Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●番犬様・米軍の飼い主の声は聞こえても、辺野古市民の声は聞こえず「戦場」が見えない防衛省

2014年09月02日 00時00分40秒 | Weblog


琉球新報の古い記事【辺野古ブイ設置、首相「急いでやれ」 防衛省幹部を叱責】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-228747-storytopic-3.html)と、
asahi.comの記事【沖縄県、辺野古の岩礁破砕を許可 埋め立て関連審査完了】(http://www.asahi.com/articles/ASG8X559KG8XTPOB002.html?iref=comtop_list_pol_n02)。

 番犬様・米軍の飼い主である「安倍首相は・・・・・・防衛省幹部を呼び、移設作業の進捗について報告を受けた際、「なぜ作業が遅れている。さっさとやれ」などとブイ設置や海底調査開始の遅れについて声を荒らげて叱責」したそうです・・・・・・このアベ様の叱責は防衛省の耳にはよく響いたようですし、最近では、海保の海猿=「アベ様のイヌ」も狂犬化したようです。そういえば、第1次アベ様政権以前、「亡くなった人を鞭打つのは気が引けるがアルコール依存症という病気だった自民党議員・中川昭一」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/82a4cebde95a7e20da3da008f8e61c5c)とともに、アベ様はNHK幹部を呼びつけ叱責し、今日の「アベ様の犬HK」への布石を打っていた事件が思い出されます(『●「鼻血問題」: 圧力に屈した「アベ様のNHK」』)。

 で、「ワシャ知らん」の仲井真弘多知事は、さっさと、「沖縄県は28日、防衛省が出していた「岩礁破砕申請」を許可」してしまうし、一方、「武田良太・防衛副大臣は・・・・・・「・・・・・・これといった混乱もなく安全性を確保した上で着実に進められていると確認した」と述べた。海上などでの抗議活動については「確認できなかった」」と述べています。アベ様は、さぞやご満足でしょうね。でも、辺野古の「戦場」が見えない防衛副大臣の眼は本当に大丈夫でしょうか? 辺野古市民や沖縄県民の声の聞こえない耳は大丈夫? アベ様のオツム(『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身』)も心配ですが、こんな幹部のいる防衛省で果たしてお国の防衛はできるのでしょうか? 

 遊びほうけてばかり、聞こえないふり、寝たふり、死んだふり、おまけに、平気でウソ吐きする人たちに、心底呆れます。
 アベ様の「地元に丁寧に説明し、理解を求めながら進める」という御言葉を繰り返す、白々しさよ。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
       2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に

   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                ~そうさせた「本土」の重い責任~

   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」

   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

   『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
                      ・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」

   『●番犬様の(ウラアリな)オモテナシは随分とお高い

   『●「辺野古の海を守ろう」:
            アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

   『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
         掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない

   『●稲嶺名護市長は「激しい憤り禁じ得ない」と語り・・・
                 でっ、仲井真知事は「僕に聞かれても」?
   『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
       『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』
   『●辺野古「この風景は戦争」:
      誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」


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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-228747-storytopic-3.html

辺野古ブイ設置、首相「急いでやれ」 防衛省幹部を叱責
2014年7月19日

 安倍晋三首相が7月上旬、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う海底ボーリング調査と、移設工事の施工区域などを明示するための浮標灯(ブイ)の設置をめぐり、「急いでやれ」と防衛省幹部らに早期実施を強く指示していたことが分かった。

 一方、海底調査に先立つブイ設置について防衛省は22日にも作業に着手することを検討しているが、台風の接近なども踏まえ、27日からの週とする方向であらためて調整するとみられる。

 関係者によると、安倍首相は今月上旬、官邸の執務室に防衛省幹部を呼び、移設作業の進捗(しんちょく)について報告を受けた際、「なぜ作業が遅れている。さっさとやれ」などとブイ設置や海底調査開始の遅れについて声を荒らげて叱責(しっせき)机をたたくなどしてまくし立てたという。

 首相は移設問題についてこれまで「地元に丁寧に説明し、理解を求めながら進める」と繰り返しているが、地元名護市が移設に反対する中での作業の強行に自身も深く関与していたことが明らかになった形だ。

 防衛省は首相の指示を受け、ブイの設置作業を7月上旬に開始する方向で検討したが、その直後に沖縄地方などを襲った台風8号の影響などもあり、遅れたという。

 ブイ設置は当初6月中に実施する予定だったが、資材調達の遅れなどから着手がずれ込んでいる。
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http://www.asahi.com/articles/ASG8X559KG8XTPOB002.html?iref=comtop_list_pol_n02

沖縄県、辺野古の岩礁破砕を許可 埋め立て関連審査完了
山岸一生 2014年8月29日01時16分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古に移設する国の計画を巡り、沖縄県は28日、防衛省が出していた「岩礁破砕申請」を許可した。辺野古の埋め立てに必要な手続きで、仲井真弘多知事による昨年末の埋め立て承認以降、埋め立て関連の県側の審査は完了した。

 県水産課によると、地元漁協に漁業補償金が支払われ、水質汚染への対策も取られているなどとして「許可が適当と判断した」という。県は、漁協の意見を踏まえて「漁場汚濁が生じた場合は直ちに工事を中断する」との条件を付けたが、移設反対の稲嶺進・名護市長が出した、県の許可に反対する意見書の内容は盛り込まなかった

 一方、武田良太・防衛副大臣は28日、同県を訪れ、辺野古などを自衛隊ヘリから視察。その後、報道陣に「(辺野古沖で)ボーリング作業が行われているが、これといった混乱もなく、安全性を確保した上で着実に進められていると確認した」と述べた。海上などでの抗議活動については「確認できなかった」とした。(山岸一生)
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●辺野古「この風景は戦争」: 誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」

2014年08月22日 00時00分45秒 | Weblog


マガジン9』の記事【三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉 第3回「もはや戦場だ」~8月14日、ついに辺野古は包囲された~】(http://www.magazine9.jp/article/mikami/14204/)。

 「船長の誇りを散々傷付けた挙句、海難救助ということなら助ける、と念を押してきた。海猿たちはプロだ・・・・・・国に逆らうものはこうなるぞ、と言わんばかりだった。海の安全を守るはずの彼らは、基地を作りたい政府の手先になり、反対運動を恫喝する役割」・・・・・・マンガや映画等で喧伝されている誇り高き「海猿」の実像は、番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」だったわけです。

 そして、今や辺野古の海は「戦争」「戦場」。アーサー・ビナードさんの別の発言(『森住卓のフォトブログ』の【2014年08月15日 海上保安庁法的根拠無く平和丸を拘束する。】、http://mphoto.sblo.jp/article/102426760.html):

   「座り込みテントで詩人のアーサービナードさんの姿を見つけた。
    再会を喜んだのもつかの間、彼の目が辺野古沖に向けられた。
    「8月15日どこでこの日を迎えるか?とても重要なこと。
    なにが終戦記念日だよ。沖の風景を見ろよ。
    沖縄が日本政府の攻撃にさらされている
    もう、この風景は戦争だよ。」
    と怒りをあらわにした」

