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【兵庫県知事パワハラ疑惑】:アンケートで職員の7割が回答、問題意識高く

2024-08-20 07:58:30 | 【ハラスメント「セクハラ、パワハラ、モラハラ、アカハラ、ドクハラ、シルハラ...

【兵庫県知事パワハラ疑惑】:アンケートで職員の7割が回答、問題意識高く

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事パワハラ疑惑】:アンケートで職員の7割が回答、問題意識高く

 兵庫県の斎藤元彦知事によるパワーハラスメントなどの疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委)が実施した職員アンケートについて議会事務局は15日、6711件の回答があったと発表した。対象の約9700人のうち約7割が期間内(15日間)に回答し、職員の問題意識の高さをうかがわせた。

 ■【写真で見る】兵庫県知事、どんな人?

 「知事のパワハラを経験したことはあるか」「知事が贈答品を受け取っていることを目撃したことがあるか」など7項目について、7月31日からインターネットと郵送で受け付け、集計は外部機関に委託した。次回23日の百条委で5日までの回答(約4500件)の中間報告の取り扱いについて協議。30日は斎藤知事らが証人尋問に応じる予定だ。  

 百条委の奥谷謙一委員長は「アンケートの中身を読み込み、新たなパワハラ事案や証人出頭していただく職員を精査したい」としている。アンケの最終報告は9月13日をめどにまとめる。【中尾卓英、山田麻未】

【関連記事】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題】  2024年08月15日  16:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県知事疑惑】:県職員7割がアンケート回答 百条委がパワハラや贈答品巡り質問、内容精査へ

2024-08-20 07:58:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【兵庫県知事疑惑】:県職員7割がアンケート回答 百条委がパワハラや贈答品巡り質問、内容精査へ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事疑惑】:県職員7割がアンケート回答 百条委がパワハラや贈答品巡り質問、内容精査へ 

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を元県西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が作成、配布し懲戒処分された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は15日、県職員を対象に実施した疑惑に関するアンケートで、回答期限までに職員のほぼ7割に当たる約6700人から回答があったと発表した。

斎藤元彦兵庫県知事

 アンケートは職員約9700人を対象に、「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」「知事が贈答品を受け取っていることを見聞きしたことがあるか」など、告発文書に記された7項目の疑惑について質問。7月31日に開始し、今月14日が締め切りだった。

 百条委は5日までに集まった約4500人分の回答に基づき、中間報告として23日の委員会での協議後に具体的な件数や内容を公表する予定。

 一連の問題を巡っては、斎藤氏が男性の作成文書を「噓八百」などと非難し、内部調査をした上で5月に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。男性は文書配布後に県の公益通報窓口にも通報しており、調査の中立性を疑問視した県議会が6月、百条委を設置した。男性は7月に死亡、自殺を図ったとみられる。

 百条委員会では23日から職員らへの証人尋問を始め、30日には斎藤氏が証人として出頭する予定。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題】  2024年08月15日  13:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県】:斎藤知事パワハラ疑惑 4割の職員がパワハラ「見た、聞いた」 職員アンケート中間報告

2024-08-20 07:58:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【兵庫県】:斎藤知事パワハラ疑惑 4割の職員がパワハラ「見た、聞いた」 職員アンケート中間報告

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県】:斎藤知事パワハラ疑惑 4割の職員がパワハラ「見た、聞いた」 職員アンケート中間報告

 兵庫県知事がパワハラなどで告発された問題。

 百条委員会のアンケートに「パワハラを直接または、間接的に知っている」と回答した県職員が中間報告でおよそ4割に上ることがわかりました。

※:【独自】斎藤知事パワハラ疑惑 4割の職員がパワハラ「見た、聞いた」 職員アンケート中間報告(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

 ことし3月、兵庫県の元西播磨県民局長(60)が斎藤知事のパワハラや贈答品をねだるなどの疑惑を告発しましたが、事実無根として懲戒処分を受けました。

 しかし、その後、一部の疑惑が事実だったことが判明。告発内容の真偽を調べるため、百条委員会が設置され、県の職員およそ9700人に対し記名・無記名で回答できるアンケート調査が実施されました。

 そのアンケートをめぐり今月5日までの中間報告およそ4500件について19日、新たな事実が判明しました。

 告発文には、「20メートル歩かされただけで怒鳴り散らした」などと知事のパワハラが指摘されていましたが…。

 関係者によると、これらのパワハラについて、「目撃などで実際に知っている」や「人づてに聞いた」などと回答した職員が38.3%に上ることがわかりました。

 さらに告発文では知事は自治体や企業に贈答品をねだることが多々あると指摘されましたが、このような知事の贈答品の受けとりについては20.7%の職員が知っている、聞いたなどと回答。

