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●武田砂鉄さん《「やりますとも。だって感動するでしょう。そしたら、政治に活用できるから」という現在を、認めてはいけない》、絶対に

2021年05月16日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]


(20210509[])
cakesのコラム【ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜 武田砂鉄/丸川珠代と小池百合子が揉めている】(https://cakes.mu/posts/33715)。

 《五輪は中止すべきだ … 1:「選手生命をかけている人がたくさんいます!」 … 2:「中止したら、どれだけの損失が出ると思っているんだ!」 … 3:「成功か失敗かは、やってみなければわからないだろう」…》。

 《「やりますとも。だって感動するでしょう。そしたら、政治に活用できるから」という現在を、認めてはいけない》、《理由は「やりたいから」これでいいのだろうか。》(武田砂鉄)。《五輪は中止すべきだ》。ましてや、コロナを《チャンス》と嘯き、市民を壊憲へと誘う愚者たちの好き勝手も許してはいけない。

   『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
      《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》
    「オリンピックスポンサーになることの意味合い。中日新聞は、東京新聞の
     東京五輪批判を控えるよう「恫喝」されたらしい」

   『●バッハ会長とニッポン人だけで金(カネ)色の五つの輪を「人類が
      新型ウイルスに打ち勝った証し」「コロナ克服五輪」として開催?
   『●《ああ、すべては東京五輪のために。…国威発揚と利権漁りの国策
     サーカスが、人間の生活にも生命にも優先されるのが、現在のこの国だ》
   『●あぁぁ、〝箕部幹事長〟はブーメランも理解できな程の老醜…《事の
     発端》をお忘れか? ―――《二階の年末の「8人ステーキ会食」》
    「「エイジズム」の意図は全くないのだが、政治家個人として
     醜悪であり、「老害」「老残」だ」

   『●<金口木舌>《年齢で他者を差別をする人も老いる。矛先はいずれ
     発した側に向かう》…「エイジズム」に陥ることなく批判すべきは批判を
   『●森喜朗氏も東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会
       会長を〝解任された〟し、金(カネ)色の五つの輪なんて要らない
   『●「老残・老醜」なサメ脳シンキロウ氏への大ブーメラン…過去の批判に
      学ばず、《学ぶつもりのない人が権力を握り続けている》深刻な問題
   『●金(カネ)色の五つの輪の中止を! …《フタを開ければ、おぞましい
        ほどカネにまみれているのが五輪の実態なのだ》(金子勝さん)
   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》
   『●金(カネ)色の五つの輪、《中止になって「万歳」でなく、3兆
     6000億円をどぶに捨てたのは誰だと責任追及しなければならない》
    《諸悪の根源はメディアがスポンサーになっていること
    《本間 諸悪の根源は、大手全国紙5社(朝日、毎日、読売、日経、
     産経)がすべてスポンサーになっていることだと思います。だから
     中止という論調が出てこない。最近はどの世論調査でも8割が
     オリンピック開催に反対しているのに、中止を求める社説は
     今のところどこの新聞も出していません。新聞が言わないので
     系列テレビも言わない。ワイドショーや報道番組でも、中止すべき
     という話が盛り上がりません。》

   『●《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《世界のメディアから「『最悪の
     タイミング』であり、日本と世界にとって『一大感染イベント』」》
   『●《東京五輪、もはや「詰んだ」状況ではないのか》、メディアは
     分かっているのに書けない…だって、金(カネ)色の五つの輪のスポンサー

    《◆「救える命が救えていない」 「コロナに感染しても今や、
     入院もできずに家で亡くなるなど、救える命が救えていない
     こんな状況で五輪開催を強行されても、国民は歓迎できません」
     「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」
     と題して…インターネット上での署名集めを始めた宇都宮健児弁護士
     …こう訴えた》

 「アスリートファースト」だってぇ? 一体どこが? 「社会ファースト」(有森裕子氏)ではなく、所詮、自公政権・自民党ファースト。まさに、《豚の卑しさ猿の哀れ》だ。

 《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《世界のメディアから「『最悪のタイミング』であり、日本と世界にとって『一大感染イベント』」》と言われているのに、聞こえないらしい。さらには、ワシントンポスト紙は、《国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長を「ぼったくり男爵」と皮肉った上、「地方行脚で食料を食い尽くす王族」「開催国を食い物にする悪癖がある」と指弾。五輪開催の目的は「カネ」と断じ、五輪の中止は「苦痛を伴うが、浄化になる」》と。五輪貴族らに「ぼったくられて」でも、金(カネ)色の五つの輪を開催したいという自公お維の関係者ら。
 日刊スポーツのコラム【【政界地獄耳】世界中の世論を無視して五輪開催へ突っ走るのか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202105040000037.html)によると、《★ところが同日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長・尾身茂は衆院厚労委員会で、開催について「そのときになって判断するのでは遅い。世界では発展途上国も含めて感染が非常に広がっているのは事実。リスクは当然ある。いろんなことを今から考え、組織委員会など関係者が感染のレベルや医療の逼迫(ひっぱく)状況などを踏まえて、国民に知らせるのが組織委員会、関係者の責任ではないか。五輪・パラリンピックに関する議論をしっかりやるべき時期に来た」と、開催の是非について言及した。 ★これに対して丸川は「国民の皆さまの中にも大会を開催することによって起きる人の流れが感染拡大を起こし、医療を逼迫すると懸念していることは十分承知しています」と世論の反対は承知しているとの認識を示した。また組織委員会会長・橋本聖子は5者協議後の会見で「今日の5者協議で開催をするということは合意した」と開催を再確認したことを強調し、コロナ逼迫を意識しているが中止の選択肢がないことを前提にIOCのバッハ会長来日を待つ構えだ。豪州では五輪キャスターの大会時訪日中止など、外堀は埋まりつつあるが、このまま突入すれば、五輪失敗の世界世論も生まれかねない》。

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https://cakes.mu/posts/33715

ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜
武田砂鉄

丸川珠代と小池百合子が揉めている
今だけ無料 武田砂鉄 2021年5月5日

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、3回目の緊急事態宣言が出されました。飲食店の営業や、さまざまなイベントが自粛されていますが、東京オリンピックだけは開催に向けて進んでいます。今回の「ワダアキ考」は、改めて武田砂鉄さんが考える五輪を中止すべき理由についてです。


五輪は中止すべきだ

もうずっと言っているけれど、もちろん、まだ言う。東京オリンピックは中止すべきだ。もし、学校のディベートの授業で行われるように、強制的に「賛成」「反対」に分けられ、「開催賛成派」の席に座らされたとしよう。一体どうやったら、「賛成」を主張することができるだろうか、と考えてみる。必死に考えて理由を並べてみるものの、でも、やっぱり無理だよ、と思う。ひとまず並べてみる。


1:「選手生命をかけている人がたくさんいます!」

確かにそうだ。100メートル走ならば、その場での10秒間にすべてをかける人たちがいる。その人たちの努力を踏み潰していいとは思わない。だが、「彼らの努力や思い」ではなく、「彼らの努力や思いを勝手に借りる人たちの思い」に対しては、今はそれどころではないだろう、と向ける。今、前者より後者が目立つのは、前者が、個別の意見を発しにくい環境に置かれているからだろう。定期的に明らかになるスポーツ界のハラスメント事案から想像するに、自分の意見を持つことが許されない人も多いのではないか