 辺野古で何が起きようが、京都や広島で何が起きようがお構いなしに夏休みを満喫して遊びほうけるアベ様、「ワシャ知らん」を決め込む仲井真弘多県知事、アベ様同様「差別性の極み」を続ける番犬様・米軍・・・・・・そして、沖縄の海を保安するどころか破壊し、危険に晒す「アベ様のイヌ」・海上保安庁。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
       2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」
   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
                 ・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」

   『●番犬様の(ウラアリな)オモテナシは随分とお高い

   『●「辺野古の海を守ろう」:
            アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
         掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない
   『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
       『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』


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http://www.magazine9.jp/article/mikami/14204/

三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古高江

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沖縄・普天間基地へのオスプレイ配備をめぐる抵抗運動の様子や、新たな米軍基地建設計画が進む沖縄本島北部・東村高江の住民たちの闘いを描いたドキュメンタリー映画『標的の村』を撮影した三上智恵さん。辺野古や高江の 現状を引き続き記録するべく、今も現場でカメラを回し続けています。その三上さんが、本土メディアが伝えない「今、何が沖縄で起こっているのか」をレポートしてくれる連載コラムがスタートです。毎週連載でお届けします。
・・・・・・


第3回
「もはや戦場だ」~814日、ついに辺野古は包囲された~


 一夜明けると、海を埋め尽くす大船団が大浦湾に展開していた。

 「これじゃあ沖縄戦だ」

 明け方、大川から大浦湾に猛スピードで入っていた私は、フロントガラスから飛び込んで来た海に浮かぶ黒い海保の大船団に胸が潰れそうになった。

 8月14日の光景は一生忘れないだろう。

 私だけではない。 これを、沖縄戦開始を告げる1945年3月の光景とダブらせた人は多い。

 翌15日には、水平線に連なる大型の海保の巡視艇、海保のボート、警戒船、合わせて86隻までは数えた。

 島は、再び力ずくで包囲された。少なくとも辺野古沖は「占領」されたのだ。

 2004年も、海のボーリング調査を巡って、防衛局の監視船が作業員の船を守るといいながら、反対運動の船と激しくやりあった。

 防衛局の船を操船するのは、雇われた辺野古の漁師たちだ。基地を止めたい人々は、海人と闘いたくはなかったが、仕事の邪魔をする市民に対し、海人も容赦なかった。

 しかし、クレーンを積んだ大型の台船がやって来た時、それを止めようと飛び込んだ市民を間一髪、下敷きになる前に救い上げたのも、海人だった

 そこには、対立の中にも、島で生きる人間同士を繋ぐ何かが存在していた

 今回、直接反対する人を押さえつけるのは海上保安庁に代わった。

 もう、海人は前線に立たない。それは、両者を知る私たち地域人としては本当にほっとする。

 海猿たちのほとんどは県外だが、中にもうちなんちゅはいる。

 物々しい海上。

 キャンプシュワブからは、赤い数珠繫ぎのウキがスルスルと引き出されて行き、海を囲い込んだ。 黄色いブイも打たれた。

 様子を見ようとすると、工事区域にも、提供水域にも入っていないのに、海保のボートが過剰に制止する。一時、反対運動の要になる平和丸は14隻に囲まれ身動き出来なかった。

 下の動画で左側の水面に出てくるのが、海を分断する赤いウキである。

 15日には、平和丸が海保に拿捕。

 定員13人が目一杯乗っている上に、海保の職員が次々乗り移ってきて、抵抗もしていない船長を2人掛かりで押さえつけ、確保されてしまった。

 提供水域でもなく、理由の説明を求めても答えず、実力行使あるのみ

 やがて、大雨と雷で、小さい屋根しかない平和丸の船上に危険が迫り、いつもの平島の内側を通って港に帰ろうとしたところ、海保の船が立ちはだかった。

 「今日からここは通れません!」

 沖を回ればリーフから出てしまい、さらに波も風も当たる。

 安全のために通してくれと言っても聞かなかったので、やむなく外を回ると案の定、悪天候で視界はゼロに。

 立ち往生しているところに海保が現れた。

 船長「岸はどちらですか? それだけでいいから教えて下さい」

 海保「船長さんならわかるのでは?」「そんなことで12人の命を預かるとは、無責任だ」

 船長の誇りを散々傷付けた挙句海難救助ということなら助ける、と念を押してきた

 海猿たちはプロだ。訓練も受け、GPSも無線も装備している。島の未来のために止むに止まれず四級船舶の免許を取り、海に出た素人たちに恥をかかせて楽しいのだろうか

 結局、海難救助で曳航され、事情聴取をうけ、乗組員の住所氏名を記録される。国に逆らうものはこうなるぞ、と言わんばかりだった

 海の安全を守るはずの彼らは、基地を作りたい政府の手先になり、反対運動を恫喝する役割を演じている。

 戦場の島に戻りたくない、ここは譲れないんだとメガホンで叫ぶ言葉に対し「工事区域に入ると危険です。それ以上近づくと、処置します」とだけ繰り返す。サングラスをかけたロボットのように。

 そして、2004年、2005年と海の上に座り込んで止めてきたボーリング調査の掘削が17日、ついに開始された。

 私は絶望感に襲われていたが、詩人のアーサー・ビナードさんが私にこう言った。

 「沖縄戦、みたいね。でも、まだ戦争じゃない。まだ埋めたても始まってない。8月6日の原爆で言えば、僕たちは今8月5日にいる。8月5日なら歴史は変えられる」

 笑顔のアーサーさん。その奥の海には黒い船影が連なっている。

 圧力を前にしても、冷静で前向きな思考ができる能力。それこそが、今の私に一番必要だ。


・・・・・・
三上智恵(みかみ・ちえ): ジャーナリスト、映画監督/東京生まれ。大学卒業後の1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。95年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移り住む。夕方のローカルワイドニュース「ステーションQ」のメインキャスターを務めながら、「海にすわる~沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」「1945~島は戦場だった オキナワ365日」「英霊か犬死か~沖縄から問う靖国裁判」など多数の番組を制作。2010年には、女性放送者懇談会 放送ウーマン賞を受賞。初監督映画「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~」は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、キネマ旬報文化映画部門1位、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞ダブル受賞など17の賞を獲得。これまで300回を超える自主上映活動が続いている。現在、次回作の準備を進めている。
・・・・・・


・・・・・・
三上智恵監督新作製作のための
製作協力金カンパのお願い

沖縄の基地問題を描く、三上智恵監督新作の製作を来年の2015 年完成を目標に開始します。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。
◎製作協力金10,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画HPにお名前を掲載させていただきます。
◎製作協力金30,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画エンドロール及び、映画HPにお名前を掲載させていただきます。
※掲載を希望されない方はお申し込みの際にお知らせ下さい。

■振込先
郵便振替口座 00190-8-513577
名義:三上智恵監督・沖縄記録映画を応援する会
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●稲嶺名護市長は「激しい憤り禁じ得ない」と語り・・・でっ、仲井真知事は「僕に聞かれても」?