 プロ野球の優勝パレードの資金集めで県の不正行為があったとする疑惑については8.9%の職員が直接または、間接的に知っていると回答したということです。

 今月23日の百条委員会では関係者の証人尋問が始まり、記述内容などアンケートの詳細についても一部が公表される予定です。

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【迷走する兵庫県】:「県議が衝撃証言」、「知事は傀儡だった」、斎藤知事のバックにいた「疑惑の黒幕」へ集まる痛烈批判

2024-08-20 07:57:40 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【迷走する兵庫県】:「県議が衝撃証言」、「知事は傀儡だった」、斎藤知事のバックにいた「疑惑の黒幕」へ集まる痛烈批判

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【迷走する兵庫県】:「県議が衝撃証言」、「知事は傀儡だった」、斎藤知事のバックにいた「疑惑の黒幕」へ集まる痛烈批判

 前編記事【対話はしません】元局長が死亡で混乱の兵庫県・斎藤知事がかつて言い放った「異例の答弁」の中身では、斎藤元彦知事(46)がトップに立つ兵庫県政の歪みや職員の嘆きを、関係者の証言に基づき詳報した。ここからは「兵庫県政が混乱に陥っていった理由」について迫っていく。

 ◆「傀儡だった」の衝撃証言
兵庫県の斎藤知事(右)と、辞職した片山前副知事
兵庫県の斎藤知事(右)と、辞職した片山前副知事
 「県政の混乱は斎藤元彦知事(46)の問題だけではありません

 ある兵庫県政関係者はこう語り、憤りを隠さない。

『斎藤知事は興味があることでしか動かない』というのは、職員の間では有名な話。自転車、生殖医療、ドローンなど、自分が好きな分野、体験したことには口は出すけど、その他のことへの動きは鈍い。一部の幹部職員以外とは全くコミュニケーションを取らないから、現場を知らないし、県政の状況にも非常に疎い印象です。そのため、Aさんの告発文にあった阪神とオリックスの優勝パレードやパーティ券を巡る問題は、とても知事一人で絵を描ける疑惑だとは思えないのです。『知事は早々と辞職した片山安孝副知事(64)の傀儡だった』というのが我々の見方です」

 片山副知事は自分の辞職と引き換えに百条委員会の設置を考え直してくれないかと最大派閥の自民党会派に頼み込んだとされる知事の右腕である。

 7月12日に辞職を表明した際、斎藤知事に計5回にわたり辞職を進言したと述べたが、県内ではそんな片山副知事への不満も溜まっている。前出の県政関係者が打ち明ける。

 「涙ながらに会見する副知事の様子を省庁の一室で見ていた職員から『逃げたな』という声が一斉に上がりました。A氏のパソコンを押収し、事情聴取したのも副知事ですからね。猿芝居もいい加減にしてほしい」 

 ある県議は「片山副知事も追及されるだろう」と語気を強めた。

 「注目されている疑惑が二つあります。阪神とオリックスの優勝パレード開催のための寄付が集まらず、地元の信用金庫に補助金を増額してそれをキックバックさせた疑惑と、県補助金の減額をちらつかせて関係団体を脅して購入させたという疑惑です。すでに兵庫県警の捜査2課が捜査をしているとも聞いている。県内企業からコーヒーメーカーを受け取った県産業労働部長が、県警から任意聴取を受けていることも明らかになっています。正直、斎藤知事に実行力や調整能力があるとは考えづらく、本丸はあくまで片山副知事ではないか。副知事が辞任して終わり、とはなりませんよ」

A氏の作成した告発文の優勝パレードに関する記述にも、片山副知事の名前が記されている
A氏の作成した告発文の優勝パレードに関する記述にも、片山副知事の名前が記されている

 百条委員会では斎藤知事を含め、片山元副知事に総務部長、産業労働部長らの証人出頭が実施される。

 8月までには県職員のアンケート結果が集まり、随時検証される予定だったが、職員の負担を考慮し、8月上旬に開催予定だったパワハラ事案に伴う職員などへの証人尋問は伸びたという。その背景には、こんな事情があった。