今この瞬間にしかできないこと、この時期にしかできないこと、というのは、それぞれの人生において異なる形で存在する。様々なメディアを通じて、あるいは直接的に、「30代に入り、競技者人生も後半と考えれば最後のオリンピックになる選手」や「大学に入ったと同時にコロナ禍になり、丸々1年間、友達さえ作れなかった大学2年生」や「1年以上前から会場をおさえていたのに舞台ができなくなった劇団」など、それぞれの窮地を知った。

「この瞬間・時期にしかできないこと」を失ってしまったのって、わかりやすい事情がある人だけではない。日々生きている人それぞれがそれぞれの形で失っているのであって、「そこまで年老いてはいない親だけど、年末年始は実家に帰って一緒に過ごしていたから残念という状態の人」と、「もし東京五輪が中止になったら引退すると決めている選手」の差異は、誰にもわからないのである。それは比べてはいけないはずなのだ。なのに、ワクチン接種にせよ、医療体制にせよ、国家が全力をあげて選手のほうだけを優先している現在にある。それは、やっていいことなのだろうか。やってはいけないことだ、と私は思う。


2:「中止したら、どれだけの損失が出ると思っているんだ!」

これもよく聞く意見である。五輪中止による経済損失の予測を算出し、それが失われると脅す。だが、どう考えても、新型コロナウイルスの感染拡大をいち早く抑え込み、経済活動を再開させる道を作り出すほうが、損失が少なくなることは明らかである。為政者は、五輪を「新型コロナに打ち勝った証」と言い続けてきたが、最近は言わなくなった。なぜ言わなくなったかというと、言えなくなったからだ7月までには打ち勝てないとわかったからだ。「7月までに必ず10キロ痩せます」と宣言し続けてきた人が、最近になって「7月をめどに、10キロ痩せる、という方向で調整しています。詳しくは専門家の皆さんと相談しながら、近日中に方向性をお伝えしたい」と言っている。その人に、痩せる気はあるだろうか

福島原発はアンダーコントロールされている」(安倍晋三前首相)と嘘をつき、「東京と福島は250キロ離れているので東京は安全」(竹田恒和JOC元会長)と被災地を切り捨てて招致した五輪が、いつのまにか「復興五輪」という名目で動き出したものの、ゼネコンの仕事が五輪関係に集中し、むしろ復興が後回しになるという事態に陥った。開催が1年延期になったことで、震災から10年の節目という意味合いも生まれた、と肯定的に捉えたのは橋本聖子JOC会長だが、うんうん、10年というのは確かにキリがいいですね、と整理したがるのは、被災地の人々ではなく、今年の東日本大震災10周年追悼式で二度ほど「復興の総仕上げ」という言葉を用いた菅義偉首相である。反対の声が高まる五輪を、なんとかして必要なものであると強引に変換しようとするために被災地を使う、その様子が、コロナ禍で浮き彫りになってしまった。


3:「成功か失敗かは、やってみなければわからないだろう」

猪瀬直樹が「いざオリンピックが始まれば、選手たちが頑張る姿を見て興奮し、応援するようになると思う」(『ABEMA Prime』3月25日)と述べている。猪瀬は「反対論者は開催時の感染リスクを主張するが、それは具体的なデータを伴わない、無責任な感情論に過ぎません」(「週刊ポスト」1月15・22日号)とも述べていた。始まってしまえば応援するはずで、今、反対している人たちは感情論にすぎない、と言っている。始まれば応援するという考え方こそ感情論で、移動によって感染が拡大するウイルスを警戒する中で、世界各国から大量の人がやってくる五輪をリスクだと考えないほうこそ「具体的なデータ」が未提出ではないか

五輪というのはいざ始まれば、誰かが順当に勝利し、誰かが奇跡的な勝利を収める。そこにはとてつもないドラマが広がるわけだが、このところ、「総選挙の日程は五輪後になりそうだ」といった、政治が五輪の高揚感を活用する前提の日程が見えてきている。そこで生まれた「感動」を、政治が最大限引き寄せて関連付けようとするのは、池江璃花子の復帰や、松山英樹のマスターズ優勝後の、政権中枢の反応をみれば一目瞭然である。

五輪というのは成功・失敗の指標が存在しているものではない。空気を管轄さえできれば、「なんだかんだで成功した」とまとめることができる。それを狙えると考えているからこそ、「やる」を譲らないわけだが、個々人がそれぞれの危機感の中でコロナと向き合い続けているなかで、「やりますとも。だって感動するでしょう。そしたら、政治に活用できるから」という現在を、認めてはいけない。「丸川珠代と小池百合子が揉めている」とタイトルを記して書き始めたのに、そのお題に入る前に、原稿な相当なボリュームになってしまったので、これにておしまい。それくらい、いくらだって問題が山積しているのに、「やる」と言っている。理由は「やりたいから」これでいいのだろうか
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●《補償や生活支援策にはケチり続け》る一方で、《悪魔》が残していったアベノマスク2枚で批判封じ…さらに、報道統制のためにドブガネ

2020年04月24日 00時00分51秒 | Weblog

[『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著、ちくまプリマ―新書257)↑]



リテラの記事【外務省のコロナ政策批判封じ24億円予算を「ワシントンポスト」が徹底批判! 一方、広報予算で甘い汁の国内マスコミは沈黙】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5381.html)。

 《連日、安倍政権の酷すぎるコロナ対応を追及している本サイトだが、なかでも大きな反響を呼んだのがこんなタイトルのついた記事だった。…当然だろう。安倍政権は新型コロナの補償や生活支援策にはケチり続ける一方で、外務省が新型コロナの日本の対策に対するSNSなどの批判をチェックし、海外からの批判を封じ込めるために、緊急経済対策の予算から24億円を計上していたのだ》。

 《補償や生活支援策にはケチり続け》る一方で、《悪魔》が残していったアベノマスク2枚で批判封じ…さらに、報道統制のために大金をドブガネ。《国民の生活補償より情報操作に金かける安倍政権》。アベノマスクは、批判の《口封じ》、アベ様らの数々の犯罪から〝目隠し〟、政権批判の市民の声を〝耳栓〟で封じる役割。
 報道統制メディア統制…アベ様の政で〝唯一上手く〟いってきたメディアコントロール、そのツケは大きい。

   『●【【私説・論説室から】難局と指導者の態度】《これまで…決して責任を
        取らなかった首相である。コロナ禍ではどんな責任を取るのだろう》
    「呆れたことに、日刊ゲンダイによると、【SNS監視に24億円 安倍政権
     イメージ戦略にカネじゃぶじゃぶ】…によると、《…に便乗した動画を
     安倍首相がインスタグラムに投稿し、大炎上した途端、ツイッターに
     全く同じ冒頭の文言が大量に出回った。…24億円とは、外務省が
     〈感染症を巡るネガティブな対日認識を払拭するため〉として、
     緊急経済対策に盛り込んだ予算措置を指す。…具体的には、海外メディアの
     報道も含め、SNS上に出回る「誤った情報」に逐一、反論していく
     ようだ。要は日本政府にとって正しい情報を発信するため、
     休業補償などをケチってSNS監視に大金をつぎ込むわけである。
     厚労省も〈新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口等の設置、
     広報の充実〉として、35億円の予算を組み、一部を正しい情報
     発信に充てる予定だ》。アベ様のウソ・デマで報道は統制、ドブガネで
     メディア統制。そこにはケチらず、アベ様のために大金をドブガネ。」

 (自己申告で、しかも、1回っきりですよ、き~っと)一律給付についても、公明党代表のアベ様への直談判の〝おかげ〟で的な報道にウンザリする。野党がず~っと言い続けてきたのに、なんなのその報じ方?
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/この国難に国民を支えるという発想がない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004170000091.html)によると、《★来週の補正予算案の攻防が激しくなってきた。早くから国民民主党、立憲民主党など野党が一律10万円の給付を訴えれば、補正予算の閣議決定後に自民党幹事長・二階俊博や公明党代表・山口那津男があわてて官邸に10万円給付を今更ながら言い出すなど一律支給の機運は高まるが、二階は所得制限を設けた上で国民1人当たり10万円の現金給付、山口は所得制限なしで国民1人当たり現金10万円の給付案を出した。山口に首相・安倍晋三は「方向性をもって検討する」と応じたものの20日提出の補正予算に組み込むことを拒否した。今からの作業では24日には法律はあがらず、ますます国民から遅いといわれるのを嫌ったのではないかと思われるが、官邸は16日になって補正予算に組み込む考えを山口に示した》。
 もう一点、報じるべきがあるのでは…ニッポン《国民》だけでいいのですか? ドイツと彼我の差を感じるのですが。美しい国・ニッポンの国内で困っているのは《国民》だけなのですか?