2014年08月16日 00時00分58秒 | Weblog


沖縄タイムスの記事【辺野古ブイ設置:仲井真知事「僕に聞かれても」】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=79914)と、
毎日新聞の記事【辺野古ブイ設置:「激しい憤り禁じ得ない」稲嶺名護市長】(http://mainichi.jp/select/news/20140814k0000e040205000c.html)。

 世間はお盆休み、アベ様自身も休養中、そして「敗戦の日」を前に、辺野古の海で何が行われたのか? 稲嶺名護市長は「激しい憤り禁じ得ない」と語り・・・・・・でっ、仲井真知事は「僕に聞かれても」?、だそうです。アベ様と一体化する仲井真知事。
 2010年11月の知事選後に、「県外」堅持とししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」として」いました。そして、今年の正月を前に、「有史以来の予算だ。長年の基地に絡む性格の違う内容のものの解決をお願いしたら、早く取りかかっていただいて前に進み始めた実感がある。いい正月になるというのが実感だ」とも語っておられました。
 さて、来る11月の沖縄県知事選挙、どんな選挙結果が待っているのでしょうか? 仲井真知事も立候補します。

   『●菅総理の内心
   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
        2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
               ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
       「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」
   『●「辺野古の海を守ろう」:
        アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
      掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない
   『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身


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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=79914

辺野古ブイ設置:仲井真知事「僕に聞かれても」
2014年8月14日 14:57

 仲井真弘多知事は14日、名護市辺野古の新基地建設に向けて米軍キャンプ・シュワブ沿岸にブイ(浮標)などが設置されたことについて、「作業の一つ一つを僕に聞かれてもどうにもなりませんよ。事業をやってる防衛省に聞いた方が早い」と述べた。

 仲井真知事は、公務で香港へ向かう前、那覇空港で報道陣に答えた。
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http://mainichi.jp/select/news/20140814k0000e040205000c.html

辺野古ブイ設置:「激しい憤り禁じ得ない」稲嶺名護市長
毎日新聞 2014年08月14日 12時33分(最終更新 08月14日 19時23分)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、防衛省は14日、埋め立て工事海域の地盤を調べるボーリング調査実施に先立ち、ブイ(浮標)の設置を始めた。

 これに対し、移設に反対している名護市の稲嶺進市長は「激しい憤りを禁じ得ない。政府は、先の市長選で示された新基地建設に反対する民意を無視し続け、計画を強硬に進めてきた。『海にも陸にも新たな基地は造らせない』の信念を貫き、市民、県民と力を合わせて不退転の覚悟で臨む」との談話を発表した。
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●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない

2014年08月10日 00時00分03秒 | Weblog


asahi.comの記事【沖縄知事選、辺野古移設が最大争点 仲井真氏が出馬表明】(http://www.asahi.com/articles/ASG8763BFG87TPOB006.html?iref=comtop_list_pol_n05)と、
東京新聞の記事【沖縄県知事選 辺野古問い直す機会に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080802000142.html)。

 「沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事(74)が7日、11月の知事選に立候補すると正式に表明した。記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設は「現実的」と繰り返し、移設推進の姿勢を鮮明にした。移設反対の立場を取る翁長(おなが)雄志(たけし)那覇市長(63)の立候補も確実視されており、選挙戦では辺野古移設が最大の争点」・・・・・・。
 2011年11月沖縄県知事選後、「再選された知事は、直後に、「県外」堅持とししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」としてい」ました。結局予想通り、国外移設どころか、辺野古埋め立て承認へと突っ走りました、仲井真弘多知事は。そして、「あり得ない水増しやごまかし」で、2014年正月を前に、仲井真知事は「いい正月を迎え」れると仰っていました。哀しい知事です。その誤りを繰り返してはいけません。丸腰の市民に掃海母艦を派遣するようなアベ様、「子どもにスラップSLAPPSLAPP」するよな野蛮な国に、「国民の審判」をキッチリと。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
       2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                    ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」
   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
                      ・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」


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http://www.asahi.com/articles/ASG8763BFG87TPOB006.html?iref=comtop_list_pol_n05

沖縄知事選、辺野古移設が最大争点 仲井真氏が出馬表明
2014年8月7日20時12分

    (沖縄県知事選への立候補を表明する仲井真弘多知事
      =7日午後0時14分、那覇市、泗水康信撮影)

 沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事(74)が7日、11月の知事選に立候補すると正式に表明した。記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設は「現実的」と繰り返し、移設推進の姿勢を鮮明にした。移設反対の立場を取る翁長(おなが)雄志(たけし)那覇市長(63)の立候補も確実視されており、選挙戦では辺野古移設が最大の争点となる。

 「辺野古案も、決して遅いとか非現実的とかではなくなりつつある。普天間の危険性除去へ現実的なスピードで動き始めた。反対とか何とかで元に戻しても、混乱するだけじゃないか」。仲井真氏は那覇市での会見で、持論を述べた。

 4年前の知事選で「県外移設」を掲げて再選した後、辺野古移設を「現実的でない」と批判した仲井真氏。昨年末に辺野古埋め立てを承認した後も、県外移設を求める立場は変わっていないと主張してきた。

 仲井真氏を支える自民党県連は元々、知事選での訴えでは辺野古移設に触れず経済振興に絞る方針だった。だが7月、仲井真氏は周囲に「(辺野古の埋め立てを)承認したのは私ですから」と語り、推進の姿勢を打ち出す考えを示した。

 当初、仲井真氏の立候補に難色を示した自民党本部も仲井真氏を支持する方針だ。石破茂幹事長は7日、「県連から要請があれば、いろんな角度から検討して判断したい。知事の思いを成就する態勢で臨まなければならない」と語った。

 一方、自民党県連幹事長も務めた保守系の翁長氏は、経済政策などでは仲井真氏と大差はなく、辺野古移設への賛否で違いを示したい考えだ。このため仲井真氏が辺野古問題に触れない戦略をとることを警戒してきた。仲井真氏が辺野古移設推進を明確に打ち出したことで、翁長氏を支持する野党県議は「知事選は辺野古移設を巡る事実上の県民投票になると語る。


 このほか、前衆院議員の下地幹郎氏(52)も立候補の意向を表明している。辺野古移設について県民投票で賛否を問うとしている。

 知事選の結果次第では移設計画に影響しかねない。だが、菅義偉官房長官は7日の記者会見で移設について「粛々と埋め立てを進めていくだけだ」と述べ、選挙結果にかかわらず計画を進める考えを強調した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080802000142.html

【社説】
沖縄県知事選 辺野古問い直す機会
2014年8月8日

 十一月の沖縄県知事選で最大の争点は米軍普天間飛行場の「県内移設」問題だ。政府は本体工事の着工に向けた準備を加速しているが、知事選を、県内移設の是非を問い直す機会にせねばならない。

 県知事選は十月三十日告示、十一月十六日投開票の日程だ。

 三選を目指して、きのう立候補表明した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(74)は記者会見で、普天間飛行場(宜野湾市)に代わる新しい米軍施設を名護市辺野古に建設する「県内移設」について「政府案も非現実的でなくなりつつある」と、推進する立場を強調した。

 仲井真氏は四年前の前回知事選で「県外移設」を掲げて再選を果たした。その後も、県民の反対が強い県内移設は「事実上不可能」と繰り返し表明していたが、昨年十二月、政府が申請した辺野古沿岸部の海面埋め立てを承認した。