 「維新の会派から『県職員全体へのアンケート結果は匿名を許可すべきではない』との発言があったのです。結果的に匿名になりましたが、外郭団体も含めた7000人相当のアンケートの取り方については相当、議論がなされた。特に職員への心的な不安を取り除くため、また早期の事実解明を目的に、県の職員は弁護士同席のもと出頭することも争議されました。そもそも、匿名を認めないという発言が出たり、弁護士同席を検討したりするほど職員を守らねばならない状況にあること自体が、兵庫県政の異常さを表している」(県議会関係者)

 百条委員会は約11回開催された後、年内を目処に調査報告書の取りまとめがなされる見込みだ。 自身の辞任については、否定し続けている斎藤知事自身の辞任については、否定し続けている斎藤知事

A氏の遺族は、12日付けで百条委員会に向けて以下のようなメッセージを送った。

 「あまりにも突然のことで、いまだに実感は湧きません。 しかし、主人がこの間、県職員の皆さんのためを思ってとった行動は、決して無駄にしてはいけないと思っています。 主人が最後の言葉を残していました。 そこには『死をもって抗議をする』という旨のメッセージとともに、19日の委員会に出頭はできないが自ら作成した『陳述書』および参考の音声データの提出をもって替えさせてほしいこと、そして百条委員会は最後までやり通してほしいことが記されていました。この主人が作成した陳述書および音声データを資料として委員会に提出いたしますので、委員会として、その遺志を受けとめていただきますよう、よろしくお願い申し上げます」

 その上で、こう切なる思いを綴っている。

 「職員、県民の皆さんに広く知っていただきたいと思います。 奥谷委員長をはじめ委員の皆さまのご尽力によって、この問題の真実が解明され、主人が望んだ職員の皆さんが誇りをもって働ける兵庫県庁となることを、遺族一同願っています」

 A氏の死と、その後の県の対応に不満を持つ職員が続出しており、新たな告発者が出てくる可能性も聞こえてきている。県民や職員たちの不信感を拭うためにも、一刻も早い真相究明が求められている。

 次の記事はこちら #5 【知事をかばうには限界……】兵庫県・斎藤知事の側近が相次いで退場した「無責任すぎる背景」

  元稿:講談社 主要出版物 FRIDAY DIGITAL 社会 【話題・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題】  2024年07月19日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【迷走する兵庫県】:「対話はしません」、元局長が死亡で混乱の斎藤知事が言い放った「異例の答弁」の中身

2024-08-20 07:57:30 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【迷走する兵庫県】:「対話はしません」、元局長が死亡で混乱の斎藤知事が言い放った「異例の答弁」の中身

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【迷走する兵庫県】:「対話はしません」、元局長が死亡で混乱の斎藤知事が言い放った「異例の答弁」の中身 

辞職を否定し続けている斎藤知事      辞職を否定し続けている斎藤知事

 ◆「死をもって抗議します」

 姫路市の生家で発見されたスマートフォンに残されていた“遺書”には、そんなメッセージが書かれていたという。

 斎藤元彦・兵庫県知事(46)のパワハラ疑惑などを告発していた元西播磨県民局長のA氏(60)が7月7日夜、自ら命を絶った。A氏の死後、知事の発言や県の対応に対するクレーム電話が殺到。公務に支障が出る事態に発展している。これまで県に寄せられた抗議や批判は1000件にものぼるという。

 3月12日、A氏が作成した県政の“7つの疑惑”という文章が出回ったのが、一連の騒動の始まりだった。県の人事課などが調査に乗り出し3月25日にA氏への事情聴取を行ったが、斎藤知事は3月27日の記者会見でA氏を嘘八百」「公務員として失格と吊し上げた。

 A氏は数日後に定年退職する予定だったが、西播磨局長職から解くことで退職を阻止し、停職3ヵ月の懲戒処分を下している。これを受けてA氏は知事の発言に対する反論文を作成。一部の県議やメディアに送付するなど、対決姿勢を崩さなかった。

 A氏を知る県関係者が打ち明ける。 

 「Aさんは知事の発言ひとつひとつに具体的な反論・反証を用意していた。県民や職員にとにかく事実を知ってほしいという一心で行動していました。後輩職員からの相談などを受けていたことも、今回の告発文を出した経緯です。阪神とオリックスの優勝パレードを担当した課長が死亡したことを県が公表しようとしなかったという前例もありましたから。そんな中で無所属の丸尾牧県議(59)が職員へのアンケートの結果を公表しましたが、職員の中では『誰が言ったかの犯人探しが始まっている』という声が出たことで、Aさんは他の職員たちに迷惑をかけることを危惧したわけです」

