[※ 「3.11から12年 「脱原発の約束はどこに」」(週刊金曜日 1415号、2023年03月10日) ↑]
(2023年08月29日[火])
既に〝実害〟 、#zutto_uso_datta。
『●「汚染水」の海洋放出からX年後を恐れる ―――《政府は
基準値を大きく下回るまで薄めるというが…物質の総量は変わらない》』
『●《東京電力は処理水を「希釈すれば飲める」》…政府、自公お維の
議員、原子力「寄生」委員会の皆さん、「どうぞ、どうぞ御飲み下さい」』
『●【西谷文和 路上のラジオ】《小出裕章さん…東京電力福島第一原発の
トリチウムなど放射性物質を含む処理水を海洋放出していけないわけ》』
『●《ひとたび制御を失った原発が、後世にどれだけの重荷を残すのか。
…廃炉作業が遅々として進まぬ現実が、原発の巨大なリスク》を顕在化』
『●《それは「お花畑」などといって茶化される話ではなく、日本社会の
将来を決定づける超現実的な選択なのである》(コラム 狙撃兵)』
『●核燃料デブリに触れた汚染水をALPS処理した〝汚染水〟の海洋
放出に断固反対する…〝汚染水〟の放出からX年後を恐れぬ愚行である』
『●(デモクラシータイムス/原発耕論)《汚染水海洋放出は無責任の極み!》
…希釈しても汚染物質は減らない、〝汚染水〟の海洋放出に断固反対』
『●そんな核燃料デブリに触れた水を処理した〝汚染水〟…そんなものを海に
捨てた例はどこにもない、〝汚染水〟の放出からX年後を恐れぬ愚行』
『●《通常の原発からも海洋放出しているから安全なのではなく、人体に
とって危険なトリチウムを排出する通常の原発稼働も止めることが必要》』
(長周新聞)《カナダでは、重水炉というトリチウムを多く出すタイプの
原子炉が稼働後しばらくして住民のあいだで健康被害の増加が問題に
された。調査の結果原発周辺都市では小児白血病や新生児死亡率が
増加し、ダウン症候群が80%も増加した。またイギリスの
セラフィールド再処理工場周辺地域の子どもたちの小児白血病増加に
関して、サダンプト大学の教授は原因核種としてトリチウムと
プルトニウムの関与を報告している》
《全責任》をどうとるつもり? 《汚染水放出そのものがすでに中国や韓国など海外による輸入規制など経済的実害を生んでいる》。農水相は「想定外」と言う……あぁぁ…。
(こちら特報部)《「頑張って漁業が再建できそうなところにまた放出をし、被害を与えようとしている。これは二重の加害で、許されない」…河合弘之さん…は「事故で漁業関係者は壊滅的な被害を受けた。今回は漁業関係者の反対を知り、風評被害が起きると知りながら故意に流す加害。倫理や道徳に反する」と語った》。
『●《「廃炉終了の定義」を明確にしないまま「廃炉」を進める》―――
《ある程度のデブリを取り出すだけでも、100年以上はかかりそう》』
『●小出裕章さん《国と東電が策定したロードマップは「幻想」です…
つまり、デブリの取り出しは100年たっても不可能》、石棺しかない』
『●長周新聞【汚染水海洋放出に国内外で反発高まる コスト優先し科学歪める
政府 トリチウム以外に62核種が基準超え 風評では済まされぬ実害】』
『●はぁ? 東京新聞【「原発マネー」で生まれた奇策 使用済み核燃料の
中間貯蔵施設を上関町に 中国電力と関西電力で苦肉の共同開発案】』
『●「賠償ではなく、漁業をしたいだけ」…福島県漁連は《関係者》では
ないのか? ―――「関係者の理解なしには、いかなる処分もしない」?』
『●#zutto_uso_datta、斉藤和義さん「#ずっとウソだった」。そして、「関係
者の理解なしには、いかなる処分もしない」という約束もウソだった』
『●既に実害…《「汚染水放出は危険・問題派」…汚染水放出そのものが
すでに中国や韓国など海外による輸入規制など経済的実害を生んでいる》』
『●《「海洋資源に大きく依存している太平洋諸島の人々の命と生活を脅かす」
…「太平洋を核廃棄物のごみ捨て場にこれ以上するべきではない」》』
かつ、アベ様は「日本の原発でそういう事態は考えられない」と嘯いた。何食わぬ顔で《最大の戦犯》だったアベ様。しかも、菅直人氏についてのデマ「メルマガ事件」の犯人もアベ様だ。極めつけは、世界に向けてウソ…世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ…。「息吐く様にウソをつく」と形容されたアベ様。
『●「原発推進」という結論ありきのパフォーマンス』
『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が出るほどの
重大事故だというのに、この国は……』
『●世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ……』
『●(リテラ)「あの未曾有の福島第一原発事故を招いた
“最大の戦犯”が、他ならぬ現内閣総理大臣・安倍晋三」』
《実は、第一次安倍政権時の2006年には、すでに国会で福島原発事故
と同じ事態が起きる可能性が指摘されていた。しかし、ときの
総理大臣だった安倍は、「日本の原発でそういう事態は考えら
れない」として、一切の対策を拒否していたのである》
『●東電核発電人災での国の責任も放棄…《あの未曾有の福島第一原発
事故を招いた“最大の戦犯”》アベ様の責任は追及され続けるべき』
《岸田政権の強権ぶりに批判が殺到するが、「今に至る事態を招いたのは東電」という事実を忘れてはならない》、そりゃそうだ。でも、アベ様を含めた自民党にも《全責任》。#ずっとウソだった。そして、「関係者の理解なしには、いかなる処分もしない」という約束もウソだった。