 政府は周辺海域の立ち入り禁止区域を拡大したり、資材搬入を始めるなど、年内の本体工事着工に向けた準備を着々と進めている。

 しかし、そもそも知事の埋め立て承認は選挙公約違反であり、県民との約束に反する

 承認後に行われた名護市長選挙でも、辺野古移設に反対する稲嶺進市長が再選された。民主主義の手続きに反する辺野古移設の強行は、到底、認められない

 知事選には辺野古移設反対の翁長雄志(おながたけし)那覇市長(63)も立候補の意向を固め、下地幹郎(しもじみきお)元郵政民営化担当相(52)も立候補を表明した。

 翁長氏は元自民党県連幹事長で前回知事選では仲井真陣営の選対本部長を務めた。知事の埋め立て承認に反対して対決姿勢に転じたという。保守分裂選挙の構図だ。

 自民党系の一部の那覇市議に加え、社民、共産両党などが翁長氏を支援する。県経済界にも推す動きがあり、政府が強行しようとしている県内移設への危機感の高まりと広がりをうかがわせる。

 知事選は、辺野古移設を承認した仲井真氏に、県民が下す初めての審判だ。政府もその結果を重く受け止めるべきであろう。

 自民党は仲井真氏を支援する方向だが、情勢は厳しいとの見方もある。知事選の結果が出る前に、辺野古移設を既成事実化しようとして準備を加速しているのなら、不誠実極まりない

 政府は少なくとも知事選が終わるまで、着工に向けた準備作業を中止すべきではないか。それが、過重な米軍基地負担を強いられている沖縄県民に対する、せめてもの誠意というものだ。
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●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」

2014年08月09日 00時00分30秒 | Weblog


『世田谷区長 保坂展人のどこどこ日記』の記事【卒原発の民意に耳を傾けるか、それとも (「太陽のまちから」2014年7月15日)】(http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/72c9d8b13cd88e5956c3dd70cb1f100d)。
琉球新報の社説【海自艦出動 武力で県民恫喝する野蛮】http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229832-storytopic-11.html)。

 「滋賀県知事選挙・・自民党・官邸をあげての総力支援にもかかわらず及びませんでした・・・・・・「最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任を持って、その上で私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは内閣法制局長官ではない。私だ」(2014年2月12日、衆議院予算委員会)」・・・・・・では、近々の福島県知事選・沖縄県知事選等々・・・・・・アベ様のお望み通り、是非、「国民の審判」を下してほしいものです。

   『●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?:
               「首相はくず」とは言っていないけれど・・・
   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権
   『●『DAYS JAPAN』(2014,JUN,Vol.11,No.6)の
                         最新号についてのつぶやき
   『●「主権在民 創刊1000号」 『週刊金曜日』
         (2014年7月18日、1000号)についてのつぶやき


 さて、琉球新報の社説の指摘「中世の専制君主国と見まがうありようだ。何という野蛮な政府か」・・・・・・沖縄辺野古の普天間基地問題や「子どもにスラップSLAPPSLAPP」した高江オスプレイヘリパッド問題での「アベ様の「政権が抱える差別性の極み」」、そして、「政府が海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」の派遣を検討している」という「日本は中世なみの野蛮さ。もう、呆れるしかない。来る11月の沖縄知事選、現状3候補のうち、選ぶべき候補者は明確だ。アベ様の望む「国民の審判」を、前回の2010年11月のように、決して誤ってはいけない。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
             2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                    ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」
   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

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http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/72c9d8b13cd88e5956c3dd70cb1f100d

卒原発の民意に耳を傾けるか、それとも
保坂展人
2014年7月15日

   (写真:滋賀県知事選で当選した三日月大造氏(右)と、嘉田由紀子・同県知事)

 7月13日の滋賀県知事選挙で、前衆院議員の無所属、三日月大造氏が当選しました。自民党と公明党から推薦を受けた元経済産業省の小鑓(こやり)隆史氏は、事前調査で三日月氏にリードされているとの報道後、自民党・官邸をあげての総力支援にもかかわらず及びませんでした。

 当初優勢だった小鑓氏にとっては、「自衛隊による集団的自衛権行使容認の閣議決定」(7月1日)が転換点になったと伝えられています。

 あの時、憲法解釈の変更をめぐり、安倍晋三首相はこう言い放ちました。

    「最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任を持って、
     その上で私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは
     内閣法制局長官ではない。私だ」
     (2014年2月12日、衆議院予算委員会)

 「憲法解釈の最高責任者は私」という首相発言にこそ、自民・公明の与党内協議を急がせて、国会審議もしないまま、閣議決定による憲法解釈の変更に躊躇(ちゅうちょ)なく踏み切った政治姿勢が端的に現れています

   <小鑓氏の最後の街頭演説。地元選出の自民党の武藤貴也
     衆議院議員が『集団的自衛権にイエスかノーか、今回の選挙は
     安倍政権を信任するかどうかを決める選挙だと報道されている。
     ならば負けるわけにいかない』と訴えた。集団的自衛権を自ら
     争点化するような発言に、小鑓陣営の幹部が『何を考えているんだ』
     と武藤氏を叱りつける場面があった>(7月14日付朝日新聞朝刊)

 このような記事に、政治の構図が見え隠れしています。

 もうひとつの争点は、原発でした。嘉田由紀子知事の掲げる「卒原発」の旗を継承する三日月氏は「原発銀座と呼ばれる福井県に隣接して、重要な水源である琵琶湖を抱える滋賀県は、いざという事故の時には大きな影響を受ける『被害地元』である」と訴えました。

 そして、僅差(きんさ)ながら、三日月氏は小鑓氏を抑えて当選しました。

 こうして滋賀県民が「卒原発を掲げる知事を誕生させたとしても、安倍政権は、あくまで既定路線として再稼働に突き進もうとしているようです。鹿児島県の九州電力川内原発1・2号機が「新審査基準を満たすもの」とする原子力安全委員会による審査案を受けて、この秋の再稼働を既定路線として実現させる意向です。

 3年前の東京電力福島第1原発事故の現場で起きていることに、たびたび驚かされます。最近では、福島県南相馬市の農家が収穫したコメから国基準を超えたセシウムが検出された件で、農林水産省が昨夏のがれき撤去によって放射性物質が飛散している可能性を知り、東京電力に対策を要請しながら、地元には説明していなかったというニュースが流れました。

 2011年ではなく、2年後の2013年8月に3号機の「がれき撤去」した際に飛散した放射性物質の影響が、20キロ離れた南相馬市の農地に及んでいたとしたら、当然、農林水産省や東京電力はすみやかに自治体や当事者の農家に説明する責任があります。また、これから1号機のカバーを外す工事をするにあたり、抜本対策は予算不足などの理由から見送られ、放射性物質のさらなる拡散が予想されるというのです。

 原発事故直後、救援物質を送るなどの支援をしてきた南相馬市で、私は桜井勝延市長から強い語調で聞きました。桜井勝延市長が「国からも、東京電力からも、何の情報もない。けれども市民からはすべての回答を求められる」と苦悩の淵にいたことを思い出します。当時と何ら変わっていないどころか、あえて変えようとしないのが永田町と霞が関の実態のようです。

 国際オリンピック委員会(IOC)総会における、オリンピック・パラリンピック招致のための安倍首相のプレゼンテーションを思い出します。

   「汚染水による影響は、福島第1原発の港湾内の
    0.3平方キロメートル範囲内の中で、完全にブロックされています」

 そう断言した後、次のように約束しました。

   「完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けた
    プログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手をしております。
    実行していく」