 実際、FRIDAYデジタルが5月にA氏に取材を申し込んだ際、知人を介して以下のような連絡を受けている。

 「現在、県の職員に(県の)当局から強い圧力がかかっている状況です。取材を受けることによって職員に迷惑がかかると思うと精神的にしんどいのが、正直なところです。申し訳ありませんが、しばらく様子見をさせていただけませんか」

本誌が入手した申入書
本誌が入手した申入書

 A氏を含む県職員からの批判の矛先は、知事のパワハラや数々の疑惑だけではない。斎藤知事の就任後、業務上大きな不具合が生じていたのも問題だった。地元紙の記者が言う。

 「コロナ禍で職員の出勤率を4割に引き下げるリモートワーク施策を行ったところ、『先進的だ』との評価に繋がり、知事はご満悦でした。これを受け、知事は3つある県庁舎のうちの2つを’26年度から解体し、跡地を芝生にするという方針を示した。本庁は既にパンク状態なほど職員が詰め込まれているにもかかわらず、庁舎を減らすというのです。これには職員の出勤率を抑える取り組みを継続する意向が隠れていると思われます。それに伴い、外郭団体なども同様のリモートワークが強要される見込みです」

 市町村や外郭団体も、県庁職員の許可が下りてから初めて動き出せるものが多い。前出の地元紙記者が続ける。

 「個人情報保護の観点から、リモートワークの職員の連絡先は誰にも伝えられないので、知事は『公用携帯を持たせることで解決する』と述べています。それで県庁の業務が成り立つはずがありません。極端に業務効率が落ち、県政の質が悪化することは明白なのです。懸念した職員が抗議し、本会議で議題にあがりましたが、斎藤知事は『この道を行くしかない。対話はしません』と悪びれる様子もなく言い放ちました

斎藤知事のパワハラ疑惑について告発する文書     斎藤知事のパワハラ疑惑について告発する文書

 既に県の一部では在宅勤務などで、職員の出勤率を4割に引き下げる取り組みも実施されている。しかし西播磨の市政関係者は、本庁との連絡がスムーズでないため、既に業務上で支障を感じることもある。近接他市でも同じような懸念する声が聞こえてきていますと眉をひそめる。

 斎藤県政では立ち行かない―。A氏が告発に至った背景には県庁の機能不全に対する不安もあったのだ。

 A氏の死後に行われた会見で、斎藤知事はメディアから厳しく追及されたが、県政を前に進めることが私の責任の果たし方だと辞任を否定している。

 自民党と維新の会の相乗りで当選を果たした斎藤知事に対しては、自民党県連会長の末松信介参院議員(68)までもが知事には大きな正しい決断をしていただきたいと事実上の辞任要求を行っている。

 維新の会の創始者である橋下徹氏(55)も情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』(関西テレビ)に出演した際、こう苦言を呈した。

 「斎藤知事は部下に対していきなり『嘘八百』とメディアを通じて公言したわけですよ。それが嘘八百ではなかったんです。そのことで、因果関係がどうかは別としても、一人の職員が亡くなったというこの事実だけで、僕は組織のトップは辞めないといけないと思います。(中略)県政を立て直すためとかそうじゃなくて、事実関係を明らかにして、明らかになった段階で僕は辞めるべきだと思いますけどね」

 まさに四面楚歌の斎藤知事。だが、一方で「県政の混乱は斎藤知事の問題だけではない」と怒りを隠さない県政関係者もいる。

 後編記事『【県議が衝撃証言】「知事は傀儡だった」兵庫・斎藤知事のバックについていた「疑惑の黒幕」へ集まる痛烈批判』では、兵庫県政の混乱を招いたとされる「根本的な原因」について詳報する。

  元稿:講談社 主要出版物 FRIDAY DIGITAL 社会 【話題・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題】  2024年07月19日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【迷走する兵庫県】:「申し立て後に自殺か」、斎藤知事のパワハラ告発の元県民局長が命を絶った「深刻な理由」

2024-08-20 07:57:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【迷走する兵庫県】:「申し立て後に自殺か」、斎藤知事のパワハラ告発の元県民局長が命を絶った「深刻な理由」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【迷走する兵庫県】:「申し立て後に自殺か」、斎藤知事のパワハラ告発の元県民局長が命を絶った「深刻な理由」

