路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・04.05】:小沢一郎「検察が何もしないから、自民党らしい処分でお茶を濁したってこと」

2024-04-12 07:40:10 | 【政治とカネ・政党交付金・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会名による政治資金...

【政界地獄耳・04.05】:小沢一郎「検察が何もしないから、自民党らしい処分でお茶を濁したってこと」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・04.05】:小沢一郎「検察が何もしないから、自民党らしい処分でお茶を濁したってこと」 

 ★処分される側の怒りの強さは何を意味するのか。自民党党紀委員会の“審議”を経て「離党勧告」を受けた旧安倍派(清和政策研究会)の元文科相・塩谷立は弁明書を党に提出。そこには「独裁的・専制的」な党執行部の手法があると指摘し「不当に重すぎる処分で納得がいかず、執行部の独裁的な党運営に断固として抗議する」とするも「不記載に気づけず、止められなかった批判は甘んじて受ける」とある。

 

 ★塩谷の弁明は全く受け入れられず、いや、もしかすると早期の復党計画があるのかもしれないが、離党勧告になった。党が重きを置いたのは、金額の問題ではなく、座長としての責任の重さだ。派閥の座長として裏金をやめることができたのに、それをしなかった責任者としての自覚への責任だ。元首相・森喜朗への責任を訴える者がいたようだが、現役の彼らが「もうそういう仕組みはやめる」と言えばかなったこと。森の発案だったかよりも、その運用者に責任がある。

 ★塩谷は「総裁も含む党の少数幹部により、不透明かつ不公平なプロセス」と党紀委員会など執行部を批判したが、これは強烈なブーメランといえる。00年4月2日に首相・小渕恵三が倒れ、ホテルに集まった幹事長・森、官房長官・青木幹雄、参院会長・村上正邦、政調会長・亀井静香(いずれも役職は当時)のいわゆる5人組が密室で話し合い森首相を決めたが、そこから清和会(安倍派)政治が始まったのではないか。いまだに当時のことを塩谷のように森を「党の少数幹部により、不透明かつ不公平なプロセス」で決まった首相とみる向きは党内外に多い。処分決定には悲喜こもごもあるだろうが、これが党の権力闘争の結果と塩谷は感じるべきだ。ただ全体的には立憲民主党・小沢一郎が言うように「泥棒しても500万円未満ならいいということになる。検察が何もしないから、自民党は自民党らしい処分でお茶を濁したってことだ」に尽きる。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年04月05日  08:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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