 そうした国際公約を掲げるまでもなく、政府が福島第1原発の収拾のための対策に万全を期すのは当然のことです。滋賀県知事選挙の直前には、「最後は金目でしょ」という石原伸晃環境相の失言もありました。

 福島第1原発事故からは、事故によって影響を受ける「地元」が、原発が立地している市町村や県にとどまらないことが証明されました。しかし、現実に進められようとしている「原発再稼働」では、緊急事故時の避難経路の作成や情報伝達などの具体的な対策は放置されたままです。まさに、南相馬市で起きた事態が今後も繰り返されていくのです。

 10月には、福島県知事選挙が予定されています。現在も続く事故収束のための長い苦闘の現場では、「すでに起きたこと」「避難を続けている生活」「放射性物質による健康リスク」が問われるはずです。同時に「原発をつくらない、原発に頼らない社会」をきりひらく大きな議論が必要です。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229832-storytopic-11.html

社説
海自艦出動 武力で県民恫喝する野蛮
2014年8月8日

 中世の専制君主国と見まがうありようだ何という野蛮な政府か

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設強行の前段である海底ボーリング調査に向け、政府が海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」の派遣を検討していることが分かった。

 移設反対派の市民を武力で恫喝(どうかつ)する狙いであるのは明らかだ。

 政府は沖縄を、軍が市民を威嚇してよい地域と見なすということだ。そんなことを実行してしまえば政府と沖縄が抜き差しならぬ対決局面に入ることを、安倍政権は知るべきだ。

 「ぶんご」は前甲板に速射砲を持ち、重機関銃数丁を格納する。掃海母艦との名称はあるが、攻撃能力を見れば事実上、軍艦だ。

 それに対し、移設反対の住民は暴動どころか破壊活動一つ行っていない。武器一つ持たず、非暴力に徹している人々だ。その“丸腰”の市民に軍艦を差し向けるという市民を、交戦中の敵国の軍のように見なすということだ。

 政府は機関砲なども装備する海上保安庁の巡視船も全国から総動員している。中立の第三者として不測の事態に備えただけの前回と異なり、海保も明らかに市民弾圧に転じている。それに加えて軍も出動する。安倍晋三首相は「地元に丁寧に説明し、理解を求める」と言うが、実態はこの強権ぶだ。しらじらしいにも程がある


 「銃剣とブルドーザー」で無理やり土地を接収し、基地を造った米軍占領統治下と何が違うのか。

 そもそも市民運動の抑圧に自衛艦を投入することに法的妥当性はあるのか。防衛関係者は「国の施策に資する場合、あらゆる事態に対応できる」という理屈を持ち出すが、それが許されるなら、どんな政策についても軍の出動が可能ということになる。

 東村高江のヘリコプター着陸帯建設現場近くでも倒錯がまかり通る。県道の路側帯で阻止行動をする住民を排除するため、路側帯を米軍専用区域に変更するという。政府のやりたいことのために法的規定の方を変えるというわけだおよそ法治国家とは思えない

 県道の路側帯を県民が通れない、車道に出て歩くよう求める。そんな県道が沖縄以外のどこにあるか。

 「琉球処分」の際、明治政府は官吏と軍人を差し向け、併合に反対する市民を逮捕、拷問した。住民に軍を対峙(たいじ)させようとする今の政府の姿はそれと二重写しになる。
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●「辺野古の海を守ろう」: アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

2014年07月31日 00時00分24秒 | Weblog


沖縄琉球新報の社説【安倍政権の横暴性 県民にこそ正当性がある】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229160-storytopic-11.html)。

 「これほど沖縄と敵対する政権が過去あっただろうか。住民運動へのどう喝、かく乱、だまし討ち。普天間飛行場の名護市辺野古への移設を強行する安倍政権の横暴性が、いよいよ露骨になってきた。県民はいま「県内移設ノー」の訴えを平然と押しつぶす政権の横暴と差別性を目の当たりにしている」。

 ターニングポイントは菅直人政権時、2010年11月の沖縄県知事選。「再選された知事は、直後に、「県外」堅持とししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」としてい」たこと。その後の経緯は予想通り。次こそは、アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに「辺野古の海を守れる」、真の沖縄県知事が選ばれるように、応援したい。ただ、「子どもにスラップSLAPPSLAPP」してまで、沖縄の自然を破壊し、生活を破壊する愚行が、今も続いているこの現状に苛立ちと焦りを覚える・・・・・・。沈黙しているように見えるマスコミ・・・・・・。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
           2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                          ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」


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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229160-storytopic-11.html

社説
安倍政権の横暴性 県民にこそ正当性がある
2014年7月27日

 これほど沖縄と敵対する政権が過去あっただろうか住民運動へのどう喝、かく乱、だまし討ち。普天間飛行場の名護市辺野古への移設を強行する安倍政権の横暴性が、いよいよ露骨になってきた。県民はいま「県内移設ノー」の訴えを平然と押しつぶす政権の横暴と差別性を目の当たりにしている。

 海底ボーリング調査に向け、夜間や未明にキャンプ・シュワブへ資材が搬入された。住民からは「だまし討ち搬入を許さない」という抗議の声が上がった。基地反対運動の裏をかく沖縄防衛局の常とう手段であり、県民の声を切り捨てる安倍政権の抑圧的な性格もここに表れている。

 中城海上保安部がシュワブ沖500メートルにある長島に設置した「使用・立入禁止」と記した看板も不可解だ。上陸時に利用する桟橋の使用を禁じたものだ。長島は常時立ち入り禁止とされる「臨時制限区域」の境界線近くに位置する。

 保安部は「島自体への立ち入りを禁止するものではない」と説明する。ところが桟橋を使わなければ上陸は困難といい、保安部の説明は全く理解できない。島自体への立ち入りを事実上禁止しており、抗議行動を封じ込める狙いがあることは明らかである。

 これらを見るだけでも、普天間飛行場の辺野古移設に固執する安倍政権には民主主義を踏まえた正当性が存在しないことが分かる。辺野古沿岸部を埋め立て、新基地を建設するためには手段を選ばないという乱暴さが前面に出ている。

 このようなことが日本の他地域で許されるとは到底思えない。もしも沖縄ならば可能だと安倍晋三首相が考えているのであれば、この政権が抱える差別性の極みである。

 「辺野古の海を守ろう」という県民の訴えは海外でも共感を広げている。海外識者による米軍普天間飛行場即時返還と辺野古新基地建設反対の声明には1万1700人余が賛同の署名を寄せた。

 昼夜を問わず抗議行動を続ける住民と、それを支える県民世論にこそ正当性がある。沖縄防衛局がボーリング調査を強行しようとしている今、そのことをあらためて確認したい。

 シュワブ第1ゲート前では基地移設に反対する住民と県警の激しいもみ合いが連日続いている。県民と敵対する政権は許されない。安倍政権は沖縄への抑圧や差別性を改め、直ちにボーリング調査を断念し、移設計画を見直すべきだ。
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●番犬様の(ウラアリな)オモテナシは随分とお高い

2014年05月02日 00時00分33秒 | Weblog


asahi.comの記事【日本は「世界一気前のいい同盟国」】(http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2014042250251.html?iref=comtop_fbox_d2_06)。

 番犬様の「オモテナシ」は随分とお高い。辺野古移設という「ウラアリ」な「オモテナシ」だ。何のために、誰を「思い遣る」予算なのだろう。我が国は本当に「世界一気前のいい国」である。原発にも平気で「ドブガネ」しますしね。

   『●『標的の村』三上智恵さんインタビュー
   『●子供にもSLAPPする国:
     三上智恵監督・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~
   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
              2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                     ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
          「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」

   『●自公議員に投票したことの意味:
        原発は「重要なベース電源」、さらに「もんじゅ」「核燃サイクル」継続
   『●無関心の責任: 自公は「原子力に依存しなくてもよい
                  経済・社会構造の確立」、「原発ゼロ」を公約
   『●「もんじゅ」の知恵ではなく、
             「絵に描いた餅」に「一日当たり五千五百万円」!

