路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:都会で野宿生活をする人らのための炊き出しが始まったとニュー…

2023-01-01 07:23:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【筆洗】:都会で野宿生活をする人らのための炊き出しが始まったとニュー…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:都会で野宿生活をする人らのための炊き出しが始まったとニュー…

 都会で野宿生活をする人らのための炊き出しが始まったとニュースが伝えた。年の瀬恒例。人々がたき火にあたり、豚汁をかきこんだという

 ▼たき火に近づくと、空に昇っていた煙が急に顔の方に向かってくることがある。その理由をお天気博士の倉嶋厚さんが随筆に書いていた

 ▼たき火の所では暖められた空気が上に昇り、周囲から空気が流れ込む。人が立つとその分だけ周囲からの流れが弱められるため、煙が反対側からの風に乗り、その人に向かってくる。そもそも地球で風が吹くのは太陽が、熱帯のような「熱源」と北極圏や南極圏のような「冷源」をつくり、寒暖差で対流が起きるためと説明している

 ▼年末年始、太平洋側はおおむね晴れそうだが、日本海側は寒気が流れこみ今日も雪の所があると予報は伝えた。年明け以降も寒気が南下するらしい

 ▼偏西風が日本付近で南に蛇行し、北からの寒気に覆われやすい状況が続く。偏西風蛇行の要因は、太平洋の水温分布が平時と違うラニーニャ現象。地球規模の空気の流れの変異もあって風が肌刺す年末年始になる所もあるようだ

 ▼冬の風が柵などに吹きつけ「ひゅーひゅー」と音が鳴ることを虎落(もがり)笛という。虎落は当て字で、竹を組み縄で結んだ柵。「虎が落ちる笛」とは寅(とら)年の暮れに似合う気もするが、できれば聞かずに済むことを。この時期は誰しも暖かく過ごしたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年12月30日  07:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【社説①】:年のおわりに考え... | トップ | 【社説①】:年のおわりに考え... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【社説・解説・論説・コラム・連載】」カテゴリの最新記事