路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【HUNTER2023.06.08】:安倍昭恵夫人「後援会長」就任で注目集める新山口3区

2023-07-02 07:10:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER2023.06.08】:安倍昭恵夫人「後援会長」就任で注目集める新山口3区

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2023.06.08】:安倍昭恵夫人「後援会長」就任で注目集める新山口3区 

 参議院選挙の遊説中だった安倍晋三元首相が奈良市で銃撃を受け、この世を去ってもうじき1年。永田町では安倍元首相の「1周忌解散」が最大の注目となっている。銃撃事件のあった7月9日の日曜日に投開票という仰天プランだが、そこで動き出したのが、安倍昭恵夫人である。

             ◇   ◇   ◇

 4月の衆院補選山口4区で、安倍元首相の後継となった吉田真次元下関市議が圧勝。しかし、改正公職選挙法の「10増10減」で山口県は、現在の4選挙区から1減の3選挙区となる。解散総選挙となれば、当選したばかりの吉田氏の山口4区は山口3区と合区される形となり「新山口3区」となる。

 現在の山口3区の現職は、林芳正外相という大物。林外相に地元をとられたくないと、昭恵夫人が吉田氏の後援会長に就任し、その挨拶と称して自民党の「幹部詣で」を繰り返しているという。

 5月31日、昭恵氏の姿は自民党本部にあった。茂木敏允幹事長に、安倍元首相の「1周忌法要」の案内と挨拶の依頼を行ったとされている。昭恵夫人と吉田衆院議員に帯同したのは、安倍派の会長代理を務める塩谷立氏と下村博文氏。昭恵氏はこの場で、「新山口3区は吉田氏に跡を継いでほしい。ぜひお願いします」と要望を出したが、茂木幹事長は「県連の意見、意向を聞いて今後は決めたい」と言うにとどまった。

 4月の衆院補選が終わった後、安倍元首相の後援会は解散し、地元の事務所も引き払った。吉田氏の後援会幹部が、こう話す。

 「昭恵夫人は政治から一歩引くというお話でした。しかし衆院補選では、吉田氏が勝ったものの、5万票あまりしかとれなかった。安倍元首相の時代は勝つのが当然で『10万票に届くかな』というのが焦点でしたから、まったくダメな選挙だったんです。このままでは、安倍家が築いてきた貴重な地盤が奪われかねない。そこで昭恵夫人に再考をいただき、守っていただくよう訴えを出したところ、吉田氏の後援会長就任となりました」

 吉田氏の後援会といっても、実質的には、安倍元首相の後援会組織がそのまま引き継がれている。「吉田氏を応援するというより、安倍元首相の灯を消すな、林にだけは地元を譲るなということだ」と安倍系の下関市議は息巻く。

 今月4日、自民党山口県連は県連大会を開催。県連会長だった岸信夫元防衛相の後任に副会長だった新谷和彦前県議を充てることを決めた。一般的に県連会長は、地元の衆議院議員や県議などの現職政治家から選出される。しかし、現職ではない引退した議員を会長に選び、発表したのだ。この点について、林外相支援の山口県議が次のように解説する。

 「県連会長の最有力候補は林先生です。しかし、選挙区調整が進んでいない中で、林戦士が県連会長になると、新山口3区の候補を党本部に上申に際、不公平感が出るのではないかとの意見が出た。そこで、林先生が一歩引いた異例の人事となった」

 総選挙に向け早期解散の情報が流れる中、小選挙区の支部長決定は最重要事項だ。県連大会終了後、山口県連幹部は「党本部から、県連で一定の結論を出してほしいと求められている。党本部もそれを尊重するとも言っている。急がねばならない」と話した。

 この日集まった地方議員の多くから「新山口3区は林先生でしょう」との声が多く聞かれたのは事実。自民党・ベテラン地方議員の解説である。

 「実力は林外相のほうが1枚も2枚も上ですよ。吉田氏が衆院補選でとった5万票ですが、1万票は公明党の票ですから、実質的には4万票ちょっとしかとれていない。これまでの山口4区は下関市さえ回っていればOKという選挙区でした。しかし新山口3区は、大幅に選挙区が広くなり、つい先日までは下関市議だった吉田氏にとっては、まったく縁もゆかりもない地域が増えます。立憲民主党は、衆院補選で吉田氏相手に善戦した有田芳生氏が再度挑戦するようですし、吉田氏が小選挙区の候補者になれば、自民党の議席自体が危うくなりかねない。ここは林先生しかないですよ」

 新山口3区の支部長として林外相で地元がまとまりつつある中での昭恵夫人の逆襲。「昭恵夫人や安倍派は『吉田を選挙区で』と言いながら、本音は比例の順位だろう」と笑うのは林氏の所属する岸田派の国会議員だ。

 2021年の衆院選で中国ブロックは、公明党に譲った広島3区に出馬予定だった石橋林太郎氏だけが厚遇され比例1位となった。比例単独で当選したのは他に3人。小選挙区で落選した2人も復活当選となり全部で6議席を確保したが、今回は広島県と岡山県が1減となるので、状況はより厳しくなる。

 「比例順位で処遇を考えなきゃいけないのが3人も出る。さすがに多いとの声がある。公明党との関係で広島の石橋林太郎は今回も比例順位で厚遇するしかない。そんなケースがいくつもあり、吉田氏は比例順位で6番目となるかもしれない。そうなれば当落ギリギリだ。昭恵さんはそれを見越して、事前運動とけん制で党幹部をまわっているんじゃないか。いずれにせよ、新山口3区を巡る林さんと安倍家の争いが、まだまだ続くということだ」(自民党幹部)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース・参議院選挙の遊説中だった安倍晋三元首相が奈良市で銃撃を受け、この世を去ってもうじき1年。永田町では安倍元首相の「1周忌解散」が最大の注目】  2023年06月08日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2023.05.08】:山口4区補選の結果が示す安倍派の落日|安倍後継、遠かった目標の8万票

2023-07-02 07:10:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER2023.05.08】:山口4区補選の結果が示す安倍派の落日|安倍後継、遠かった目標の8万票

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2023.05.08】:山口4区補選の結果が示す安倍派の落日|安倍後継、遠かった目標の8万票 

 4月23日に行われた衆議院の補欠選挙で、最も注視された山口4区。安倍晋三元首相の「跡継」となり昭恵夫人の手厚い支援を受けた自民党の吉田真次氏が、立憲民主党の有田芳生氏らを破って当選した。地元関係者の間では「ホッとした」という声が上がる一方、「安倍元首相の跡継ぎとしては、どうなの」と懸念を示す人がいるなど、複雑な情勢となっている。

             ◇   ◇   ◇

 投開票日の夜8時、テレビ画面に早々と吉田氏の当確を伝えるテロップが流れた。この時点での得票は、吉田氏の51,961票に対して有田氏が25,595票。ダブルスコアに近い圧勝で喜びに沸くもの思いきや「安倍元首相はコンスタントに10万票とっていた。その半分じゃね……」と安倍元首相の後援者。厳しい表情で、こう続ける。「補欠選挙は安倍元首相の弔い合戦ではあるが、本当の勝負は解散総選挙。この票じゃあダメだ」

 岸田文雄首相の自民党総裁としての任期があと1年半ほどになった。解散総選挙が、どのタイミングで行われても不思議ではない状況だ。1票の格差是正で「10増10減」の対象となる山口県は、小選挙区が4から3に減ることが決まっており、山口4区は山口3区と合併するような「新3区」に生まれ変わる。

 現在の山口3区は、林芳正外相のおひざ元。吉田氏は当選と同時に林氏という重鎮を相手に新3区の公認争いという新しい戦いに挑まねばならない。

 吉田氏を先導するように走り回った補欠選挙で昭恵夫人は、「圧倒的勝利で送りだして」、「8万票とれば、林さんは(新3区に)入ってくることができない」と声を枯らせて訴えた。同氏の演説会は、どこも安倍元首相の後援者で満杯。「解散総選挙を見据え、吉田氏を圧勝させ新山口3区をとるため」(安倍派の国会議員)――応援団も安倍派一色で、旧統一教会の韓鶴子総裁に花束を贈呈するなど「壺議員」と揶揄され、山口4区では「最悪のイメージ」とも陰口をたたかれている江島潔参院議員も、なりふり構わず吉田氏と行動をともにしていた。

 次を睨んでの動きは、林氏の陣営も同様だった。山口4区の中心都市である下関市の市議会では長年、自民党会派が安倍派と林派に割れたまま。林氏の支援者が言う。「吉田氏が安倍元首相のように8万票以上とってしまうと、新3区に名乗りをあげてくるのは間違いない。そうならないように消極的な支援でしたね。つまり寝ていたということです」

 また、吉田氏の5万1千票に1万票ほどの公明党票が含まれていることにも注目しなければならない。つまり、吉田氏が実質的にとれたのは4万票ほどの計算になるのだ。林氏についている地方議員が、次のように力説する。

 「4万票なら、有田さんとの差は1万5千票しかありません。もし吉田さんが新3区に出ると言い張っても、今回以上に厳しい選挙になるのは必定。それに、林先生の家業のバス会社などは下関市が本拠地。総裁選にも出馬した先生の父(林義郎元蔵相)もその地盤で選挙を戦っていた過去がある。吉田さんは下関市議で、下関市以外とは関係が薄い。おまけに、安倍元総理の後援会は解散を宣言している。一方、林先生は現在の山口3区でも野党候補を秒殺するほどの選挙の強さ。そこに下関市などが加わればより得票が伸びる。そう考えると吉田氏が割って入ることなどできない」

 同時に補欠選挙が行われた山口2区には顔を見せた林氏だが、山口4区には最後まで姿を見せなかった。新3区の「国盗り合戦」を視野に入れていたからに他ならない。

 吉田氏に敗れた有田氏はツイッターに、《自民党候補は「圧勝」「8万票」が目標でしたが、結果は5万票。次期選挙には林芳正外相が新3区に入ってきます》と投稿した。岸田派のある国会議員も、先をこう読む。

 「自民党の公認争いは林さんで決まりでしょう。林さんは岸田派でもあり、吉田氏や安倍派がいくら騒いでも最後は岸田首相の鶴の一声で決まります。事実、和歌山1区は安倍派の世耕(弘成)参院幹事長が自分の意中の候補を押し込んで負けたじゃないですか。林さんは岸田派の総裁候補でもあります。怖いのは、吉田よりも有田さん。今回で実績を積んだ有田さんが新3区に出馬するでしょうから、その選挙で(有田氏が)比例復活できないほど大量得票で完勝できるのかどうかです」

 自民党は「10増10減」によって数が減る大半の県の選挙区支部で支部長を決定しているが、保留となっているのは大御所が顔を並べる山口県と和歌山県など。これまで安倍元首相の威光で政界を席巻してきた安倍派だが、山口の選挙結果から、大きな陰りが見えているのは確かだ。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース・選挙・衆院山口4区補選】  2023年05月08日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2023年06月30日 今日は?】:東海道新幹線内で男が体にガソリンかけ焼身自殺 巻き添えの女性1人が死亡

2023-07-02 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2023年06月30日 今日は?】:東海道新幹線内で男が体にガソリンかけ焼身自殺 巻き添えの女性1人が死亡

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2023年06月30日 今日は?】:東海道新幹線内で男が体にガソリンかけ焼身自殺 巻き添えの女性1人が死亡

 ◆6月30日=今日はどんな日

  東海道新幹線内で男が体にガソリンかけ焼身自殺。巻き添えの女性1人が死亡(2015)

 ◆出来事

  ▼沖縄県石川市(現うるま市)の小学校に米軍戦闘機が墜落、児童ら17人死亡(1959)▼名古屋市の老舗百貨店「丸栄」が閉店(2018)

宮森小学校米軍機墜落事故
1959 Kadena Air Base F-100 crash.jpg
事故後の現場風景
宮森小学校周辺で起きた米軍のジェット機墜落事故について児童に説明する伊波洋正さん(左)=うるま市・勝連小学校
 宮森小学校周辺で起きた米軍のジェット機墜落事故について児童に説明する伊波洋正さん(左)=うるま市・勝連小学校

 ◆誕生日

  ▼田中昌之(51年=元クリスタルキング)▼矢部太郎(77年=カラテカ)▼高見侑里(87年=タレント)▼中尾明慶(88年=俳優)▼夏帆(91年=女優)▼皆川玲奈(91年=TBSアナウンサー)▼葵わかな(98年=女優)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2023年06月30日  00:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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