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量子怪盗 その1

2012年11月10日 | SF
ちょっと変わった名前のとおり、作者はフィンランド人です(イギリス在)。

フィンランド映画の「アイアンスカイ」がやたらに面白かったので、
フィンランドきたー!と思って読んでみました。



オビで、SF評論家の堺三保が「21世紀最新進化形態のニュー・スペースオペラ」と持ち上げる同作ですが、
悲しいことにルビ付きの超未来ナノテクガジェットが頻出するのこの手のSFに、
なんとも入りこめません((T_T)オッサンですから)。

ルブランのルパンものへのオマージュもありつつ、
19世紀末のフランス新聞小説の雰囲気をSFに取り込んだ、
という解釈でいいんですかね。
かたや、戦闘シーンなんかは、
ナノテク用語や量子力学用語を使ったガジェットがばんばん出てきますが、
深夜アニメ「武装神姫」みたいです。

武装神姫 OP




でも、つくづくM気質なのか、とにかく最後まで読まねばと、
いま中ほどあたり。

■量子怪盗 ハンス・ライアニエミ 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
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