   『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
        その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》
    「神屋由紀子記者による、西日本新聞のコラム【シェアされる首相演説 
     神屋由紀子】…《先週末、新型コロナウイルス問題を巡り、ある首相の
     演説文がインターネット上で相次いでシェア(共有)されていた。
     首相といっても安倍さんではない。ドイツのメルケル首相である》。」

   『●ウチの首相は《対策の不備…科学的根拠の欠如…的外れ》など批判の山
        …文化・民度・首相のレベルに彼我の差を感じずには要られない
    「【古賀茂明「官僚丸投げの安倍総理とメルケル首相の差」】…
     《ドイツでは、日本人のミュージシャンやダンス教室運営者などに
     簡単なネット申請から2日で60万円の給付金が出たことが話題になった。
     この違いは、メルケル首相と安倍総理という2人の指導者の能力の差
     
によると考えたほうが良いだろう。…緊急事態だから安倍批判を
     封印しろと言う人もいるが、私はそうは思わない。多くの人の命に
     かかわる緊急事態だからこそ、国民が安心して任せられるリーダーを、
     今こそ、選び直すことが必要ではないだろうか》」

 レイバーネットの記事【なぜ「国民」に一律現金10万円給付なのか?~外国人軽視に違和感】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0418ibu)によると、《安倍晋三首相は16日夜、新型コロナの政府対策本部で、1世帯当たり30万円の支給策を撤回し、「すべての国民を対象に一律10万円の給付を行う方向で与党に再度検討してもらう」と公表した。メディアは、「全国民に現金10万円給付」と報道した私は、首相の方針表明にもメディアの報道にも強い違和感を感じるなぜ、国民への給付なのか? 日本に在住する外国人は対象にしないのか? 2009年に1万2000円の定額給付金支給の時は、住民基本台帳に基づき、日本に滞在する外国人の多くには支給がなされている。ただし、旅行中の外国人(短期滞在の在留資格)と在留資格のない非正規滞在者には支給がなされていない。その後の報道によると、総務省では、今回も住民基本台帳によって支給する方向で検討しているという。つまり、住民票を有する外国人には支給がされる方向だということである。(指宿昭一)》。

 さらに、【政界地獄耳/国民のための政治できないならば退陣は当然】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004180000041.html)によると、《★国民も気づいただろうマスク2枚を配布し、星野源とのコラボが官邸の国民へのメッセージ。それでは大変とまず14日、自民党幹事長・二階俊博が「所得制限つきで一律10万円給付」を求める。翌日、背中を押されたのか示し合わせたのか公明党代表・山口那津男が「所得制限なしで1人10万円給付」を求める。もう官邸に任せておいてはダメだとの判断だろう》。
 《国民も気づいただろう》?? …今頃??

 最後に、【政界地獄耳/コロナ禍、この面々に任せて大丈夫か】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004200000033.html)によると、《★また首相・安倍晋三のポエムのような演説を聞かされ質問も原稿を見て答えるさまを見せられると、この首相には自分の言葉で国民に語り掛けることは無理なのだなと思う。映画監督・松井久子は「きっとあなたなりには一生懸命頑張っているのでしょう。でも会見を何度聞いてもこの人に任せておけば大丈夫と思えないのです。そんな国民の、辛くて不安な気持がわかりますか」とネットに書き込んだが、ネット民からは「手話の方がおられますが、どのみち原稿読みなのですから字幕出したら良いのでは」と皮肉られた…★副総理兼財務相・麻生太郎は一貫して給付金に否定的で「スピードを大事にされるんだったら世帯主をやらないと、奥さんの稼ぎの方が旦那の稼ぎより大きいという家もあるんじゃないの。個別にやり始めたらスピードは間に合いませんよ」「要望される方、手を挙げる方に配る」と国民感情を逆なでし続けたさすが、自民党が政権から下野した時の首相だと改めて思い出した。彼らがこれからもこのコロナ禍をリードしていくのだと思うと、自民党も本気でこのままでいいのかと考えた方がいい。公明党も10万円給付が決まったからといって安心していてはいけない。「『大分県まで行って神社に参拝したが観光はしていない』。『地元で桜を見る会の参加者を募ったが募集はしていない』と同じ。この人物はこんな類いの世まい言をこの7年間ずっと言ってきたこの国はそういう政治を許してきた」とは小沢一郎事務所のツイートだ。国民はもう気付いている》。
 《国民はもう気付いている》?? …おっそいよ、遅~い。適菜収さん《思考停止が行き着いた先が、安倍政権という地獄だった。不道徳な連中を7年以上も放置していた時点で、日本は危機管理ができていなかった。そういう国がどうなるか。今、われわれの目の前でそれが発生している》。

   『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
        その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》
   『●《国民が信用しない政府》《調査しない政府》など《……ない政府》
     (鈴木耕さん)…そんな独裁者が〝戒厳令〟という凶器を振り回す…
   『●《耳目を引く策を打ち出し、手なずけたマスメディアやSNSを駆使して
       「世論」を作り出せば、愚策も「英断」となり、支持率は上がる》…
   『●2020年4月6日朝のニュース【首相、初の緊急事態宣言発令へ】
     …ついに、無能無為無策、不作為なアベ様が凶器を振り回す時が来た…
   『●経済対策による感染症拡大対策…小池晃さん「補償なき緊急事態宣言では、
          いくら休みたくても、働きに出るしかない市民がたくさんいる」
   『●《悪魔》はアベノマスク2枚だけを残して…アベ様「最悪の事態に
       なった場合、私は責任をとればいいというものではありません」
   『●《なぞかけ名人…お題を出すとこんな内容が返ってきた。「布マスク」
      とかけまして「森友学園や桜を見る会」と解きます。その心は「…」》
   『●《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ。緊急事態宣言の発令を
        歓迎している場合じゃない。ひるまず「マジか!」を続けよう》
   『●適菜収さん《不道徳な連中を7年以上も放置していた時点で、日本は
        危機管理ができていなかった。そういう国がどうなるか。今、…》

