goo blog サービス終了のお知らせ 

路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:ミステリーの女王、アガサ・クリスティは、まるで自分がミステリーの・・・

2018-10-12 06:10:45 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、残留孤児、国家による抑圧統治】

【筆洗】:ミステリーの女王、アガサ・クリスティは、まるで自分がミステリーの主人公になったかのような事件を起こしている。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:ミステリーの女王、アガサ・クリスティは、まるで自分がミステリーの主人公になったかのような事件を起こしている。

 よく知られる十一日間の失踪事件だ▼乗っていた車が、田舎道に捨てられ、車内に身の回りの物もあった。そのころ夫には愛人がいて…。殺害説も浮上し、大騒ぎになる。クリスティはホテルで見つかるのだが、真相について多くを語らずに世を去った。謎解きに挑んだ書籍や映画がつくられることになる▼こちらは一見、第一級のサスペンス劇である。国際的な犯罪対策に取り組む国際刑事警察機構のトップが突然行方知れずになる。妻の携帯電話にナイフの絵文字を残して…▼ただ、中国から総裁に選ばれた孟宏偉(もうこうい)氏をめぐるこの話、どうも中国国内の権力闘争、政治闘争劇の色が濃い。他国には理解が難しい要素が多くて、映画やドキュメンタリー向きではないかもしれない▼予想されたとおり、孟氏は母国で拘束されていた。収賄容疑で取り調べられているという。失脚だろうか。国際的な人気女優が、公の場から突然姿を消し、数カ月行方不明になったのも、話題になったばかりだ。異質の論理で動く国。そんな不気味なイメージがここに来て強まっている▼「誰もが何か隠してるものです」。クリスティの作品で活躍する名探偵ポワロの言葉だ。世界の経済大国に隠れたものが多すぎては困るのだが。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2018年10月12日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【社説①】:トヨタ・ソフトB... | トップ | 【社説②】:改正派遣法3年 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、残留孤児、国家による抑圧統治】」カテゴリの最新記事