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http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2014042250251.html?iref=comtop_fbox_d2_06

【イチ押し週刊誌 関口一喜

日本は「世界一気前のいい同盟国
関口一喜
2014年4月23日

 5月から電気・ガス料金が大幅に上がる。消費税増税に加えて、燃料・原料の輸入価格高騰によるもので、料金計算が現行方式になって以降の最高値だ。しかし、そんな負担増とはまったく無縁な暮らしが日本国内にある。「休みでアメリカに帰るときに、家のエアコンをつけたままにしておくこともあるそうです。帰ってきたときに部屋が暑くないように、です。1カ月つけっ放しですよ」

 神奈川・相模原市の金子豊貴男市議が憤っている。いったいどこの誰の話か。在日米軍住宅に住む軍人家族だ。彼らは電気・ガス・水道をいくら使ってもすべてタダ払っているのは日本政府、つまり我々の税金で、いわゆる「思いやり予算」というものである。

 『週刊朝日』(4月25日号)が<米軍の超無駄遣いを告発する>と取り上げている。思いやり予算で賄われているのは光熱費だけではない。「日本人従業員の給与」「施設建設費」「訓練の移転費用」なども対象だ。キャンプ座間には18ホールのゴルフ場があって、借地代、固定資産税を日本政府が肩代わりし、横浜市と逗子市にまたがる池子住宅地区に隣接する京浜急行・神武寺駅には、基地関係者専用改札口がある。その建設費約1億2000万円も思いやり予算から支出された。

 そもそも、思いやり予算とは何なのか。日米地位協定では、基地地主の地代などを除いて、在日米軍の駐留経費は米国が負担することになっている。しかし「78年6月に当時の故・金丸信防衛庁長官が『思いやりの精神で米軍駐留費の分担増に応じる』と発言。『思いやり予算』という変わったネーミングはここから取られた。要は、法的に義務がないけれど自発的に払います、という意味合いだ」と『週刊朝日』は説明する。当初は62億円だったが、拡大の一途をたどり、今年度予算では1890億円にもなる。この税金が1カ月つけっ放しのエアコン代や、あまり乗る人のいない各米軍基地と成田空港を結ぶリムジンバスの運行に使われていく。

 日本は「世界一気前のいい同盟国」といわれているそうで、思いやり予算ではなく、いっそ「お・も・て・な・し予算」とでも呼び方を変えてはどうか。こっちのほうがずっと実態に近い。
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●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった ~そうさせた「本土」の重い責任~

2014年01月18日 00時00分43秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【『沖縄知事、基準適合で辺野古承認 年頭あいさつ「理解賜りたい」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014010601000787.html)と、
【普天間移設 米識者ら反対 「即時返還」沖縄を支持】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014010890135759.html)。
asahi.comの記事【沖縄・仲井真知事の理屈がわからない】(http://webronza.asahi.com/politics/2014011000004.html?iref=comtop_fbox_d2_03)。
再度、東京新聞の記事【普天間移設争点に2氏立候補 沖縄・名護市長選が告示】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014011201001163.html)。

 「米識者ら反対」の声は、もっと米政府や世界に。
 沖縄県知事は、結局、完全に自公側へ。2011年10月の知事選で、やはり選んではいけなかった、誤った選択肢だった。そうさせた「本土の重大な責任

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
                            2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に

 次の名護市長選が最大のヤマ場。ここであちら側の人が選ばれてしまえば完全にアウトだ。今度こそ(2010年11月の沖縄知事選のように)選択を誤ってはいけない大事な選挙容認派を当選させてはいけない、絶対に

   『●杭打ちで解決するのか?
   『●何の反省もない強者の傲慢
   『●謝罪すべき対象が違うでしょッ!
   『●沖縄県が普天間飛行場移設のアセス受入
   『●沖縄の「屈辱の日」を祝う神経

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014010601000787.html

沖縄知事、基準適合で辺野古承認 年頭あいさつ「理解賜りたい」
2014年1月6日 12時17分

 沖縄県の仲井真弘多知事は6日午前、米軍普天間飛行場宜野湾市)の県内移設に向けた名護市辺野古沿岸部の埋め立てを昨年末に承認した理由を「環境保全措置が取られ(公有水面埋立法が定める)基準に適合しているためだ」とあらためて説明した。県庁での職員に向けた年頭あいさつで語った。

 名護市民には「苦労をお掛けするが、ご理解とご協力を賜りたい」と訴えた。これに関連し、名護市の稲嶺進市長は市役所での職員への年頭訓示で「知事のやり方は本当に無責任で、あるまじき行為だと言わざるを得ない」と批判した。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014010890135759.html

普天間移設 米識者ら反対 「即時返還」沖縄を支持
2014年1月8日 13時57分

【ワシントン=竹内洋一】米国を中心とする海外の有識者や文化人ら二十九人が七日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古に移設する計画に反対する声明を発表した。ベトナム戦争をテーマとした映画「プラトーン」などで米アカデミー賞を受賞したオリバー・ストーン監督らが名を連ね「沖縄県内の新基地建設に反対し、平和と尊厳、人権と環境保護のために闘う沖縄の人々を支持する」と表明。普天間飛行場を即時・無条件で沖縄に返還すべきだと訴えた。

 声明には、ストーン氏のほか、北アイルランド紛争の解決に尽力したノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイア氏、言語哲学者ノーム・チョムスキー氏、ピュリツァー賞を受賞した知日派の歴史学者ジョン・ダワー氏、映画監督マイケル・ムーア氏ら世界的な著名人や識者が名を連ねた。

 声明では、普天間の辺野古移設について「人間と環境を犠牲にして沖縄の軍事植民地状態を深化し、拡大させる」と批判。米軍が沖縄戦の最中に住民の土地を奪って普天間飛行場をつくった経緯に触れ「終戦後、(沖縄に)返還されるべきだった。返還に条件がつくことは本来的に許されない」と述べた。

 県外移設を公約して再選された沖縄県の仲井真弘多知事が昨年末、辺野古の埋め立てを承認したことは「沖縄県民に対する裏切りだ」と非難した。安倍晋三首相が「経済振興をエサ」に仲井真氏から埋め立て承認を引き出したと述べた。

 さらに、米兵による犯罪や米軍機の騒音、環境汚染によって「戦後ずっと、沖縄の人々は米国の独立宣言が糾弾する『権力の乱用や強奪』に苦しめられ続けている」と指摘。普天間の辺野古移設は「沖縄の人々の苦しみを恒久化させることにもつながる」と非難した。