安藤恭子・岸本拓也両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/原発処理水の海洋放出が「二重の加害」と言われる理由 東京電力に今問わなければならないこととは】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/272364?rct=tokuhou)。《東京電力福島第1原発事故で生じた汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出が24日に始まった。岸田政権の強権ぶりに批判が殺到するが、「今に至る事態を招いたのは東電」という事実を忘れてはならない。東電が起こした事故では、かねて多くの放射性物質が海に注がれた。隠蔽(いんぺい)が疑われた局面もあった。9月8日に提訴予定の差し止め訴訟でも、東電の「過去」と「今」が焦点になる。原告側は何を訴えるのか。いま、東電に問うべきことは何か。(安藤恭子、岸本拓也)》。
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/272364?rct=tokuhou】
こちら特報部
原発処理水の海洋放出が「二重の加害」と言われる理由 東京電力に今問わなければならないこととは
2023年8月25日 12時00分
東京電力福島第1原発事故で生じた汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出が24日に始まった。岸田政権の強権ぶりに批判が殺到するが、「今に至る事態を招いたのは東電」という事実を忘れてはならない。東電が起こした事故では、かねて多くの放射性物質が海に注がれた。隠蔽(いんぺい)が疑われた局面もあった。9月8日に提訴予定の差し止め訴訟でも、東電の「過去」と「今」が焦点になる。原告側は何を訴えるのか。いま、東電に問うべきことは何か。(安藤恭子、岸本拓也)
◆「他国から批判を浴びないと、この国は変わらない」
海洋放出が始まった24日午後1時、東京・内幸町の東京電力ホールディングス本社前。通りがかった人々に話を聞いた。
(福島第一原発処理水の海洋放出を東京電力ホール
ディングス本社(後方)に向け、抗議する市民団体ら)
埼玉県川口市の男性会社員(51)は社屋を見上げた。「他国から輸入規制でもなんでも批判を浴びればいい。そうでなければこの国は変わらない」。仕事で有楽町に向かっていた神奈川県平塚市の女性(48)は「感情論でどうにもならない」。
原発事故直後、東電に向けられたのが猛烈な批判。時の経過を感じさせる。
福島第1原発では溶け落ちた核燃料(デブリ)の冷却水と地下水が混じり、汚染水が増え続けている。これらをくみ上げ、除染設備や多核種除去設備(ALPS)で処理、希釈して放出する計画になっている。
現政権は「科学的根拠に基づき、説明していきたい」とアピール。ALPSで除去できないトリチウムの年間放出量は海外の多くの原子力関連施設より低水準と伝える。経済産業省のサイトでは、処理後のトリチウムの年間放出量は22兆ベクレル未満の予定と記載。韓国の古里原発は約49兆ベクレル、中国の陽江原発は約112兆ベクレルと記す。ともに2021年のデータという。
◆「風評被害が起きると知りながら故意に…」
ただ、重大事故を経た福島第1原発からの海洋放出は、通常運転中の他の原発とは異なる側面を持つ。
「頑張って漁業が再建できそうなところにまた放出をし、被害を与えようとしている。これは二重の加害で、許されない」
東電と国に放出差し止めを求める訴訟に向け、弁護士の河合弘之さんは23日の会見でこう訴えた。
24日に改めて尋ねると、河合さんは「事故で漁業関係者は壊滅的な被害を受けた。今回は漁業関係者の反対を知り、風評被害が起きると知りながら故意に流す加害。倫理や道徳に反する」と語った。
(東京電力福島第1原発で岸田首相と意見交換する東京電力
ホールディングスの小林喜光会長(中)=20日午後)
政府がよく引用する「原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)」の2020年/2021年報告書(日本語版)によると、事故初期には大気中に放出された放射性物質は風で太平洋上空に拡散し、海面に沈着した。初期段階(11年3〜4月)での海洋環境への推定放出量をまとめており、大気からの沈着はセシウム137で5〜11ペタベクレル(ペタは1000兆)、ヨウ素131で57〜100ペタベクレルに上る。このほかに2号機の外のトレンチ(地下道)から高濃度汚染水が漏れて直接、海に放出されたという。
この報告書は13年までに原発沿岸水域の濃度は事故前の水準に戻ったと記す。福島県漁連によれば19年度以降、自主検査する漁獲物の99%超は放射能濃度が検出できないほど低い。
そんな中で河合さんは環境影響の長期評価を求める。「希釈しても有害物質を流すことに変わりはない。放出すれば海は汚れる。他国の原発が海に流しても、日本は非難できない。一緒に流さない努力をしないといけないのに」
経産省資源エネルギー庁に24日、河合さんが訴える長期評価の必要性をどう考えるか尋ねたが、同日夜までに回答はなかった。
◆海洋放出は本当に「安上がり」なのか
海洋放出の費用は大きく膨らむ見通しだ。16年の経産省の作業部会「トリチウム水タスクフォース」の試算では34億円とされたが、現状では、漁業者支援の基金や海底トンネル建設費などを合わせ、1290億円に達すると河合さんらは指摘する。