   『●〝報道統制〟下、《安倍政権はコロナ感染拡大に犯罪的な役割》
     (山口正紀さん)…《どさくさに紛れてさまざまな仕掛けを政府は…》
   『●デマ・ウソ吐きはどっち? 《雇用調整助成金…構造的欠陥があり、
     誰もが受け取れる「休業補償」という仕組みにはまったくなっていない》
   『●【【私説・論説室から】難局と指導者の態度】《これまで…決して責任を
        取らなかった首相である。コロナ禍ではどんな責任を取るのだろう》
   『●ウチの首相は《対策の不備…科学的根拠の欠如…的外れ》など批判の山
           …文化・民度・首相のレベルに彼我の差を感じずには要られない
   『●大量検査・隔離・追跡、さらに、地域のサンプリング検査が必要…
     アベ様や小池「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか?
   『●鈴木耕さん《目を覚まそうね、みんな》《さすがに、安倍終焉劇の幕は
       上がったのだ……。》…であってほしいが、内閣支持率4割の絶望
   『●「自己申告」させる気? アベ様内閣や自公お維には《小さな声に
     耳を傾け、実現に向けた実践力を適宜発揮できる政治家》が一人もいない

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https://lite-ra.com/2020/04/post-5381.html

外務省のコロナ政策批判封じ24億円予算を「ワシントンポスト」が徹底批判! 一方、広報予算で甘い汁の国内マスコミは沈黙
2020.04.20 07:00

     (外務省のHPにも記載されている24億の「ネガティブな
      対日認識払拭」予算 「外務省予算・決算」のページにPDFが
      (https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100042203.pdf

「外務省が日本のコロナ政策への批判チェックに24億円! 厚労省でも同様の予算…国民の生活補償より情報操作に金かける安倍政権

 連日、安倍政権の酷すぎるコロナ対応を追及している本サイトだが、なかでも大きな反響を呼んだのがこんなタイトルのついた記事だった。4月10日に配信するや、ネットでは怒りの声が広がり、記事はツイッターで7万近くもRTされ、Facebookでも4万近くのいいね!がつけられた。

 当然だろう。安倍政権は新型コロナの補償や生活支援策にはケチり続ける一方で、外務省が新型コロナの日本の対策に対するSNSなどの批判をチェックし、海外からの批判を封じ込めるために、緊急経済対策の予算から24億円を計上していたのだ。

 しかも、外務省はHPに、この予算について堂々と〈感染症を巡るネガティブな対日認識を払拭するため,外務本省及び在外公館において,SNS等インターネットを通じ,我が国の状況や取組に係る情報発信を拡充〉と記し、毎日新聞はその具体的な内容をこう報じていた。

〈外務省は新型コロナウイルスへの日本政府の対応に関し、海外からのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)投稿を人工知能(AI)などで調査・分析したうえで、誤った情報に反論する取り組みを始める。〉
〈集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対応を批判する投稿が相次いだことを踏まえた対応。ツイッターなどの情報を分析する企業に委託し、主要20カ国・地域(G20)などからの書き込みを収集・分析する。誤った情報だけでなく、関心が集まる懸念事項があれば、日本政府が「正しい情報」を発信する。〉

 ようするに、外務省は日本政府への批判を封じ込めるために、貴重なコロナ経済対策費の中から24億円もの血税を注ぎ込むことを決定していたのだ。

 しかし、ネットでの怒りの声の広がりとは対照的に、新聞、テレビはほとんどこの問題を取り上げようとしなかった。本サイトが続報で、今度は内閣府がコロナの緊急経済対策予算に100億円以上の広報予算を計上したことも明らかにしたが、それでもマスコミの報道は皆無だった。

 これは、自分たちが安倍政権の巨大な広報予算のおこぼれにあずかろうとしているからとしか思えない。

 しかし、国内のメディアは沈黙しても、海外メディアが黙っていなかった。

 4月15日、アメリカを代表するクオリティペーパー「ワシントンポスト」のネット版が毎日新聞や本サイトの記事を後追いする形で、こんな記事を配信したのだ。

「日本政府が対外イメージアップのために24億円パンデミックとの戦いの最中


■ワシントンポストが「日本政府はコロナ感染をパンデミックよりもPR危機として扱ってきた」

 「ワシントンポスト」の記事はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号における日本の感染症対応の失敗、その後の安倍政権の後手後手対応を真っ向から批判し、安倍首相を「思いやりのない無関心なリーダーと辛辣に断じる一方、外務省のネガティブな対日認識を払拭24億円計上」について、こう批判した。

「日本のこの動き、しかもパンデミックの真っ只中に、緊急経済救済策の一環としていることは、不適切だとして多くの批判を引き起こしている」

 また、外務省に取材して「現在2021年に開催される予定のオリンピックとパラリンピックへの準備段階での日本のプロモーションが含まれており、ビデオや広告が含まれるだろう」という大鷹正人報道官のメールを紹介。在日アメリカ人の有識者の辛辣なコメントを掲載している。

 テンプル大学ジャパンキャンパスのアジア研究学科ディレクターのジェフ・キングストンは「外務省が、海外からの批判という疫病を封じ込めるために納税者のお金を浪費するという事実は、政府がコロナ感染をパンデミックよりもPR危機として扱ってきたということを示している」と、皮肉たっぷりに語っている。

 また、京都外国語大学のナンシー・スノー教授もこの24億円予算を「国際的なイメージに固執した」政府の典型的な防御反応だとしたうえで、「海外の認識を改ざんすることより、感染拡大によりよく対処するために、AIを使用するべきだ」と付け加え、「国内の批判を抑え込むことに力を注ぐのでなく、感染拡大の封じ込めや患者の治療、パンデミックによって生活の変化を強いられているすべての人々のために、力を注ぐべきだ」と締めている。

 今からでも遅くない。日本のマスコミもこうした海外メディアの姿勢を見習って安倍政権の緊急経済対策の無駄遣い徹底的に追及すべきだろう。

(編集部)
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●《民主主義などの「価値観」を共有する国々の仲間だと胸を張れるのか。このまま、うやむやにしていい話ではない》

2020年01月20日 00時00分09秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの記事【「桜を見る会」を海外メディアが「Cherry Blossom party」と名付け一斉に批判!「身内優遇」「安倍政権が組織ぐるみで情報隠蔽」】(https://lite-ra.com/2019/12/post-5148.html)。
熊倉逸男記者による、東京新聞のコラム【【私説・論説室から】/真実を救う国 葬る国】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019121802000154.html)。

 《「桜を見る会」問題をめぐって、13日の講演で「国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれている」などと発言した安倍首相。国会でもまともに説明せず、文書を破棄し、強引に幕引きを図ろうとしているお前が言うなという話だ。年を越して、安倍政権は「桜を見る会などいつまでやっているのか」「重要法案が進まない」などと連呼することで、疑惑から逃げ切るつもりだろうが、そんなことを許したら、日本国民とメディアは完全に海外からバカにされるだろう》。
 《トランプ米大統領が破り捨てる書類を拾い集め、復元するホワイトハウススタッフの苦労が紹介されていたが(六日付本紙「本音のコラム」)、ドイツでも地道な取り組みが続けられている。…トランプ氏の書類復元を紹介したワシントン・ポスト紙は、対比する形で、安倍首相主催「桜を見る会」の招待者名簿廃棄を、あきれ顔で報じている。民主主義などの「価値観」を共有する国々の仲間だと胸を張れるのか。このまま、うやむやにしていい話ではない。 (熊倉逸男)》。

   『●トランプ大統領《映り方が気に入らぬと特定の鏡を選んで
      割ってしまいたい…米国という鏡にその姿はより醜悪に映る》
   『●《全ての権力は国民に由来する》(韓国映画『弁護人』)…
      憲法で保障されている主権在民をニッポンで大声で叫べるか?

