兵庫県の斎藤元彦知事らを告発する文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題などを巡り、片山安孝副知事が辞職を表明したことを受け、斎藤知事は12日午後に県庁で会見し、自らの進退について改めて辞職を否定した。

 片山安孝副知事の辞職表明を受けて会見する斎藤元彦知事=12日午後、兵庫県庁(撮影・斎藤雅志)

 会見での主なやりとりは次の通り。

 -辞職届は受け取ったのか。

 「先ほど受け取った」

 -辞職を受けて自身の進退は。

 「まず県民の皆さまに改めて大変申し訳ない。そして片山副知事については約3年間、県政を支えていただいたことに心から感謝を申し上げる。私としては百条委員会や第三者委員会を通じて今回の文書問題に対応し、改めるべきところは改め、職員をはじめ多くの皆さまとの信頼関係を再構築し、県政を立て直すことが私の責任だと思う」