【政界地獄耳・07.31】:確信犯のように犯罪行為に…自民若手に順法精神は?
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.31】:確信犯のように犯罪行為に…自民若手に順法精神は?
★日本中で政治が荒れている、これでは劣化しているといわれても仕方があるまい。22日、引っ越し業を営む北海道北見市議・西垣内義章は市のごみ処理施設に布団などの家財道具を分別せずに持ち込み、職員が分別するよう求めると「分別なんかお前らがやればいいんだ」「突っ立ってないでごみをおろすのを手伝えや」「おれが市議と知らないのか」などと発言。市議会がパワハラにあたるとして厳重注意した。本人は「こっちではパワハラだとは思っていないしね」と涼しい顔だ。
★12年、北海道9区から自民党公認で出馬した堀井学は初のオリンピックメダリスト出身の代議士となった。22年ごろ、選挙区内の複数の有権者に対し自分の名前が書かれた香典を秘書らに持参させていた疑いがあり、18日、議員会館や北海道登別市の地元事務所に東京地検特捜部が家宅捜索。同日自民党離党、特捜部は任意で堀井から事情聴取し、大筋で容疑を認めているという。また押収したパソコンなどから堀井が秘書らに「LINE」で指示をしていた証拠なども見つかっている。
★週刊誌で報じられた自身の不倫疑惑を事実と認め、今年3月には岩手県連副会長を辞任し、ネットでは「チョメ姐さん」の呼び名のついたおさわがせ議員、自民党岩手県選挙区参院議員・広瀬めぐみ。今度は一昨年から去年にかけて公設第2秘書として公設第1秘書の妻を届け出ていたものの、その女性に勤務実態がなく国からの給与数百万円をだまし取っていた疑いがあるとして、東京地検特捜部は30日、詐欺の疑いで議員会館の事務所などを家宅捜索した。広瀬は弁護士でもある。同日、自民党を離党。パワハラ、公選法違反、詐欺と国民の代表が確信犯のように犯罪行為に手を染める。堀井、広瀬は政治とカネで解党的出直しが国民から求められている、事件発覚後慌てて離党したものの自民党議員。幹部だけでなく若手にも順法精神なく、自己都合を優先する自民党スタイルが定着しているということか。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年07月31日 07:15:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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