 アベ様による《メディアコントロール》なニッポン…。《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》ニッポン…。

   『●《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》…《私人》、《調査・
      研究》自衛隊中東〝派兵〟などデタラメ閣議ケッテェ~を乱発

 熊倉逸男記者の仰る通り、《民主主義などの「価値観」を共有する国々の仲間だと胸を張れるのか。このまま、うやむやにしていい話ではない》。モリカケサクラ問題などを「いつまでやっているのか?」なんて答えは簡単。アベ様らが無罪の証拠をさっさと出せばよいだけの話。なぜに証拠を隠蔽し、抹消していくのですか? もはや、アベ様らは犯罪者だと思いますよ。《不正をただし歴史に真実を残そうとする志は尊い》…アベ様らや取り巻き連中にはそのような高き《志》など、これっぽっちも感じられない。このままでは、世界中の笑いものが続く…。

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https://lite-ra.com/2019/12/post-5148.html

「桜を見る会」を海外メディアが「Cherry Blossom party」と名付け一斉に批判!「身内優遇」「安倍政権が組織ぐるみで情報隠蔽」
2019.12.17 12:37

       (The Washington post 公式サイトより)

 「桜を見る会」問題をめぐって、13日の講演で「国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれている」などと発言した安倍首相。国会でもまともに説明せず、文書を破棄し、強引に幕引きを図ろうとしているお前が言うなという話だ。年を越して、安倍政権は桜を見る会などいつまでやっているのか」「重要法案が進まないなどと連呼することで、疑惑から逃げ切るつもりだろうが、そんなことを許したら、日本国民とメディアは完全に海外からバカにされるだろう。

 というのも、この「桜を見る会」をめぐる一連の問題は、すでに海外メディアも「Cherry Blossom party」などと呼んで報じており、“安倍首相による私物化”や“政権の隠蔽体質”を象徴する事件として、国際的に大きな注目を浴びているからだ。

 たとえば米紙ワシントンポストは11月27日、「日本の首相の奇妙な話、公文書と巨大シュレッダー」(The strange tale of Japan’s prime minister, official documents and a very large shredder)と題して報じた。記事冒頭から、これまで安倍政権が行ってきた数々の公文書の隠蔽を皮肉めいた調子で振り返っている。

〈物議を醸す公金を使った政府主催パーティの招待リストは? シュレッダーされた
 首相官邸への来訪者リストは? シュレッダーされた
 スーダンやイラクでの任務中に自衛隊が遭遇した危険を物語る日報は? 後に出てきたが、当初はシュレッダーされたとの話だった。
 安倍政権が倒れる恐れのあった森友学園スキャンダルをめぐる数々の重要文書は? ある文書は改ざんされ、ある文書はシュレッダーされた。〉

 さらにワシントンポストは、野党が「桜を見る会」に反社会勢力マルチ商法の会長が招待されていると追及していることなどにも触れたうえで、米国や西側先進諸国と比較しながら安倍政権の隠蔽体質を指摘している。

〈米国では、大統領記録法で大統領が扱った全文書を歴史的記録として保管し、国立公文書館に届けなければならないと規定している。〉
〈日本は長い間、情報公開においてアメリカはじめ西側の民主主義国家に遅れをとってきたが、1999年には情報公開法が制定された。評論家たちが指摘しているように、問題は2012年に安倍氏が政権に返り咲いて以降、安倍政権がこの法律を組織ぐるみで破り、法律の条項を押し戻していることだ。〉

 ロイター通信は12月4日に「日本の首相がスキャンダルで文書をシュレッダーしたオペレーターが障害者であると説明し批判」(Japan PM slammed for revealing operator of document shredder in scandal was disabled)と報道。記事では、安倍首相が破棄したとする招待者リストを処分したのは障害者雇用職員だったと明かしたことにSNSで非難が殺到したことを伝えた。〈障害者を盾に使ったことで安倍を批判するコメントがある〉とTwitter上のコメントをとりあげ、相模原の障害者施設連続殺傷事件や政府の障害者雇用水増しの件と同様に障害者への態度を象徴しているという声や、安倍首相の発言は障害者はミスをするという偏見の現れであり人を差別して見下しているという声などを紹介している。

 また、米国の公共ラジオ局NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)では、共産党の田村智子参院議員が国会で「桜を見る会」問題を追及する場面を放送されたほか、同メディアのアンソニー・クーン特派員が、田村議員や複数の日米研究者のインタビューを交えて疑惑をレポートしている(12月4日「Japan's Cherry Blossom Party Grows Into A Political Scandal For Prime Minister」)。特派員は「これは、身内優遇との指摘と安倍政権ぐるみの隠蔽を含む大きなスキャンダルで、同様の問題はこの3年間で3度目にあたる」と語った。


■ワシントンポストやロイターだけでなく、英BBC、仏AFP、独紙も

 英国のBBCも「えこひいき批判のなか、桜を見る会が中止」(Japan cancels cherry blossom party amid cronyism accusations)と題して報道(11月13日)。ガーディアン紙も「派手すぎるという抗議のあと、日本の首相が桜を見る会を中止に」(Japan's PM cancels cherry blossom party after outcry over florid spending」とのタイトルで記事にしている(11月14日)。floridは「華麗」「派手」「けばけばしい」のほかに「桜色」という意味があり、皮肉を込めてひっかけているのかもしれない。

 同じく英国のテレグラフ紙は11月20日に「安倍晋三は日本の歴代最長総理大臣となったが桜を見る会スキャンダルで泥沼にはまった」と伝えた。桂太郎を超える安倍氏の首相最長在位の節目は「桜を見る会」のスキャンダルで影が薄くなったとしたうえで、このように安倍政権を総括している。

〈第一次政権は2007年の1年で終わり、第二次政権は2012年に政権を奪還してから続いているが、その2度にわたる総理在位期間中、安倍氏はちょっとした“スキャンダル風化の専門家”になっている。第二次政権発足以降、安倍首相は6度の国政選挙で連立与党を勝利させたが、その長期政権の理由のひとつは野党がバラバラだからだ。そうしたなかで、えこひいきへの批判からデータ偽造問題、さらに9月の内閣改造で任用した大臣2人が最近、公選法違反で辞任したことに至るまで、安倍首相は一連のスキャンダルを生き延びてきた。〉

 フランスでもAFPが「桜で日本の首相のスキャンダルが満開に」(Cherry blossoms prompt full-blown scandal for Japan's PM)が報道(12月9日)。「桜を見る会」問題について〈不祥事企業の会長は過去に一度ゲストになったが、日本の悪名高いヤクザマフィア(反社会勢力)のメンバーが招待されたのは今年のことだ〉などと伝えつつ、安倍政権が倒れることはないだろうと専門家が予測していることに関して〈中道左派の民主党による2009年から2012年までの政権が悲惨なパフォーマンスにおわった後も有権者は不信感を持ち続けており、野党に対する幻滅の余韻から安倍は恩恵を受けている〉と書いている。ドイツではフランクフルターアルゲマイネ紙が、加計学園問題にも触れながら「腐敗した桜に非難」(Vorwurf der Kirschblütenkorruption)と題して報じている(11月13日)。

 欧米メディアに共通しているのは、「桜を見る会」が“身内びいき”と批判されていることをストレートに伝え、安倍政権にはこれまでも森友・加計問題など“身内びいき”の疑惑が浮上していたことに言及していることだ。データの隠蔽や改ざんなど公文書管理を問題視する報道も多く、政府が招待者リストを公開しないもの「桜を見る会」問題をごまかすためと見ている。また、「桜を見る会」問題に加え、閣僚の不祥事などスキャンダルが続出しながら長期政権を維持していることについては、決して有権者が積極的に安倍政権を支持しているわけではないとの分析が目立つ。

