【政界地獄耳・07.13】:誰も責任取らない立民の政治 自民党に「責任」などと言える立場はない
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.13】:誰も責任取らない立民の政治 自民党に「責任」などと言える立場はない
★ある立憲民主党議員が言う。「月曜日、都知事選に負けた前参院議員・蓮舫が党の衆院の各部屋にあいさつ回りに来た。秘書の動員など、党を挙げて応援したが『残念だった』と労をねぎらった。だが、なぜ都連会長・長妻昭や同幹事長・手塚仁雄が一緒に回らなかったのか。『今回のあいさつ回りの違和感が敗因のすべてではないか』と、何人かの議員とも話したが、今回は補選の得票も伸びておらず、党勢に直結する。今まで積み上げてきたものが崩れたのは相当大きいことだが、党幹部はどこ吹く風だ。候補者をはじめ、多くの人たちが頑張ったのは事実。だが、戦術も戦略もずれていた総括もしない、責任者もやめないでは、また同じ間違いを繰り返す」。
★元々は、都内の選挙区調整で松原仁をどかして蓮舫を出馬させようとした手塚や、それを後押しした党幹事長・岡田克也の調整能力不足が事の発端だ。都知事選に唐突に出馬し惨敗。永田町には11日夕方、蓮舫が「衆院選への立候補断念」を党役員に伝え、党役員も知事選の得票結果から本人の意向を尊重するとの報が走った。蓮舫も使い捨てられたが、蓮舫グループのボスで、都知事選でも応援に入り蓮舫を支援した元首相・野田佳彦は次期衆院選の戦略を「根底から見直さなければならない」としたが、9月の代表選には出馬する気満々のようだ。また、11日に会見した長妻は「次の総選挙で都連の候補者全員を当選させる使命が私にはある」と都連会長続投の意向を示し、手塚にも「次に備えてほしい」と続投を示唆した。
★極め付きは連合会長・芳野友子だ。立憲の党本部に党代表・泉健太を訪ね「共産党が前面に出過ぎ、逃げてしまった票があったのではないか」と言い放った。政治とカネで地に落ちた自民党とともに小池百合子を支援したため、蓮舫が勝てなかったが正しいのではないか。誰も責任を取らず、人のせいにし続ける立憲民主党の政治にうんざりする。自民党に「責任」などと言える立場はない。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年07月13日 08:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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