いわき市議で「これ以上海を汚すな!市民会議」の佐藤和良共同代表は「薄めても海底を通しても、海に流してしまえば、漁業関係者への賠償が必要となるのは当たり前。海洋放出が安上がりという試算はおかしい。海洋放出が始まった今日からまた問うていきたい」と話した。
今月22日の閣僚会議では国や東電などが周辺海域でモニタリング(監視)を強化する方針が確認された。測定回数や調べる放射性物質の種類を増やしたほか、国や東電の安全確保の取り組みが適切か、国際原子力機関(IAEA)がレビューを継続する。
(2011年3月13日、報道陣に囲まれる東京電力の
清水正孝社長(当時))
そうはいっても放出の実務は東電が担い、モニタリング作業の多くも東電が主体になる。東電は国の排出基準を大幅に下回るトリチウム濃度の目安値を定め、放出開始後、目安値を超えた場合は「速やかに放出を停止する」という。
◆そもそも東電を信用できるのか
今後、トラブルが発生した場合は迅速な対応などが求められるが、東電の過去を振り返ると不安が募る。
最たる例は、福島原発事故を巡る津波対策だ。事故前に津波被害の可能性が指摘されたのに、原子炉建屋などの浸水対策を怠ったとして、東電の旧経営陣は株主代表訴訟で計約13兆円の損害賠償が命じられた。現在は控訴審が進む。
また事故直後、社長だった清水正孝氏が「『炉心溶融』の言葉を使うな」と幹部に指示したことが社内調査で判明したが、16年6月になって明らかにし、当時の広瀬直己社長が「社会目線からすれば隠蔽と捉えるのは当然」と謝罪した。
不信を抱かせたのは過去の汚染水対応でも。13年5月以降、原発敷地内の井戸で高濃度汚染水が確認され、海へ流出した可能性があると指摘されたが、東電は認めなかった。7月22日に漏出を認めた一方、原発再稼働の是非が問われた参院選の投開票日翌日という時期も疑念を生んだ。
果たして東電の体質は変わったのか。株主代表訴訟の原告で、脱原発を求めて30年以上、東電と対峙たいじしてきた木村結さんは「体質は全く変わらない。原発事故を起こし、事実上国有化されたことで、誰も責任を取ろうとしない姿勢はさらにひどくなった」と話す。
◆何か起きたら誰が責任を取るのか曖昧
東電不信は根深いが、海洋放出を巡っては東電は終始受け身だ。国が「全責任を持って対応する」(岸田文雄首相)と前のめりな局面が目立つ。その国は「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」という地元漁連との「約束」を軽んじ、放出へ踏み切った。
(2011年3月30日、質問に答える東京電力の
勝俣恒久会長(当時)=東京・内幸町で)
富山大の林衛准教授(科学コミュニケーション)は、もたらされる便益が放射線リスクを上回る場合のみ認められる「正当化の原則」が守られていないと問題視する。「東電や政府の利益以外の、一般の人々のメリットがさっぱり分からない。少なくとも加害企業の東電は国際社会を含めた批判や懸念を受け止め、主体的に対応する必要がある」
信州大の茅野恒秀准教授(環境社会学)も「政府が前面に立つという意味は何か、厳しく見ないといけない。どんなことが起きた時にどう責任を取るのか、今は曖昧だ」と懸念を示す。
「環境政策の基本である汚染者負担と予防、市民参加の3原則にのっとれば、東電が最後まで責任を持つべきだ。見切り発車で長期に放出するのではなく、一度立ち止まり、政策プロセスに幅広い市民が参加して多くの納得を得ていく形で進めるべきだ」
◆デスクメモ
UNSCEAR=アンスケアの報告書には批判がある。推計が甘いと。ただ注視すべき記述も。福島事故を「かなり大量の放射性物質が直接的、間接的に海洋環境に放出された初めての原子力発電所の大事故」と評する。そして今回の放出。「二重の加害」の重みを改めて考えたい。(榊)
【関連記事】処理水放出、太平洋島しょ国が怒り 背景に核や戦争、大国の犠牲になってきた歴史
=====================================================
[【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]
吉田央記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]IR汚職に思う 故翁長知事の「良識」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/519293)。
《韓国に江原(カンウォン)ランドというカジノがある。地元は炭鉱の街。廃鉱に危機感を募らせ、活性化の起爆剤として誘致したが逆効果だった。入場者の99%が韓国人。ギャンブル依存症、破産、薬物汚染が広がり、15万人の人口が3万人台に落ち込んだ》。
『●賭博場開帳が《人口減、税収減など、横浜の将来への
強い危機感》を払拭し、《市民が誇れる、持続可能な街作り》に?』
《「江原(カンウォン)ランド」…カジノがくれば、雇用が増え、
観光客が殺到して税収が増え、町は活気づく……そのはずだったが、
数年後には風俗店と質屋とサラ金が立ち並ぶ異様な町へと変貌した。
増えたのはギャンブル依存症患者、自殺、犯罪。…マカオ編では…
ショックだったのは「カジノとホテル、食事そして女性がセットで
いくら」と表示する広告が、町のあちこちに貼られている風景。
賭博と売春はつきもの》》
お維からの離党で御終い?