 いずれにしても、安倍首相は年内で「桜を見る会」問題への追及を強引に終わらせるつもりだが、国際社会はこのスキャンダルを“安倍政権で起こるべくして起きた”と捉えているはずだ。日本の国際的評価を地に堕としている安倍首相を、このまま総理の椅子に座らせておくことはできない。

(編集部)
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019121802000154.html

【私説・論説室から】
真実を救う国 葬る国
2019年12月18日

 トランプ米大統領が破り捨てる書類を拾い集め、復元するホワイトハウススタッフの苦労が紹介されていたが(六日付本紙「本音のコラム」)、ドイツでも地道な取り組みが続けられている。

 東西統一が目前に迫ると、旧東ドイツの秘密警察「シュタージ」は市民の監視などの記録を廃棄しようとした。手で破りシュレッダーで細断したが、焼却は間に合わず、約一万五千もの袋に詰めたままにした。

 ドイツ政府は公文書として保存することを決め、紙片の復元を進めている。最近では、「Eパズラー」というソフトで、紙の形状や文字を照合して手作業以上に効率を上げている。それでも気が遠くなるような作業だ。

 膨大なシュタージ文書の公開は、家族や友人までが密告者だった現実を知らしめる悲劇も招いた。しかし、一党独裁の恐ろしさを具体的に明らかにした意義は大きい。

 紙切れを拾い集めジグソーパズルを作る作業は見栄えはしないかもしれないが、不正をただし歴史に真実を残そうとする志は尊い

 トランプ氏の書類復元を紹介したワシントン・ポスト紙は、対比する形で、安倍首相主催「桜を見る会」の招待者名簿廃棄を、あきれ顔で報じている

 民主主義などの「価値観」を共有する国々の仲間だと胸を張れるのか。このまま、うやむやにしていい話ではない。 (熊倉逸男
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●『銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重い』? 普天間で起きている、辺野古で起きようとしていること

2018年06月01日 00時00分11秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>学校は戦地より「危険」?】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-725443.html)。

 《▼新年度、普天間第二小既に146回の避難が行われた米軍ヘリ窓落下事故以降、学校方面に米軍機の離陸が確認されると運動場から児童が避難する元気な声が響き渡るはずの場所ごう音が響く…「飛ばないでという一言がなぜ出ないのだろう…「…『銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重いと聞こえる」》。

   『●トランプ氏「学校の先生たちを銃で武装させる」…
       アベ様は「戦争できる国」になり、「銃を持った善人」に

 《トランプ氏が打ち出した対策は、学校の先生たちを銃で武装させるというもの。「銃には銃を」「もっと銃を」というわけだ》。全米ライフル協会NRA)も大喜びでしょうよ、きっと。「銃には銃を」「もっと銃を」…哀しい発想だ。

   『●「辺野古が唯一の解決策」という呪文を唱えることしか 
         能の無いアベ様ら…消えた「辺野古」の「へ」の字?
   『●高江ヘリ「墜落」、何時もの如く「見え透いた
      “茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる」
   『●普天間米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓落下…
      「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」
   『●(コラム【金口木舌】)「沖縄版「今年の漢字」」は『落』…
          「いずれの「落」も県民の命に関わる」、抜本策は「撤兵」

   『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの
         日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか?》』 
    《事実かどうかは二の次弱い立場の者をに仕立てて暴言を吐く
     基地に反対する沖縄の人たちを一方的にたたき、留飲を下げる
       基地問題でヘイトスピーチ(憎悪表現)まがいの言説があからさまに
     表面化したのは13年1月。全市町村長らがオスプレイ配備の撤回などを
     求め、東京・銀座でデモ行進した。沿道から浴びせられたのは
     「売国奴」「中国のスパイ」などの罵声だった

   『●沖縄版「今年の漢字」」も『落』: 
     「県民の命が脅かされ続ける現状より、軍事優先の現実に愕然」
   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
                     アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる
    《しかし、これが沖縄の現実なのだ。そして、米軍によっていとも簡単に
     約束は破られ、さらには飛行の事実を事実とも認めようとしないのである。
     …この暴力を許しているのは、言うまでもなく日本政府、安倍政権だ
     …なにせ安倍首相は、小学校や保育園での落下事故後にも
     「沖縄が我慢すればいいこと」という無神経極まりない暴言
     吐いているからだ》

   『●「米軍機接近による児童の避難は…
      39日間に合計242回」、「最も多い日は一日に29回」…異常な現実

 《大人たちが『銃を持つ権利がある』という言葉は銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重いと聞こえる》…辺野古で、今現在まで、ずっと起き続けていること、そして、辺野古で確実に起きること、起きつつあること。普天間飛行場の撤収か、辺野古移設か、という二者択一を迫るアベ様や最低の官房長官ら。普天間を撤収し、番犬様に本国へお引き取り頂けば、「森」を殺すこともなく、辺野古の「美ら海」を殺すこともない沖縄の人々を分断することもないし、基地から出撃したん番犬様が「人殺し」することもない。沖縄の大幅な「負担削減」が実現できるというのに。「本土」では大騒ぎされないが、沖縄の人々があれ程の反対運動をしている辺野古では、生物多様性の破壊が引き返せないところまで来てしまいつつある。
 「在日米軍特権」を放置する「日米共犯」。「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」、そんな極当たり前のことなのに…《愛僕者》達のやることときたら。何が愛国者か! ヘイト者・ヘイト屋やデマ者・デマ屋らに支えられた、トンだ《愛僕者》達。

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-725443.html

<金口木舌>学校は戦地より「危険」?
2018年5月25日 06:00
テキサス 銃乱射 銃乱射事件 普天間第二小 銃規制 辺野古 エマ・ゴンザレス 金口木舌

 また起きてしまった。米テキサス州の高校での銃乱射事件。生徒ら10人が亡くなり1週間がたつ

▼容疑者は17歳の男子生徒。銃は父親の物だった。テキサスは米国でも銃規制の緩い州の一つ。銃所持の権利拡大を提唱する州副知事は「銃の問題ではないと主張し、暴力的なゲームや妊娠中絶による命の軽視、家庭環境が問題だと続けた

▼米紙ワシントンポストは今年、戦闘地域で死亡した米軍人は13人、学校での銃乱射事件で死亡した生徒らは27人と伝えた。今、学校は戦地より「危険」なのか。米国内は銃乱射に備えた避難訓練を行う学校も多い

▼新年度、普天間第二小既に146回の避難が行われた米軍ヘリ窓落下事故以降、学校方面に米軍機の離陸が確認されると運動場から児童が避難する元気な声が響き渡るはずの場所ごう音が響く

▼同校の避難を伝える記事に、ネット上で「辺野古に移せばいい」「基地の近くに学校を造る方がおかしい」という声が飛び交う。「飛ばないでという一言がなぜ出ないのだろう

銃規制強化を求め、米国の高校生が立ち上がった活動は「March For Our Lives命のための行進)」。「大人たちが『銃を持つ権利がある』という言葉は銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重いと聞こえる」というフロリダの高校生、エマ・ゴンザレスさんの言葉をかみしめる。
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●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、真に《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない

2018年04月12日 00時00分53秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018040402000130.html)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>「ペンタゴン・ペーパーズ」】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-694813.html)。