兵庫県の斎藤元彦知事兵庫県の斎藤元彦知事

 1人の元職員の自死により、兵庫県政はさらなる混乱に陥っている。

 7月7日、斎藤元彦(46)・兵庫県知事のパワハラなど7つの疑惑を告発していた元西播磨県民局長のA氏(60)が、姫路市内で亡くなっていたことが明らかになった。兵庫県では、A氏の告発を発端に斎藤知事の疑惑に対して51年ぶりに百条委員会が設置され、6月より本格的な調査が始まっていた。A氏も19日に証人として出頭を予定していた最中の出来事だったのだ。県政関係者も突然の死に驚きを隠せず、県には抗議の電話が鳴り止まないという。

 5月27日公開のFRIDAYデジタルの記事『内部告発で右往左往…県知事の「おねだり」「パワハラ」疑惑文書拡散で兵庫県政が“異例の大混乱”』では、知事のパワハラ疑惑や県の混乱ぶり、百条委員会設置へ向けた内情などを詳報している。いったい、なぜ勇気ある告発者は死を選ばざるを得なかったのか――。

斎藤知事のパワハラ疑惑を告発する文書
斎藤知事のパワハラ疑惑を告発する文書

「彼が自ら命を断ったとは未だに信じられません。あれだけ百条委員会へ向けて着々と準備をしていたのですから……」

 A氏と長年にわたり友好があった知人男性はこう明かす。

 この男性によれば、A氏は19日に予定されていた百条委員会の証人出頭に向け、着々と準備を進めていたという。

 「最後に連絡をとったのが亡くなる1週間ほど前。その時は『百条委員会に向けて準備を進めている。頑張ります!』という意思表明の連絡でした。県関連の会合に参加した際も、『百条委員会で真実を明らかにする』とやる気満々だったといいます。それだけに自殺への驚きが大きいのです……。遺書には百条委員会の継続を求めるメッセージが残されていたとも聞いており、誰よりも県の未来を憂いていた彼らしいな、とも感じます」

 A氏と交流が深かった県の元幹部も、こう続ける。

 「彼とは頻繁に連絡をとっていましたが、やはり百条委員会に向けて綿密な準備をしているというものでした。人望が厚い男でしたので、県の職員は深い悲しみに包まれています

 A氏の自殺を受けて、県職員の労働組合は、斎藤知事に対して辞職を求める申し入れを行った。これに対して、知事は「よりよい県政を立て直すのが責務」などと語り辞職を否定している。 

 県の関係者は「A氏は百条委員会に対してプライバシーの侵害を強く懸念していた」とも述べる。会議のなかで一部委員からは、告発文と関係のないパソコン内のデータファイルの開示も求められた。A氏のパソコンは、告発後の3月末に人事課に押収されたという。

 しかし、証人出頭が迫ったタイミングで、どういうわけかある委員からは、「人事調査にかかる資料はすべて開示すべきだ」との発言があった。当然ながら、調査に関係のない資料まで開示する必要はない。

 本誌は、実際にA氏が弁護士を通して百条委員会宛に申し立てした文章を入手した。

本誌が入手した申入書
本誌が入手した申入書

 そこには、「A氏のプライバシー権が侵害されること」「基本的人権に最大限配慮すること」などが記されている。その上で、データファイルをすべて確認したところすべて本件告発文の真偽の究明には関係ないもので、人事課に対して当該データファイルの開示を求めないように釘が刺されている。前出の県政関係者が言う。

 「A氏が人事課に抗議したところ、『開示に支障があるなら百条委員会に申し立てを行え』と突き放された。それ で代理人弁護士を通して正式に申し立てを行ったわけです。A氏は憔悴しており、思い詰めているように映ったとも聞きました」

 ところが、A氏の申し立てにより7月8日に開催された百条委員会の緊急理事会では、耳を疑うような発言が飛び交った。ある県議会関係者が嘆息する。

辞職の可能性については否定している斎藤知事辞職の可能性については否定している斎藤知事

 「百条委員会設置に反対したのは維新の会。本件に関係のない資料の非開示に反対したのも維新の会だけでした。緊急理事会では、ある維新の会の議員から『本文章には、知事の好き嫌いに関する記述、片山副知事の家族や学生時代の学友など、個人を特定した上でのプライベートについての記述が散見される。当事者として(A氏は)、プライベートなことを取り上げながら、自らの調査結果についてはプライベートな問題だから公開してくれるなというのは、あまりにも都合のよい身勝手な倫理。プライバシーに関係しているかどうかについても、A氏の代理人が判断するのは不適切だ』という旨の発言がありました。これにはさすがに暴論だ、という指摘もあり、他会派からの反対意見が出て調査に関係のない資料は一切提出を認めないことが賛成多数で可決されます。それでも、維新の会の議員は食い下がっていました」

