【大阪・関西万博】:テストラン最終日、「並ばない」はずが行列 入場方法の改善を検討
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:テストラン最終日、「並ばない」はずが行列 入場方法の改善を検討
13日開幕の大阪・関西万博のテストラン(リハーサル)が6日、最終日を迎えた。4日から始まったテストランでは、入場ゲートや案内所、予約なしで観覧できる企業パビリオンの前には行列ができた。万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は「並ばない万博」を掲げており、テストランの結果を踏まえ、入場方法の改善を検討する。
6日のテストランは、大阪府と大阪市が無料招待した一般参加者ら5万人規模で実施した。入場ゲート付近は、午前9時と10時の入場時間になると列ができ、しばらくすると解消した。万博ボランティアとして活動する予定だという大阪市鶴見区の女性(69)は「入場に時間がかかると思って早めに着いたが、入場時間まで1時間ほど待った。スマートフォンでチケットを出すのが大変」と話した。参加者らによると、ある企業パビリオンでは予約枠が埋まり、予約なしで観覧する場合は待ち時間が3時間という案内もあった。
東ゲート近くの案内所では、建物の外まで行列ができていた=大阪市此花区で2025年4月6日午前10時25分、長沼辰哉撮影
万博協会によると、約3万人が参加した5日は、午前10時台に入場時間が設定された人が会場内に入り終えたのは午前11時半だった。この日は、入場ゲートの数を抑制したことが影響したという。
入場ゲートでは、参加者のボディーチェックや手荷物検査に時間がかかっていた。万博協会の副会長を務める大阪府の吉村洋文知事は5日、報道陣に対して「入場をスムーズにすることが重要だ。手荷物検査や開門時間について、柔軟に対応したい」と述べた。【長沼辰哉、高良駿輔】
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