 《▼日報は見つかった。が、防衛省は別の大切な失せ物を探さなければならない。<探し物はなんですか>。国民の信用。これは相当に見つけにくかろう》。
 《▼米国であった政府文書報道をテーマにした映画が公開中だ。物は物でも超ド級の極秘文書で、ベトナム戦争の経緯を政府が国民に隠してきたペンタゴン・ペーパーズ」だ。文書をスクープしたのはニューヨーク・タイムズだが、映画の主役は後追いするワシントン・ポスト…だが最高裁は「制限を受けない自由な報道のみが政府の偽りを効果的に暴くことができると新聞社勝訴の判決を出す。報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》。

 《これは相当に見つけにくかろう》…というか、真に《不存在》な無い物(=《国民の信用》)は見つけようがない。もはや、ボロボロ。隠蔽体質がボロボロと露見。
 良いことばかりではないでしょうが、アメリカの司法はニッポンよりは遥かにマシなのかな? ニッポンの裁判所は、司法判断することなく、政治判断を乱発。《最高裁は制限を受けない自由な報道のみが政府の偽りを効果的に暴くことができると新聞社勝訴の判決を出す》なんて、ニッポンの最「低」裁では夢のまた夢。
 報道には少しは期待できたとしても、政治判断を乱発するニッポン「司法」にも大きな問題。行政は頭から腐り、立法もコケにされ、司法もこのあり様。頼りのジャーナリズムも…。

   『●議員辞職を! 「文民統制を果たさず自衛隊を政治利用する
                 防衛相に、重い職責を任せることはできない」
    「沖縄タイムスの知念清張記者のコラム【[大弦小弦]鉄鋼製の扉が
     激しい銃撃の末、こじ開けられた。自動小銃を持った制服姿の
     南スーダン兵が…】…《▼陸自部隊は日報で、大規模な戦闘に
     巻き込まれる可能性や「国連活動の停止」にも言及。日報は、
     現地自衛官から生命の危険を訴えるものでもあった》。
       アベ様の大のオキニイリだった、
     アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」最悪な防衛相だった…
     あまりに予想通り。弁護士センセによる大臣だというのだから、呆れるばかり」

   『●(リテラ)「あの未曾有の福島第一原発事故を招いた
        “最大の戦犯”が、他ならぬ現内閣総理大臣・安倍晋三」

 東京新聞の記事【「意図的」との識者指摘も イラク日報問題】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201804/CK2018040302000135.html)によると、《「不存在」とされた陸上自衛隊イラク派遣の日報の存在が、野党側の資料要求から一年以上たって明らかにされた問題…布施祐仁さんは「意図的だったと思われても仕方がない」と指摘。…「なぜこのタイミングなのか。南スーダンPKO日報であれだけ問題になったのに、情報公開の姿勢が問われる」と批判》。
 都合次第で「不存在」。

   『●政府側の解釈で保管すべき文書を廃棄してもよいことにし、
              本当は存在する文書を存在しないことにする手法

 アサヒコムの記事【「南スーダンの反省で捜索し、見つかった」稲田元防衛相】(https://www.asahi.com/articles/ASL434GV0L43UTFK00D.html?iref=comtop_8_03)でも、《「南スーダン(PKO日報問題)反省のもと、しっかりと文書管理をするということで、今回徹底的に捜索をした結果、見つかった」と述べ、自身の責任については答えなかった》。
 で、その結果、2ヶ月半ダンマリ…《しっかりと文書管理》していた訳です。

 同じく東京新聞の記事【陸自の日報管理 「隠蔽体質」を一掃せよ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018040402000164.html)でも、《イラクに派遣された陸上自衛隊の日報が見つかってから防衛相への報告までに二カ月半以上かかった。当初、見つけられなかったことも問題だ。文民統制をも危うくしかねない重大な事態である》。
 《南スーダンの反省で捜索》《再発防止策の一環》…その結果、隠蔽体質が再確認できた訳。《文民統制》が聞いて呆れる、危険な状態。

 さらに沖縄タイムスの【社説[陸自イラク日報発見]浮き上がる「隠蔽体質」】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/232435)では、《今度は陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報である。2004~06年の延べ376日分、約1万4千ページに及ぶ》。また、琉球新報の【<社説>陸自イラク日報存在 事実の隠蔽を強く疑う】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-694245.html)も、《「存在しない」は「存在することを意味するのではないか。そう思わざるを得ないほど、政府に対する国民の信頼は失墜している》。
 《国民の信頼》こそが《不存在》。こんな分量の資料が目に入らない? 稲田朋美元防衛相曰はく「南スーダンの反省で捜索し、見つかった」!? で、その結果、2ヶ月半ダンマリ? とっても《しっかりと文書管理》。

 さらにさらに呆れたことに、実は、その1年前にまで話は遡る。
 日刊ゲンダイの記事【イラク日報隠蔽問題 元凶は稲田元防衛相の“ポンコツ答弁”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226529)によると、《安倍政権の隠蔽体質は底なしだ。「存在しなかった」と説明してきたイラク派遣部隊の日報が実際には昨年3月時点で存在が確認されていたのに、当時の稲田朋美防衛相ら上層部に報告されていなかった》…だってさ。
 《ポンコツ答弁》というか、アベ様一押しの「未来の総理候補」だった方のポンコツ具合、壊れ具合というか…。

   『●泥棒に縄をなわせる…その縄で財務相やアベ様を縛る訳がない!
                        《与党の関与なき公正な委員会》が必要

 東京新聞の記事【日報隠蔽「第三者調査は不要」 防衛相、野党の要求拒否】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201804/CK2018040602000144.html)には、《省内で調査チームを立ち上げたことを理由に「シビリアンコントロール文民統制の中で、しっかり事実を明らかにする過程を進めている」と強調した。民進党の牧山弘恵氏は「内輪の調査では国民を納得させる信ぴょう性に欠ける」として第三者による調査を求めた》。
 《文民統制》って、口にできるような状況か? それに、泥棒に縄をなわせて何の意味がある?

 いま、正にコレ ⇒ 《しかし、シビリアンの暴走癖もまた、見過ごせない。私たち有権者が声を上げなければ、シビリアンは時として有権者をだましてでも、暴走し始める。「こんなはずじゃなかった」と後悔してからでは遅い。(豊田洋一)》。
 日刊ゲンダイの記事【文民が“影の主犯”だろう 破廉恥政権が“被害者ヅラ”の驚愕】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226643)では、《それは、われわれ国民の側のセリフだと言いたくなる。「非常に驚きと同時に怒りを禁じ得ない」――。5日、稲田元防衛相はイラク日報問題について、こう言って防衛省を批判してみせた》。

   『●「積極的平和主義」なアベ様という
        civili-UNcontrolな大暴走(out of control)
    「東京新聞のコラム【私説・論説室から】シビリアンの戦争』…。
     《安倍晋三首相は政府の憲法解釈を変えて海外での武力の行使に
     道を開き、国会もそれを止められない。軍部は暴走する、は
     歴史の教訓だ。シビリアンコントロール(文民統制)こそが誤った戦争を
     阻むと信じられてきた。しかし、シビリアンの暴走癖もまた、見過ごせない》…
       「積極的平和主義」なアベ様というciviliUNcontrol。Civilian uncontrol。
     主権在民どころか、俺様なアベ様は違憲な閣議決定で壊憲する始末、
     それを許す国会、自公投票者。この国はunder controlでもないし、
     out of controlなアベ様に目茶目茶にされている」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018040402000130.html