 この緊急理事会は、A氏が亡くなった翌日に開催されている。多くの県議は、当日朝の段階でその訃報を知っていたと前出の県議会関係者は言う。それゆえに憤りも隠そうとしない。

 「当件がA氏を精神的に追い詰めていた可能性は否定できません。亡くなったことを知った上で、死人に鞭を打つような行為や発言をしていたのなら、議員というよりも、いち個人としてその人間性を疑ってしまいます」

 ある県議は、19日の百条委員会は予定通り開催される運びだと述べた。今後は県職員へのアンケート結果なども争点となってくる。斎藤知事は自民党と、維新の会が相乗りして誕生した知事でもある。A氏の死後、こんな声も聞こえてきていた、前出の県議が言う。

 「自民党の中でも、A氏が亡くなったことで『百条委員会の継続は困難では』という一部議員もいたのです。ですが、真実を明らかにすべきだという方が大多数で会派として継続の方向性となった。維新の会の中でも、若手を中心に『知事の対応はさすがにマズイ』という意見も少なくなかった。ですが、会の意思決定は上層部の数人が行っており、完全にトップダウン型。その対応に違和感がある県議はいるものの、声をあげられない状態なのです」

 A氏は県を退職する前に、こんなコラムを残している。その一部を抜粋する。

 〈我々は公務員です。仕事は県民の皆さんのためにするものです。自分のため、自分の栄達のために、仕事はしてはいけない。仕事を利用してはいけない。そして、自分の損得勘定で行動してはいけない、人の選別をしてはいけない。昇任、出世は結果であって、それを目的にしてはいけない。(中略)人を大切にすること、義を通すこと、誠実であることを、ひとりの人間としてずっと心に持ち続けて欲しいです。そして、筋を通そうとして挫けることがあっても、理不尽な現実の壁に跳ね返されても、諦めないで下さいね。『いつかきっと』と心に念じながら〉

 1人の告発文から始まった騒動は、大きなうねりをみせ、もはや知事の進退という枠組みを超え、政局争いや県政の健全性という問題にまで波及している。それは、A氏の願った義や誠実さという概念からはかけ離れた世界であるような気がしてならない。

 次の記事はこちら #3 【対話はしません】元局長が死亡で混乱の兵庫県・斎藤知事が言い放った「異例の答弁」の中身

  元稿:講談社 主要出版物 FRIDAY DIGITAL 社会 【話題・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題】  2024年07月13日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【2024年08月18日 今日は?】:現在の夏の高校野球、第1回全国中等学校優勝野球大会が大阪・豊中球場で開幕

2024-08-20 00:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2024年08月18日 今日は?】:現在の夏の高校野球、第1回全国中等学校優勝野球大会が大阪・豊中球場で開幕

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年08月18日 今日は?】:現在の夏の高校野球、第1回全国中等学校優勝野球大会が大阪・豊中球場で開幕

 ◆8月18日=今日はどんな日

  ビーフンの日

 ◆出来事

  ▼現在の夏の高校野球、第1回全国中等学校優勝野球大会が大阪・豊中球場で開幕(1915)▼岐阜県で集中豪雨による土砂崩れに巻き込まれた観光バス2台が濁流の飛騨川に転落。104人死亡(1968)▼参院全国区に比例代表制導入する公職選挙法改正案が衆院本会議で可決、成立(1982)

第1回全国中等学校優勝野球大会
村山龍平朝日新聞社長による始球式
中央は審判長・荒木寅三郎京大総長。
左は副審判長・平岡寅之助。
国道41号から見た飛騨川バス転落事故の事故現場に流れる河岐山西斜面の沢。この沢の上流で発生した土石流が2台の観光バスを直撃し飛騨川へ押し流した。

 ◆誕生日

  ▼柴田恭兵(51年=俳優)▼名取裕子(57年=女優)▼いとうまい子(64年=女優)▼吉川晃司(65年=歌手)▼中居正広(72年=タレント)▼高木晋哉(80年=ジョイマン)▼成海璃子(92年=女優)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年08月18日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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