(東京新聞)
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http://webronza.asahi.com/politics/2014011000004.html?iref=comtop_fbox_d2_03

沖縄・仲井真知事の理屈がわからない
2014年1月11日

 年末、沖縄の仲井真弘多知事が米軍普天間飛行場の辺野古(名護市)移設のための埋め立てを承認、年が明けての県議会でも「県外移設を求める公約は変わっていない」との主張を繰り返した。普天間飛行場は「5年以内の運用停止」を訴えるから県外移設を求めるという公約には矛盾しないというのだが、これには県内からも海外からも猛反発の声があがっている。近く承認取り消しを求める訴訟も起こされ、また映画監督のオリバー・ストーンやマイケル・ムーア、ジョン・ダワーなど文化人からは辺野古移設への反対声明が発表された。1月19日には名護市長選の投開票がある。仲井真知事はこの無理筋の「理屈」を言い続けるのだろうか?
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014011201001163.html

普天間移設争点に2氏立候補 沖縄・名護市長選が告示
2014年1月12日 09時26分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題が最大の争点となる名護市長選が12日、告示された。いずれも無所属で、新人の前県議末松文信氏(65)=自民推薦=と、再選を目指す現職稲嶺進氏(68)=共産、生活、社民、沖縄社大推薦=の2人が立候補を届け出た。19日に投票、即日開票される。

 日米両政府が普天間の移設・返還で合意した1996年以降、移設が争点の市長選は5回目。前々回までの3回は容認派が勝利し、前回初めて反対派の稲嶺氏が当選した。今回は、反対を掲げる稲嶺氏に移設推進の末松氏が挑む構図で、激戦が予想される。

(共同)
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●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ: 2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に

2014年01月10日 00時00分08秒 | Weblog


asahi.comの記事【辺野古埋め立て承認へ最終調整 沖縄知事27日にも表明】(http://www.asahi.com/articles/ASF0SEB201312240046.html)、
琉球新報の記事【14年度予算 「厚遇」は印象操作だ 基地強要の正当化やめよ】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217117-storytopic-11.html)、
沖縄タイムズの記事【社説[公開質問状]不可解な事が多すぎる】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59469)。
asahi.comの記事【仲井真知事「いい正月になる」 沖縄振興予算を評価】(http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312250150.html?ref=com_top6)、
東京新聞の記事【見せかけの沖縄振興策 関係薄い予算 多数計上】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013122802000149.html)。

 外堀を埋めるための報道かもしれないが、失望した・・・・・・と当初思っていたが、やはりそれが現実に。
 2010年11月の沖縄知事選の予想が、やはりこれまた現実に。

   『●菅総理の内心』(2010年11月30日
   
    「菅総理は内心小躍りしていることでしょう、これで県「内」移設の目途が
     立ったということですから・・再選された知事は、直後に、「県外」堅持と
     ししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」としている」

 番犬様・アメリカ本土にお返しするのが本筋でしょうに。そのうえで、「沖縄振興予算や基地負担軽減」。
 選挙は沖縄県民の選択の結果だったのかもしれないけれども、そう仕向けたのは本土の仕業・・・・・・。自公政権が復権し、さらに悪い方向へ。このまま自公政権、安倍政権を続けていて本当に大丈夫ですか?
 仲井真知事は「いい正月を迎え」られただろうか? 三が日が明け、さて、どうだろう・・・・・・。

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http://www.asahi.com/articles/ASF0SEB201312240046.html

辺野古埋め立て承認へ最終調整 沖縄知事27日にも表明
2013年12月25日03時13分

 沖縄県の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)を名護市辺野古へ移設するための国の埋め立て申請について、承認する方向で最終調整に入った。25日に安倍晋三首相と首相官邸で会談する。県が求めていた沖縄振興予算や基地負担軽減への説明をふまえ、27日にも態度を明らかにする。
 安倍首相は24日の閣議で、沖縄の要望に応じて、振興予算を2021年度まで毎年3千億円台を確保するよう指示した。仲井真氏は「政府の決意を示していただいた。格別のご高配に深く感謝申し上げる」とするコメントを発表した。
 県は、17日の沖縄政策協議会で「普天間の5年以内の運用停止」「米軍牧港補給地区(浦添市)の7年以内の全面返還」などのほかに、振興予算の確保や鉄軌道の導入なども要望。政府の回答にも「担保」を求めていた。閣議での指示は、これに応えた形だ。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217117-storytopic-11.html

社説
14年度予算 「厚遇は印象操作だ 基地強要の正当化やめよ
2013年12月25日

 2014年度沖縄関係予算が前年度比15・3%増の3460億円で決まった。増額となったのはともかく、政府が「厚遇」を強調する点に強い違和感を抱く。
 政府は躍起になって「沖縄に対し他の都道府県ではあり得ないほど特別に国費をつぎこんでいる」というイメージを振りまいている。だがそれは事実と異なる。むしろ他府県にはあり得ない水増しやごまかしがまかり通っている。政府はこれで基地強要を正当化したつもりだろうが、不当な印象操作は直ちにやめてもらいたい。

数ある「かさ上げ」
 「水増し」「ごまかし」の最たるものは那覇空港の整備予算だ。
 那覇空港は1990年代の段階で既に、2010年代半ばでの「ボトルネック」が懸念されていた。つまり、空港利用の需要が高まり、滑走路1本ではさばききれないという見立てだ。滑走路増設の必要性は全国でも福岡空港に次ぐ二番手の位置付けだった。福岡は既に整備され、那覇に着手するのは自然な流れのはずだ。
 那覇は国管理の空港だから整備は政府の空港整備勘定(旧空港整備特別会計)で計上すべきだ。だが政府はこれを沖縄関係予算に組み込んだ。県の注文で辛うじて一括交付金と別枠になったとはいえ、沖縄以外なら国の予算となるところ、さも沖縄のため特別に計上したかのように装うのは不当な「演出」だ。他の沖縄関係事業にしわ寄せも生じたはずである。
 沖縄関係予算を「かさ上げ」しているのは沖縄科学技術大学院大学も同様だ。2001年に構想が浮上した際は、この経費捻出のため通常の沖縄関係予算が削られるのを警戒する声があった。政府はその点をうやむやにし、一時は文部科学省予算で一部賄うと説明したが、雲散霧消した。今や完全に沖縄関係予算だ。
 本来、入るべきでないこれらを除くと、14年度の沖縄関係予算は2930億円だ。99年度は3282億円だから15年で1割減った。国全体ではこの間、逆に1割以上増えている。
 財政学が専門の池宮城秀正・明治大教授によると、沖縄の2011年度1人当たり依存財源(国からの財政移転)額は32万円で全国18位。類似9県平均41万円の8割弱だ。「沖縄優遇」は印象操作にすぎない。
 戦後通算で見ると沖縄への1人当たり財政援助額は全国平均の6割にすぎず、むしろ「冷遇」だった。復帰後の沖縄への高率補助は戦中戦後の「償い」の意味があったが、今や露骨に基地押し付けの材料だ。どこまで沖縄の尊厳を踏みにじれば気が済むのだろうか