【コラム】
筆洗
2018年4月4日

 作家の向田邦子さんがお父さんの失(う)せ物について『父の詫(わ)び状』に書いている。ある日、タクシーで帰宅したお父さんが玄関で「あれ、月給袋、どうしたかな」とつぶやいた▼それを聞いたお母さんの反応がすごい。普段はぐずと言われるようなお方だったそうだが、お父さんを突き飛ばし、足袋のまま走りだした。「タクシーに追いすがって呼び止め、車内をくまなく点検した」という。結局、月給袋は父親の別のポケットにあったそうだ▼月給袋となれば、誰もが必死になるが、防衛省は国民にとって大切なその公文書をちゃんと捜していたのかと疑いたくなる。野党の資料要求に対し「確認できない」と説明していたイラク派遣部隊の日報が突然、発見された問題である▼見つかったのは陸幕の研究本部。昨年三月の調査の際には「ない」と報告していたが、今年一月になってやっぱり「あった」。<探すのをやめた時 見つかる事もよくある話で>。井上陽水さんの「夢の中へ」にそんな歌詞があったが、どう考えても、不自然な発見経緯である▼しかも、発見から公表まで二カ月半。これでは発見後も「ない」で押し通そうとしたのでは、と勘ぐられても仕方ないだろう▼日報は見つかった。が、防衛省は別の大切な失せ物を探さなければならない。<探し物はなんですか>。国民の信用これは相当に見つけにくかろう
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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-694813.html

<金口木舌>「ペンタゴン・ペーパーズ
2018年4月5日 06:00
ペンタゴン・ペーパーズ 映画 情報公開 公文書 改ざん 国有財産売却 極秘文書 ニューヨーク・タイムズ ワシントンポスト 報道の自由 新聞社

 「物証を取ってこい」。駆け出しの頃、取ってきた情報が間違いないかどうか、確実かどうかを裏付ける文書を入手してくるよう先輩から求められた

▼言うはやすいが、これがなかなか容易ではない。基本的には隠された、公開されていない情報を追い掛けるのだから、相手がおいそれと渡すはずもない。情報公開も駆使して迫る

▼政府の公文書の在り方に疑念が高まっている。国有財産売却を巡る文書で改ざんがあり、防衛省では情報公開後に同名の文書が複数出てきた。これでは公文書自体信用できなくなる

▼米国であった政府文書報道をテーマにした映画が公開中だ。物は物でも超ド級の極秘文書で、ベトナム戦争の経緯を政府が国民に隠してきたペンタゴン・ペーパーズだ。文書をスクープしたのはニューヨーク・タイムズだが、映画の主役は後追いするワシントン・ポスト

▼翌朝のタイムズに特ダネが載ると知って夜じゅう悶々(もんもん)とするポストの編集幹部の様子は人ごとではない。見ているこちらまで過去の抜かれた記事が頭をよぎり息が詰まった

▼後追いで報じたポストもタイムズと共に政府に訴えられた。だが最高裁は「制限を受けない自由な報道のみが政府の偽りを効果的に暴くことができる新聞社勝訴の判決を出す報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか
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●一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしいし、羞恥心の無さと自覚の無さという救いの無さ

2014年03月14日 00時00分27秒 | Weblog


peacephilosophy.blogspot.jpの記事【ニューヨークタイムズ社説: 安倍氏の危険な修正主義(和訳)】(http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/03/japanese-translation-of-new-york-times.html)。

 「安倍晋三首相の売り物となっている国粋主義は、日本の米国との関係に対する、かつてないほどの深刻な脅威となっている。彼による修正主義的歴史の使用は、すでに東シナ海、南シナ海の領土問題における中国の挑戦的なスタンスであつれきが生じている地域における、危険な挑発行為である」・・・・・・一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしい。海外の「世間の眼」はそんなものである。その自覚が、アベ首相自身やアベ自公政権、翼賛野党の議員に無く、加えて、そんな議員らに投票する「騙されることの責任」「無関心の責任」な投票民にも無いのが大問題。

   『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
                非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任


 「1937年の日本軍による南京大虐殺がなかったといまだに主張」という記事に対して反論したそうです。ここの部分については歴史修正主義者ではないのかもしれません。世界に向けて発せられたその点のみは良かった。

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http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/03/japanese-translation-of-new-york-times.html

Tuesday, March 04, 2014
ニューヨークタイムズ社説: 安倍氏の危険な修正主義(和訳)
Japanese Translation of New York Times Editorial "Mr. Abe's Dangerous Revisionism"

3月2日のニューヨークタイムズの論説
(紙面には3月3日掲載)の和訳を紹介します。(訳文はより正確を期すため掲載後微修正することがあります)

原文は: Mr. Abe's Dangerous Revisionism
http://www.nytimes.com/2014/03/03/opinion/mr-abes-dangerous-revisionism.html?_r=0


安倍氏の危険な修正主義
論説委員会
2014年3月2日

安倍晋三首相の売り物となっている国粋主義は、日本の米国との関係に対する、かつてないほどの深刻な脅威となっている。彼による修正主義的歴史の使用は、すでに東シナ海、南シナ海の領土問題における中国の挑戦的なスタンスであつれきが生じている地域における、危険な挑発行為である。

しかし安倍氏は、この現実、そして条約の義務により日本を防衛するとコミットしており、中国と日本の間の紛争に引きずり込まれたくないという米国の国益を、気にも留めていないようである。

安倍氏の国粋主義は、理解に苦しむ。特定の国に向けられたものではなく、安倍氏が恥と感じている第二次世界大戦以来の自国の歴史に対して向けられている。彼が呼ぶところの、控え目であり続けた戦後レジームから脱却し、新たな愛国主義を再創造しようというのだ。

しかし安倍氏は日本の戦後文化を語る前に、戦争の歴史も歪曲している。彼と他の国粋主義者たちは1937年の日本軍による南京大虐殺がなかったといまだに主張している。先週の金曜、彼の政権は、日本軍によって性的奴隷状態を強制された朝鮮半島の女性たちへの謝罪を再検証し、場合によっては取り消す計画を語った。さらに安倍氏は、有罪判決を受けた戦争犯罪人たちを含む日本の戦死者に名誉を与える靖国神社を訪問することは、国のために命を犠牲にした人々に敬意を払うことに過ぎないと主張している。

今この時点における中国との敵対的な関係は、安倍氏にとって、平和主義に徹している人々に、防衛準備態勢を高める必要性を説得するのに役立っている。軍備態勢の強化を支持する人たちと歴史修正主義者が一致する傾向にあるのは、日本の特異性のように思える。安倍氏の国粋主義を別にしても、安倍氏も他の日本の主流派の指導者たちも、米国の同意なしでの軍事力の拡大をしようとはしていない。彼らは日米の安全保障同盟に深くコミットしているのだから。

(終)


参考:当ブログにおけるニューヨークタイムズ関連社説・記事翻訳:

2013年1月2日社説: 
歴史を否定するさらなる試み

2013年4月24日社説:
日本の無用な国家主義

2013年10月29日社説:

自由主義とはいえない日本の秘密法案

2013年12月18日社説:
日本の危険な時代錯誤ぶり

2013年12月28日記事:
教科書闘争で、歴史の書き換えを狙う日本の指導者たち

2014年2月19日社説:
戦争と平和と法


(憲法を意のままに変えようとする安倍首相批判)
これらのリストはこのブログで訳を紹介したものという意味で、安倍政権の歴史認識を問題視した記事はもっとあります。

ワシントンポストで当ブログで訳したものは、

2013年4月27日社説:
歴史に向き合えない安倍晋三

投稿者 Peace Philosopher 時刻: 5:05 am
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