沖縄タイムスの【社説[下地氏100万円受領]潔く議員辞職すべきだ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/518889)によると、《カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件が沖縄関係国会議員に飛び火した。東京地検特捜部に贈賄容疑で逮捕された中国企業「500ドットコム」側が現金を配ったと供述している元郵政民営化担当相で日本維新の会の下地幹郎衆院議員(58)=比例九州=が那覇市の事務所で記者会見し、100万円を受け取ったことを認めた。前回の衆院議員選挙期間中の2017年10月15日ごろ、100万円が入った封筒を選挙資金として選挙事務所で職員が受領したという》。
『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう
強く要求」されておきながらアベ様は平気で…』
『●大阪「ト」の万博、お維とアベ様らが賭博場開帳のために
《血税をつぎこむための隠れ蓑》…上前はどこに?』
『●賭博場開帳…《ばくちで生きながらえる自治体になりたい》
というカジノ誘致横浜市長の後ろ盾が最低の官房長官』
『●賭博場開帳が《人口減、税収減など、横浜の将来への
強い危機感》を払拭し、《市民が誇れる、持続可能な街作り》に?』
『●《…人の不幸で金もうけ。カジノ誘致への心配は数々
あれど、もう一つ不安の種が加わった。「政治汚職の温床」》』
「《他人の不幸や不運を踏み台に》するカジノ、その裏では…
《政治汚職の温床》、自民党議員やお維関係者らによる薄汚さ」
『●カジノ汚職とお維議員の関与? 《仲里容疑者が金を渡した
と供述した維新の議員はまったく別の幹部クラスの議員だという》』
「リテラの記事【朝日の元旦スクープ「中国企業が『金を渡した』
と供述の国会議員5人」は誰か? 名前の挙がっていなかった
元防衛相ら大物も】」
『●《下地幹郎や宮崎政久、岩屋毅といった議員たちの名前が…
カジノ利権だけでなく、基地利権でも蠢いてきたのではないのか》』
「目取真俊さんのブログ…《IR汚職で下地幹郎や宮崎政久、岩屋毅
といった議員たちの名前が挙がっている。いずれも辺野古新基地建設を
推進してきた面々だ。カジノ利権だけでなく、基地利権でも蠢いてきた
のではないのか。新基地建設が長引き、予算が膨らめば膨らむほど、
金が入ると笑う者たちがいる。こういう連中のために、沖縄県民は
苦しめられるのだ》」
琉球新報の【<社説>下地氏に100万円 裏金受領したなら辞職を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1053546.html)によると、《またもや政治と金を巡る疑惑が表面化した。100万円もの大金を事務所が受領したにもかかわらず、報告を受けたかどうか「覚えていない」と言う。政治資金の管理のずさんさには驚くほかない…5人のうちの1人、元郵政民営化担当相で、日本維新の会衆院議員の下地幹郎氏=比例九州=が、2017年10月の衆院選期間中に、「500」社元顧問から現金100万円を受領したと認めた。下地氏によると、事務所の職員に元顧問が現金入りの封筒を手渡したという。政治資金や選挙運動に関する収支報告書に記載しておらず、政治資金規正法などに抵触する疑いが強い。政治資金規正法は、政治活動の透明性を確保するため、収支の作成、公表を義務付けている。受領した100万円が記載されていない以上、収支不明の裏金である。このような不透明な現金がいとも簡単にやりとりされているとすれば、由々しき事態だ》。
カジノ汚職と沖縄基地利権、そして、お維。
リテラの記事【IR汚職の維新・下地議員と菅官房長官の関係! カジノは辺野古基地建設とセット、中国マネー貰っていたのは米軍基地推進派】(https://lite-ra.com/2020/01/post-5194.html)によると、《やはり金は渡っていた──。6日、日本維新の会の下地幹郎衆議院議員(比例九州)がIR汚職疑惑で中国企業「500ドットコム」から現金を受け取っていたと認めた。さらに、現金授受を否定していた船橋利実議員(比例北海道)も本日、500ドットコムとカジノ事業を計画していた札幌市の観光会社幹部から100万円を受け取っていたと認めた》。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/IR汚職下地幹郎は「離党で済む話か」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202001090000113.html)/《★これについて共産党副委員長・市田忠義は「離党で済む話か。職務権限の有無にかかわらず政治家には政治的、道義的責任が問われる。カジノ企業から百万も受け取り報告書にも記載せず。ただ『早め』の離党で沈静化をはかろうとする。その魂胆が間違っているのだ」とツイッターで厳しく指摘している。それでなくとも下地は地元に親族企業「大米建設」や中国や台湾と航路を結ぶ「南西海運」を擁し、沖縄の地域政党「政党そうぞう」代表で県内に議員を抱える。政治家としては検察の言う職務権限以上に見えない職権を持つともいえる。 ★県内政財界に強い影響力を持つこと自体がカジノ沖縄参入の決定権を持つ役職とは別に、機能すると考えられる。だからこそあらぬ嫌疑をかけられぬように身ぎれいにしておくべきことなのではないか。日本維新の会代表・松井一郎大阪市長は「政治資金規正法違反にあたり、議員辞職すべきだ」と厳しく反応している。維新関係者が言う。「松井の議員辞職は同党に在籍していたNHKから国民を守る党副党首・丸山穂高を除名した時と同じ対応。いうだけだ。そもそも官房長官・菅義偉と当選同期で自民党に戻りたくて菅の方ばかり向いていた下地が煙たかった。いい機会だから排除しただけ。大阪のカジノ構想に邪魔にならないで欲しいとの思いだけ」。早々の離党であとは収支報告を修正申告して切り抜けようとする灰色高官・下地に救いの手を差し伸べるのは丸山穂高か》。
