【時系列で振り返る兵庫県政⑩】:2024年8月30日 百条委で斎藤知事に初めての証人尋問 「1つ1つの質問に対して、懸命に自分なりに答えさせていただいた」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【時系列で振り返る兵庫県政⑩】:2024年8月30日 百条委で斎藤知事に初めての証人尋問 「1つ1つの質問に対して、懸命に自分なりに答えさせていただいた」
兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑をめぐる県議会の百条委員会で、知事本人への初めての証人尋問が、2024年8月30日、行われました。
斎藤知事は、告発文書に書かれたパワハラ疑惑を否定した上で、「認定するのは百条委だ」と話しました。 <button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button>
兵庫県議会の百条委員会で証人尋問をうける斎藤知事(2024年8月30日)
斎藤知事に対する証人尋問は、30日午後3時から約2時間半にわたって実施されました。
出張先で約20メートル歩かされたことで職員に怒鳴り散らしたという疑惑については
「歩かされて怒ったのではなく、円滑な進入経路を確保していないことを怒った」
「過大な要求というよりは、合理的な指摘だった」 と答えました。
知事に対するレクチャーの場で「聞いていない」と発言し担当者を叱責した疑惑については、
「記憶にないが、聞いていない・報告を受けていないと発言することには合理性がある」 としました。
職員への、深夜・休日のチャットを使った指示については「適切でなかった面もある」と話し、報告中に机を叩いたことには「記憶はあり、不快に思われたら謝罪したい」とするなど、反省の弁を口にすることもありましたが、自身の行為がパワハラだったとは認めず、その認定は「百条委員会にゆだねたい」としました。
また、副知事に付箋を投げつけたとされる疑惑については、「持っていた1枚の付箋を正面のパーテーションに思わず投げただけで、当たってもいない」と、明確に否定しました。
百条委員会後、取材に応じた斎藤知事は
「1つ1つの質問に対して、懸命に自分なりに答えさせていただいたと思っている」
「私の行為がハラスメントかどうかは、百条委員会、第三者機関が作業していくことになる」
「(職員には)私の行った行為や言動により、もし不快に思ったり負担に思われた方がいれば、素直に謝りたい」
一方で、百条委員会の奥谷謙一委員長は 「私個人の意見ですが、告発文書のパワハラ疑惑についておおむねほとんどを事実として認定出来るのではないかと考えている」
と、話しました。
*兵庫県政は県知事への内部告発文書に端を発し、現在も混乱が続いています。一方、今年に入り複数の第三者委員会の調査報告書が提出されるなど新たな動きも出ています。ABCテレビでは、兵庫県政で起きていることを整理し、視聴者やインターネット記事の読者がこの問題を理解しやすいように、「その日何があったのか」という視点で、発覚から今までを時系列で振り返ることにしました。記事は当時配信したニュースをリライトしたもので、その後の取材や第3社委員会の調査など明らかになった部分などを加筆しています。
近日中にABCテレビニュースのサイトに【時系列で振り返る兵庫県政】という特設ページを公開します。
【関連記事】
元稿:朝日放送 ABCテレビ 主要ニュース 社会 【話題・地方自治体・兵庫県・斎藤県知事への内部告発・パワハラ疑惑問題】 2025年06月18日 17:04:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます