【熊本県】:球磨川氾濫し道路寸断 猛烈な雨に「パニック状態」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【熊本県】:球磨川氾濫し道路寸断 猛烈な雨に「パニック状態」
茶色く濁った川の水が、うねりながら住宅をのみ込んだ-。猛烈な雨に見舞われた熊本、鹿児島両県の市町村は4日、避難指示を出した。「パニック状態」。初の大雨特別警報発令という事態に、自治体の職員は対応に追われた。
大雨で増水した球磨川のライブカメラ映像。熊本県八代市渡町(球磨川河川緑地)付近(国交省提供=共同)
「電話が鳴りっぱなしで、まとまりがつかない」。熊本県球磨村建設課の上蔀宏さんが役場の様子を明かす。同村を流れる球磨川が氾濫。上蔀さんは「2階まで浸水している住宅があり、避難できていない人もいるかもしれない。パニック状態だ」と落ち着かない様子で話した。
村によると、氾濫で道路が寸断。役場から被災現場に調査に行くこともできない状況という。
鹿児島県庁6階の災害対策課。早朝から大勢の職員が対応に追われた。室内には大雨情報を伝えるニュースの音声が流れ、作業着やジャージー姿の職員が担当者と話し込み、天気図が印刷された資料を配布。「内閣府から問い合わせが来る」などの声が飛び交い、慌ただしい様子だった。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【災害・豪雨】 2020年07月04日 09:44:00 これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。