すばらしい小説はキャラクターたちのその後を知りたくなります。「ホームズ」のパスティーシュが夥しく出ているのは、みなホームズとワトソンのその後を知りたい/書きたいからですよね。
この「血染めのエッグ・コージイ事件」もそんなミステリです。
冒頭からキナ臭い政治問題で幕を開けます。エスピオナージュ、予告する宝石泥棒、殺人といった筋に、貴族、政治家、諜報部員、成金といった一癖二癖もあるキャラクターがからんできます。しかも冒頭の簡単な描写がじつは伏線になっているのが驚き。ラストの二転三転する展開には、久しぶりにミステリの醍醐味を楽しみました。ヒロインの行く末が爽やかでいいですね。クリスティのトミーとタペンスみたいなシリーズもので書いていって欲しいです。
「血染めのエッグ・コージイ事件 ジェームズ・アンダースン著 扶桑社ミステリ」
この「血染めのエッグ・コージイ事件」もそんなミステリです。
冒頭からキナ臭い政治問題で幕を開けます。エスピオナージュ、予告する宝石泥棒、殺人といった筋に、貴族、政治家、諜報部員、成金といった一癖二癖もあるキャラクターがからんできます。しかも冒頭の簡単な描写がじつは伏線になっているのが驚き。ラストの二転三転する展開には、久しぶりにミステリの醍醐味を楽しみました。ヒロインの行く末が爽やかでいいですね。クリスティのトミーとタペンスみたいなシリーズもので書いていって欲しいです。
「血染めのエッグ・コージイ事件 ジェームズ・アンダースン著 扶桑社ミステリ」
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