.
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!
興味深くても近づきすぎるのは……。
「「意味上の主語がついた動名詞」と「with分詞構文(付帯状況のwith)」」について、「Now This」をもとに解説します。
▷今日のテーマ
「意味上の主語がついた動名詞」と「with分詞構文(付帯状況のwith)」
▷今日の例文
英文▷ People carelessly approaching bison has been an ongoing issue at Yellowstone this season, with at least three goring incidents reported in a single month.
訳例▷ 人々がバイソンに不注意に近づくことは、この季節のイエローストーン国立公園で現在起きている問題です。少なくとも1カ月に3件のツノ突き事故が報告されています。
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!
興味深くても近づきすぎるのは……。
「「意味上の主語がついた動名詞」と「with分詞構文(付帯状況のwith)」」について、「Now This」をもとに解説します。
▷今日のテーマ
「意味上の主語がついた動名詞」と「with分詞構文(付帯状況のwith)」
▷今日の例文
英文▷ People carelessly approaching bison has been an ongoing issue at Yellowstone this season, with at least three goring incidents reported in a single month.
訳例▷ 人々がバイソンに不注意に近づくことは、この季節のイエローストーン国立公園で現在起きている問題です。少なくとも1カ月に3件のツノ突き事故が報告されています。

▷実際のニュース映像はNowThis
▷解説
意味上の主語がついた動名詞
動名詞は動詞に「-ing」がついて名詞のような役割をするものです。
日本語にすると「〜すること」「〜したこと」という意味になります。
例▷ I'm looking forward to meeting you.
(あなたにお会いできることを楽しみにしています。)
この場合、動名詞「meeting」の意味上の主語は、文の主語と同じ「I」です。
ちなみに「意味上の主語」とは、不定詞や動名詞に着目した場合に、その動作を行っている、つまりその動作の主語になっている人や物のことです。
そしてもし文の主語と動名詞の意味上の主語が異なる場合は、意味上の主語を動名詞の前に置きます。
この場合、意味上の主語が普通の名詞の場合はそのままでOKですが、人称代名詞の場合は目的格または所有格を使います。
例▷ I'm looking forward to Tom coming to my home.
(私はトムが私の家に来るのを楽しみにしています。)
この場合、動名詞「coming」の意味上の主語は「Tom」です。
意味上の主語が人称代名詞の場合は、目的格または所有格を使います。
例▷ I'm looking forward to him/his coming to my home.
(私は彼が私の家に来るのを楽しみにしています。)
人称代名詞の目的格は「me, you, him, her, it, us, them」、所有格は「my, your, his, her, its, our, their」です。
※一般的に所有格の方が正式と言われることがありますが、実際の会話においては目的格を使う場合が多いようです。
「今日の例文」の前半部分にある「People carelessly approaching bison has been an ongoing issue at Yellowstone this season...」の中では、「approaching」という動名詞が使われています。(「approaching」に「carelessly」という副詞がついていますが、説明をわかりやすくするためにここでは「carelessly」を無視して解説します。)
「approaching」の意味上の主語はその前の「People」です。
この文では一見、「approaching」は動名詞ではなく、形容詞的用法で使われている現在分詞にも見えます。
つまり「approaching bison」が直前の「People」を修飾しているようにも見えます。
しかしそれだとその後に来る動詞が「has」になっているのは変です。主語が「People」ならば複数形なので「have」にならなければなりません。
ですので、「People carelessly approaching bison」の部分は「人々がバイソンに不注意に近づくこと」というように「動名詞の意味上の主語+動名詞」と捉えるのが自然です。
with分詞構文(付帯状況のwith)
「with+A(人・物)+現在分詞・過去分詞・形容詞(いずれか)」の形の分詞構文があります。
これは「withを使った付帯状況表現」と呼ばれることもあります。
意味は「Aが〜しながら」「Aが〜する時」「そしてAが〜した」など普通の分詞構文と同じように解釈することができます。
「今日の例文」では「with at least three goring incidents reported in a single month」がこの「with分詞構文」です。
「with + at least three goring incidents + reported(過去分詞)」の形になっています。
過去分詞が来る場合は、「〜されて」という受け身の意味になります。
この部分を直訳すると「少なくとも3件のツノ突き事故が報告されて」といった意味です。
なお、「with分詞構文」の場合はその前には「カンマ(,)」は入れないことが多いのですが、「今日の例文」のようにわかりやすくするためにカンマを入れる場合もあります。
▷その他の単語
carelessly: 不注意に、軽率に、うっかり、気にもかけずに
approaching: 近づいている
bison: バイソン、野牛
ongoing issue: 進行中の問題
Yellowstone: イエローストーン国立公園 ※米国北西部にある米国最大の国立自然公園
at least: 少なくとも
goring incidents: ツノで突く事故
▷今日の例文は「Now This」から
Tourists Get Too Close to Bison Fight at Yellowstone Park