カジノ利権に、さらに、基地利権。
=====================================================
【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/519293】
[大弦小弦]IR汚職に思う 故翁長知事の「良識」
2020年1月8日 07:51
韓国に江原(カンウォン)ランドというカジノがある。地元は炭鉱の街。廃鉱に危機感を募らせ、活性化の起爆剤として誘致したが逆効果だった。入場者の99%が韓国人。ギャンブル依存症、破産、薬物汚染が広がり、15万人の人口が3万人台に落ち込んだ
▼賭けに負けた人から最後の財産をむしり取るため、車の質屋が並ぶ。視察した前参院議員の糸数慶子さんは「誘致した商工会関係者さえ『私たちが失敗の張本人です』と認めていた」と振り返る
▼カジノを含む統合型リゾート(IR)汚職は沖縄も舞台に。県関係2人の容疑者が中国企業の意向を受け、2017年にわいろを配った疑いがある
▼当時の翁長雄志知事はカジノ反対を公約し、当選した。知らぬはずはない。それでも容認派の知事が誕生すると信じ、カネをばらまく。仮に容認したら、国内外の利権が一斉に沖縄へ押し寄せただろう。今更ながら、翁長さんの判断は良識的だったと思う
▼公約づくりを主導した選対幹部は「陣営に賛否両論あったが、カジノは沖縄観光の性格を変える可能性があるという意見でまとまった」と話す
▼美しい自然という魅力が色あせ「ギャンブルの島」のイメージが広がる危機感だ。糸数さんは韓国でこう言われた。「炭鉱しかない街だから誘致した。観光資源が豊富な沖縄にカジノは不要では」。同感だ。(吉田央)
=====================================================
[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
編集部・田端薫さんの、マガジン9の記事【こちら編集部/「横浜にカジノはいらない 女性たちよ手をつなごう」集会報告(田端薫)】(https://maga9.jp/190918-2/)。
《集会ではまず、沖縄で長年カジノ導入阻止の運動に身を投じてきた前参議院議員糸数慶子さんらが視察した際のビデオ「カジノの街はいま 韓国編・マカオ編」が上映された。…「江原(カンウォン)ランド」…カジノがくれば、雇用が増え、観光客が殺到して税収が増え、町は活気づく……そのはずだったが、数年後には風俗店と質屋とサラ金が立ち並ぶ異様な町へと変貌した。増えたのはギャンブル依存症患者、自殺、犯罪。…マカオ編では…ショックだったのは「カジノとホテル、食事そして女性がセットでいくら」と表示する広告が、町のあちこちに貼られている風景。賭博と売春はつきもの》。
賭博場開帳が《市民が誇れる、持続可能な街作り》なのか?
「江原(カンウォン)ランド」やマカオ…なぜ、先達に学ばないのだろう? 《地域再生の目玉》《カジノがくれば、雇用が増え、観光客が殺到して税収が増え、町は活気づく》…は達成されたのか? 《世界的に見てもカジノはもはや斜陽産業。地域経済活性化どころか、将来に禍根を残す》。水道民営化、水道私企業化と同様、今頃、周回遅れで賭博とは…。賭博場開帳で《市民が誇れる、持続可能な街作り》が可能だとは思えない。
『●「まん延する差別」な、「御持て成し」どころでない
「うらあり」だったニッポン…「病んだ空気」が蔓延』
『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」』
『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは
無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)』
『●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…
他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」』
『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」
…どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?』
『●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…
夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…』
『●「働かせ方壊悪」…(斎藤美奈子さん)「こんな形で働かされたら
子育てなんかできない…少子化促進法」』
『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう
強く要求」されておきながらアベ様は平気で…』
「《トランプ大統領が自身の大口献金者であるカジノ大手の
米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう強く要求》
してたんじゃないのぉ! アベ様ときたら、あまりの予想通りの展開過ぎて、
呆れたねぇ。憲政史上最悪の国会で、アベ様は《そんな事実は、
これはまったく、一切なかったということをはっきりと申し上げておきたい》
