「一緒に辞職しませんか」。県職員労働組合から事実上の辞職要求を受けた翌日の11日午後、片山氏は斎藤知事にこう提案した。だが知事は「任期を全うしたい」と応答したという。

 会見では、涙を浮かべてその様子を振り返り、知事から慰留と感謝の言葉があったとした。そして「申し訳ない。自分の能力がなかった」と声を振り絞った。