程遠い自由裁量
 確かに沖縄振興一括交付金制度は沖縄予算だけにある制度である。だがこれはカネ目当てというより予算の効率化、財政の地方分権論として出た構想だ。地方の実需にあった予算編成とするため、省庁ごとのひも付き補助金でなく、地方の自由裁量で支出できるようにするのが本来の狙いだ。
 しかし制約が多く、自由裁量とは程遠いのが現状だ。沖縄の振興には人材育成が欠かせないのに、例えば教員の加配には使えない。人件費支出を伴うのは予算の単年度主義に反するからという理由のようだが、制約は本来の趣旨に反する。例えば無償の奨学金の大幅創設、留学の大幅増に向けた大胆な支援策などを可能とすべきだ。県は15年度以降、裁量権を広げるべく国を説得してほしい。
 全国予算を見ても解せない点は多々ある。歳出削減に向けた切り込みどころか、各省庁の要求をほぼ受け入れた。増税は財政再建が目的のはずが、従来型の公共事業増加に振り向けられた感がある。
 税制改正の方向も疑問だ。低所得者に負担増を強いる一方、大企業への優遇策が目立つ。「強きを助け、弱きをくじく構図だ。
 防衛費も増えた。「強権国家づくりに税金を使うのが安倍政権らしい。予算編成の「哲学」が正しかったのか、疑問は尽きない。
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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59469

社説[公開質問状]不可解な事が多すぎる
2013年12月25日 06:42

 17日に開かれた沖縄政策協議会で、仲井真弘多知事が唐突ともいえる「要請書」を安倍晋三首相に提出して以来、県内では「条件闘争だ」「承認への布石か」など、さまざな臆測が広がり、異常な事態に陥っている。
 そもそも要請書はどういう性格のものなのか。3月の政策協で知事は米軍普天間飛行場の県外移設を求める立場を主張していた。それが基地負担軽減を求めた今回の要請書に「県外移設」が見当たらないのはどういうわけか。
 あまりに不可解なことが多すぎるのである。知事は政府への要請書に関する疑問に答えてもらいたい。
 まず第1に「普天間飛行場の5年以内運用停止、早期返還」だ。なぜ5年なのか。県は政府が提出した埋め立て申請で工期5年とされていることなどを根拠としている。しかし、知事はこれまで「辺野古移設は事実上不可能。5年も10年もかかるなら固定化そのもの。県外が一番よい」と一貫して県外を主張している。要請書が辺野古移設の容認を前提としているのなら、県民への背信行為となる。
 第2に「オスプレイ12機程度を県外の拠点に配備」。文面からは普天間配備24機のうち12機の常駐を容認すると受け取られる。全41市町村長らが署名した「建白書」で求めたのはオスプレイの配備撤回である。
 知事は8月に県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)の会長として、首相にオスプレイ配備中止を要請した。整合性はどうなるのか。

    ■    ■

 第3に「日米地位協定の条項の追加等、改定」の項だ。要請書では従来の改定要請にあった「抜本」の文字が消えている。返還前の基地の環境・文化財の立ち入り調査などを求めているが、軍転協が求めていた「起訴前の身柄の引き渡し」など「日米地位協定の抜本的見直し」という表現は見当たらず、後退していると言わざるを得ない
 さらに「次のステップへ(沖縄のさらなる発展に向けて)」とした項目では、鉄軌道の導入決定、早期着工などとともに「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案を踏まえた候補地として検討」と明記した。いわゆる「カジノ法案」である。
 県はカジノを含む統合リゾートについて法制化と県民の合意形成を前提としている。その前提で国家戦略特区に「沖縄統合リゾート」を提案しているが、候補地域として検討するよう踏み込んだ。意思決定に正当性はあるのか。

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 要請書は知事と一部の県幹部のみが関与し、まとめられた。首相と全閣僚が出席する公の場に提出する要請書である。過去の政策協でも同じ手法をとっているのか。それとも今回は「例外中の例外」なのか。
 安倍政権はあらゆる手を使って、知事の年内埋め立て承認を得ようと必死だ。25日には首相と知事が会談する。だが、知事が真っ先にやるべきことは沖縄に戻り、要請の趣旨を県民に説明することである。後先が逆であるというほかない
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http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312250150.html?ref=com_top6

仲井真知事「いい正月になる」 沖縄振興予算を評価
2013年12月25日14時46分

 安倍晋三首相は25日午後の仲井真弘多(ひろかず)・沖縄県知事との会談後、首相官邸で記者団に「政府としてできることはすべて行っていく。日米地位協定は1度も改定が行われていない。改定交渉すら行われなかったが、交渉することで合意できた。しっかり結果を出していきたいと決意している」と述べ、沖縄の基地負担軽減に取り組む考えを改めて示した。
 仲井真氏も記者団の取材に応じ、首相による基地負担軽減と沖縄振興予算確保の説明について、「有史以来の予算だ。長年の基地に絡む性格の違う内容のものの解決をお願いしたら、早く取りかかっていただいて前に進み始めた実感がある。いい正月になるというのが実感だ」と語った。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013122802000149.html

見せかけの沖縄振興策 関係薄い予算 多数計上
2013年12月28日 朝刊

 沖縄県の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事は米軍普天間飛行場の移設に関し、名護市辺野古(へのこ)の埋め立て申請を承認した主な理由として、政府の沖縄振興策と在沖縄米軍基地負担軽減策を評価したことを挙げた。だが、政府の提案には沖縄振興とは直接関係ないものも少なくない。基地負担軽減策も実現の保証はない。 (城島建治、大杉はるか)

 仲井真氏は記者会見で「安倍内閣の沖縄に対する思いが、かつてのどの内閣にも増して強いと感じた」と述べた。安倍晋三首相も記者団に「知事に約束したことは全力でやる」と強調した。政府は二〇一四年度予算案に沖縄振興費として概算要求を五十二億円上回る三千四百六十億円を盛り込んだ。政府関係者は「異例の大盤振る舞いだ」と指摘した。
 しかし、中身を点検すると、公共事業関係費千三百八十二億円のうち学校施設の耐震化九十四億九千万円を計上。不発弾等対策費二十五億五千万円も含まれている。
 琉球大の我部政明(がべまさあき)教授(国際関係論)は学校耐震化や不発弾処理などについて「国が全国で行っているのに沖縄振興予算といえるのか」と批判。
 那覇空港滑走路増設事業費三百三十億円も含まれていることについても「国が管理する空港なのだから、国が整備するのは当然だ。それなのに沖縄振興とことさら強調されても困る」と述べた。
 沖縄県が二一年度までの振興計画期間中の予算措置を要望したのに対して、政府は毎年度三千億円以上を確保すると約束した。しかし、安倍首相がそれまで政権を担うかは分からない。法的な裏付けがない「口約束」にすぎないため、財政事業が厳しくなれば、予算が減らされる可能性は否定できない。
 基地負担の軽減に関して、首相は米軍が普天間に配備している新型輸送機オスプレイの訓練の半分程度を県外に移すと約束した。ただ、オスプレイの運用は米軍の専権事項。受け入れ側の他の自治体の理解も必要で、ハードルは高い。在日米軍の法的地位や基地の管理・運営に関する日米地位協定に関しては補足する新たな協定に関する協議を米側と開始することになった。だが、協議対象は国会承認が必要な拘束力のある協定とは限らない。これまでも話し合われてきた運用改善と違うのかどうかも明らかになっていない。
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