と明言。息吐く様にウソをつく。《ニヤニヤと笑みを浮かべながら…、
根も葉もないヨタ話と言わんばかりに笑い、鼻にもかけないような態度をとり、
事実を完全に否定》しておきながら、なんじゃそりゃ」
「《カジノに貿易、武器購入まで……。トランプに尻尾を振ることしかできない
“忠犬”の安倍首相によって、日本はどこまでも売り渡されつづけて
いくのだろう》…世界中の笑いものだ」
『●大阪「ト」の万博、お維とアベ様らが賭博場開帳のために
《血税をつぎこむための隠れ蓑》…上前はどこに?』
『●賭博場開帳…《ばくちで生きながらえる自治体になりたい》
というカジノ誘致横浜市長の後ろ盾が最低の官房長官』
=====================================================
【https://maga9.jp/190918-2/】
こちら編集部
「横浜にカジノはいらない 女性たちよ手をつなごう」集会報告(田端薫)
By マガジン9編集部 2019年9月18日
ついに本性を現したか。横浜市の林文子市長のことである。菅義偉官房長官とのつながりが強いとされる林市長は、もともとカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に前向きだったが、2年前の市長選の時には「白紙状態である」と宣言して、再選を果たした。ところが、この8月22日、「人口減、税収減など、横浜の将来への強い危機感」を理由に、横浜港山下埠頭へのIR誘致を正式表明した。
このだまし討ちに怒ったのは横浜市民だけではない。昨年のIR推進法成立時に体を張って反対してきた超党派の女性国会議員たちが「横浜にカジノはいらない 女性たちよ手をつなごう」と呼びかけ、9月14日にかながわ県民センターでキックオフ集会を開催した。
集会ではまず、沖縄で長年カジノ導入阻止の運動に身を投じてきた前参議院議員糸数慶子さんらが視察した際のビデオ「カジノの街はいま 韓国編・マカオ編」が上映された。
韓国・ソウルから車でおよそ3時間、ひなびた山村の高台に忽然と現れる「江原(カンウォン)ランド」は、韓国人が入れるカジノとして2000年にオープンした。地場産業だった炭鉱が閉鎖され、地域再生の目玉として提起されたのが「ゴミ処理場」、「核廃棄物処理施設」、そしてカジノだったという。
この三つの中から選ぶとしたらカジノしかない。カジノがくれば、雇用が増え、観光客が殺到して税収が増え、町は活気づく……そのはずだったが、数年後には風俗店と質屋とサラ金が立ち並ぶ異様な町へと変貌した。増えたのはギャンブル依存症患者、自殺、犯罪。減ったのは人口、とくに治安の悪化や風紀の乱れから若い世帯が引っ越し、子どもたちの姿が消えたという。「カジノは経済再生の起爆剤となると信じていたが、間違いだった。後悔している」と推進派だった男性は、肩を落とす。
マカオ編では、カジノで働く女性が証言する。「24時間たばこの煙が充満する閉鎖的な賭場での交代制勤務はきつく、体を壊した。給料がいいときもあったが、子どもにはさせたくない仕事」
ショックだったのは「カジノとホテル、食事そして女性がセットでいくら」と表示する広告が、町のあちこちに貼られている風景。賭博に売春はつきもの。カジノ反対に、女性たちがまず声をあげる必然を感じる。
続いて糸数さんから、沖縄でのカジノ問題についての報告があった。沖縄では1972年の本土復帰時から、カジノ誘致の動きがあったという。「本土に追いつくためにはカジノを」という経済団体、自民党と、「沖縄の豊かな自然、文化、芸能を子どもたちに残そう」という教職員組合や女性団体を中心とする県民のせめぎ合いが続き、時の政治情勢に左右されながらも、なんとか踏ん張っているのだという。「戦いはあきらめたら終わり。カジノの要らない横浜を目指して、がんばってほしい」。基地に限らず、さすが沖縄の戦いは粘り強い。見習わなければ……。
その後は、呼びかけ人となった福島みずほさん、あべともこさんら国会議員、神奈川県議会、横浜市議会の女性議員、市民グループの女性たちからのメッセージが相次いだ。「経済効果と言うけれど、市長は業者が作った資料をそのまま提示するだけ」「依存症や治安悪化に対する対策はしっかりやると言うけれど、その費用は収入の倍かかるという調査報告も。そんなものはやらないのがいちばん」「横浜市のパブリックコメントでは、90%以上が反対。市長は市民の声を聞け」「市長のリコール、住民運動。なんでもできることからやりましょう」「カジノより中学校給食を」「国土交通省がやるべきは、カジノでなく災害対策、迅速な救援」。万雷の拍手と「そうだ!」の声援。360名の参加者が一体となった集会だった。
ギャンブル依存症患者の増大だけでなく、反社会的勢力の参入、政治家・役人の利権の温床になるなど、カジノの弊害は明々白々だが、一方で「税収が増えて、市民に還元される」「シンガポールでは成功している。依存症や犯罪も減少傾向にある」「カジノはだめで、パチンコはいいの?」「賭け事には興味ないから、関係ない」など、賛成派、無関心派も少なくない。
賭け事イコール不道徳というだけでなく、「世界的に見てもカジノはもはや斜陽産業。地域経済活性化どころか、将来に禍根を残す」という認識を周知して、市民が誇れる、持続可能な街作りを目指したい。
(田端薫)
=====================================================
asahi.comから(http://astand.asahi.com/magazine/kotoba/jinken/2013020300001.html?ref=comtop_fbox)。
江原啓之氏などと組んでのオカルト系の話には辟易とするが・・・。
「ヨイトマケの唄」は、なんで放送禁止歌なんだろう?
『●「公務より選挙が大事と公言し、
参議院議員も兼任できると訴えている人が市のトップ」の下した処分』
桑田佳祐氏も歌っていますが、やはり美輪明宏氏本人が歌ったものの方が良い。以下のウィキペディアの記事は面白いので、是非、一読を。
『ヨイトマケの唄』
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%81%AE%E5%94%84)
この記事によると、
「発表後間もなくして歌詞の中に差別用語として扱われる
「土方」(どかた)「ヨイトマケ」が含まれている点などから、
日本民間放送連盟により要注意歌謡曲(放送禁止歌)に指定された事で
それ以降民放では放送されなくなる。この制度自体は1983年に
廃止されたが、実際は廃止された後もしばらくの間この制度の影響を
受け続けることになる」
・・・だそうです。森達也さんの『放送禁止歌』に、〝放送禁止歌〟のこれ以降のその辺の事情が書いてあったと思います。要は放送局の思い込みと自己規制。
================================================================================
【http://astand.asahi.com/magazine/kotoba/jinken/2013020300001.html?ref=comtop_fbox】
ヨイトマケ「放送禁止」はナンセンス
2013年02月08日
■紅白歌合戦の衝撃
「ちょ!さっきの紅白見た人いる!?衝撃!!」
「どうして美輪さんは金髪じゃなかったんだろうねぇ」
「凄(すご)い歌詞らしいけど、衝撃で内容一切入って来んかったーー(; ;)」
この会話は、歌手で俳優の美輪明宏さんが、昨年12月31日のNHK紅白歌合戦で「ヨイトマケの唄」を歌った直後、女子大学生がツイッターで交わしたつぶやきです。美輪さんといえば、テレビでよく見る「金髪ロングでハデハデ」の印象が強かった彼女たちの世代にとっては、このときのステージのように黒い短髪に衣装は黒の上下、といったいでたちはさぞ「衝撃」だったのでしょう。
紅白の舞台は背景もなく真っ暗で、照明もピンスポットと上からの2本だけ。化粧もせずに髪も黒。「無でいい」と美輪さんは考えたそうです。「聴く人の想像力を邪魔したくないから」。建設現場で泥にまみれて地ならしの仕事をする母と、母親の職業ゆえにいじめられた子、それでもその子はぐれずに成長し、エンジニアになっていま、母の唄、ヨイトマケの唄こそ世界一だと親子の絆を思う――。私も久しぶりにこの歌を聴いて、美輪さんが歌う母、子、青年が、聴く人それぞれの人生に重ねられる「凄い歌詞」だと改めて思いました。
放送後の反響は大きく、冒頭のつぶやきよろしく、ネット上は直後から「号泣」「紅白史上最高」などの声で埋まったといいます(2013年1月30日付毎日新聞夕刊)。新聞紙上も「ヨイトマケの唄」に「涙が止まりませんでした」(1月6日付朝日新聞)、「母の姿が重なり、涙がこぼれました」(同日付北国新聞)といった投書が相次ぎました。
美輪さんが四十数年前、この歌を最初にテレビのモーニングショーで歌ったとき、障害や出身で差別を受けている人たち、貧しく厳しい環境で働く人たちから「自分たちへの励ましの歌だ」といった投書が2万通もテレビ局に寄せられたといいます。「今回も同じ。親は大事にしないといけないと思ったとか、善意を呼び覚ましてくれたとかいう意見をたくさんもらいました。親子のあり方、社会のあり方を考えるきっかけになればいいですね」と2月2日、東京・五反田であった音楽会直前の取材で話してくれました。
・・・・・・・・。
================================================================================
『科学と神秘のあいだ』、8月に読了。菊池誠著。筑摩書房、双書ZeRO、2010年3月、初版第1刷。
帯より。「神秘は人の心の中にある。だから、科学的で客観的なものの見かたと神秘とは決して両立しないものじゃない。だいじなのは神秘の領分と科学の領分に折り合いをつけること。少しでもそれが伝わっていれば、うれしい」。
ファラデーとコックリさん。「合理精神に基づく懐疑主義の好例」(p.31)。
ニセ科学(疑似科学・似非科学)と陰謀論(p.39)。アポロ。9・11アメリカ同時多発テロ。「荒唐無稽な妄想」(p.40)。
「「9・11陰謀説」の理論的指導者」スティーブン・ジョーンズ氏は常温核融合〝ブーム〟にも関連(p.70、106)。ジョーンズ氏やきくちゆみ氏らに乗せられて、オッチョコチョイにも9・11陰謀説を鵜呑みにして「国会で質問してしまった恥ずかしい議員もいる」(p.106)。
「永久機関に夢を持っちゃうようでは、科学者としてまったく駄目」、「永久機関に人生を賭けてしまった人たち」(p.72)。
「・・・スピリチュアル・・・。・・・江原啓之氏にオーラだとか前世だとかの話をされて・・・。・・・でも、それはかなり危ない」(p.60)。「・・・江原啓之氏などの俗流スピリチュアルやオカルト・・・」(p.140)。
アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフ(p.61)。
「・・・環境運動にニューエイジ思想を持ちこまれるのは迷惑でしかないに違いない。環境問題は科学なので、根拠のない「思想」だけではどうしようもないから。極端な例では、水に感謝すれば湖がきれいになるなんていう活動もあって、・・・」(p.141)。人工雪研究のパイオニア中谷宇吉郎博士(p.167)。
ホメオパシー(同種療法)のニセ科学と危険さ(p.141)。
木村資生(もとお)博士の「分子進化の中立説」(p.95)。「・・・生存にとって有利でも不利でもない突然変異が遺伝子にたまっていく・・・。現在の進化学はこれなしには成り立たないといっていいい」。コドンと縮退。
神なき宗教、知的デザインID(p.97)。「・・・これは宗教の教義だから、科学的な事実とは関係ない。事実じゃなく、あくまでも物語だ」。初等理科教育の破壊と洗脳。「アメリカで創造論科学を支持する人たちは、それを学校の理科の時間に教えさせようと運動して、少なくとも一部の州ではいっときそれに成功した。宗教の時間に教えるんじゃなくて、理科の時間に科学として教えるというのがポイント」(p.98)。
EM菌。「万能なものの夢」(pp.146-147、158)。元琉球大学農学部教授比嘉照夫氏。トンデモ話。カルト資本主義。EM団子投入でむしろ水質汚濁。「たとえば、浄化槽のような小さなタンクに溜まった水で効果があったとしても」という仮定も疑わしく、EMを使わずとも活性汚泥でも同じ効果(生物学的選択圧に従い、環境に応じた微生物種が集積)。
「グレーゾーン問題」(p.182)。
『謎解き 超常現象』(ASIOS)(p.208)。
『謎解き 超常現象Ⅱ』(Investigating the Supernatural Ⅱ)、7月に読了。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)編。彩図社。2010年5月刊、第1刷。著者名と目次は以前にご紹介済み。続編。
竜巻の強さを示す藤田スケール(p.50)。
自称FBI超能力捜査官の透視能力のいい加減さと、「そこまでやるか」の司会者みのもんた(pp.98-106)。
あの江原啓之氏が〝本物〟と認めた霊能力者は本物か?(pp。107-117)。そのネラ・ジョーンズの実力が分かる検証番組で、ジェイムズ・ランディが検証。本城さんアップのYouTubeで是非。
バーナム効果(p.120)。フォアラー効果とも。フォアラーが考案した文章は、だれしも自分のことを言い当てていると思い込む。実は星占いから抜き出した文章の適当な組み合わせに過ぎない。
あの江本勝氏が「国際波動友の会」を主催、会報は『HADO』(p.138)。第25章は、「「水からの伝言」の真実」(pp.193-200)。菊池誠さんや田崎晴明さんらによる科学者たちの批判。一方で、トホホな・・・「日本物理学会・・・九州大学大学院の高尾征治氏らによる「言葉が水の氷結状態と水中元素濃度に及ぼす影響」という発表」(p.196)。
「イオンド大学教授」の矢追純一氏について、「・・・基本的なデータや間違いや歪曲があまりにも多く、信憑性は極めて低い」(p.162)。
「サイエントロジーなどの似非科学で商売している団体」(p.189)。
日本学術会議会長の批判声明や朝日新聞の批判報道でそのいい加減さと危なさが世間に知れ渡り始めたホメオパシー問題。その先取りとしての第27章「【日本でも密かに浸透しつつある代替療法の恐怖】実は危険なホメオパシー」(pp.205-211)。
「何者かに人類が創造されたとする説」、つまりIDと、「ミトコンドリア・イブ」(p.222)。
『テレビ救急箱』、10月に読了。小田嶋隆著。中公新書ラクレ。2008年4月刊。
『テレビ標本箱』に続く、テレビ批評コラム集第二弾。なんで救急箱なのか? 各章のタイトル中に、「傷だらけ」・「ホスピス」・「患者」・「胃もたれ」・「めまいや耳鳴り」といった言葉がちりばめられている。
コメディアンの100キロマラソンの「悪夢みたいな映像」(p.27)。
[首長の]「いけ好かない威張り屋揃いのあの家の男たち」(p.77)。
「オカルト番組の跳梁跋扈は、ありゃ何だ?」(p.102)、「問題なのは、オカルトだ」(p.106)、「オカルト物件を解毒すべく」ジャニタレとの「抱き合わせで処理する。ヘロインの売人がブツを砂糖紙に包んで売るみたいな調子で」、「かくして、江原に・・・国分が・・・細木数子には・・・滝沢が”供物”として捧げられている」(p.111) (※1)。
「「世間」は被害を受けたわけではない。不愉快な思いをしただけだ。だから誰も「謝罪」など要求していない。一般のアンチ亀田の視聴者は、ただただ「消滅」を願っているのみだ。つまり、二度と目の前に出て来ないでくれ、と」(p.126)。
2月に読了。小池靖。ソフトバンク新書、2007年12月刊。
フォックス姉妹事件・・・私も同じことができます!!
香山リカさん「すべてを疑うのは野暮、という価値観の広まり」(p.29)。
「江原に対して最も正面から批判している一人はコラムニストの小田嶋隆」(p.51)。
WP「超常現象の謎解き」(p.91) はとても面白い。
「松田道弘によれば、ユリのトリックは・・・「じれったくなるほど稚拙」・・・しかし、ユリが失敗しても、擁護的なファンは・・・」(p.104) 好意的にしか解釈せず、”信じることが目的”の人たちには何を言っても・・・?