[防衛大学、教育・指導という名のいじめ・暴行 (東京新聞2019年3月18日)↑]
NTVの【NNNドキュメント’19/防衛大学校の闇 連鎖した暴力...なぜ】(http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/archive/post-131.html)。
東京新聞の記事【防衛大、下級生いじめがまん延 宿舎生活、地裁が認定】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201903/CK2019031802000115.html)。
《幹部自衛官を養成する防衛大学校で「殴る」「蹴る」「下半身に火を付ける」などの暴力が起きていた》。
《元海将で金沢工業大虎ノ門大学院の伊藤俊幸教授は「最も重要なリーダーシップ教育の一つである後輩指導がうまく機能していない。幹部に求められる豊かな人間性を育てられるよう、教育内容を改善すべきだ」と指摘している》。
NNNドキュメントを見ての感想…腐臭を放っている。《学内にまん延する陰湿ないじめの実態》《蔓延する暴力の実態》。防衛大を含む民事訴訟では、強烈ないじめ・暴行していた被告8人の内の《7人は防衛大を卒業→幹部自衛官に》…。
《最も重要なリーダーシップ教育の一つである後輩指導》!? 聞いて呆れるね。狂気を感じる。番組の中で、Y教官も《指導》と言っていて、吐き気をもよおす。Nさんへの複数回の暴行が《教育》? 《指導》? Nさんの母親は言います、《根底は私が犯したミスだと思う。一番は、やはり、(息子が)「教官に言ってくれるな」と言っていたのに、私が教官に助けを求めた…あんな人たちに助けを求めた…》。
《教育》、《指導》という名のいじめ、暴行。《幹部自衛官を養成する防衛大学校》を卒業し、〝見事な〟幹部自衛官《自衛隊の幹部》へと〝成長〟したのでしょう…これは、「たちかぜ」海自イジメなどなどへの道です、きっと。
『●「たちかぜ」海自イジメの隠蔽と、
そして、ホイッスル・ブロワーへの第二のイジメ進行中』
《内部告発した三等海佐は海自で懲戒処分の審理対象になり
厳しい立場に追い込まれている。機密情報を漏らした公務員への罰則を
強化する特定秘密保護法の成立は、機密性のない情報の内部告発までも
萎縮させるおそれもあり今後こうした告発者はますます出にくくなりそうだ》
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【http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/archive/post-131.html】
2019年4月21日(日) 24:55【拡大枠】
防衛大学校の闇
連鎖した暴力...なぜ
幹部自衛官を養成する防衛大学校で「殴る」「蹴る」「下半身に火を付ける」などの暴力が起きていた。被害者の元学生(24歳)が起こした裁判で、加害者は「指導だった」などと主張し、元教官は「予測不可能だった」と証言。取材を進める中で我々は、防衛大OB等の貴重な証言と重要な内部資料を得た。見えてきたのは蔓延する暴力の実態。そこには"学生間指導"という独自の教育システムが介在していた。
ナレーター/二又一成 制作/日本テレビ 放送枠/55分
再放送
4月28日(日)11:00~ BS日テレ
4月28日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201903/CK2019031802000115.html】
防衛大、下級生いじめがまん延 宿舎生活、地裁が認定
2019年3月18日 朝刊
(訴訟を起こした男性が防衛大在学中に荒らされた机=本人提供)
反省文を百枚書かされ、体毛に火を付けられる-。防衛大学校(神奈川県横須賀市)を退学した男性(24)が、当時の上級生ら八人に損害賠償を求めた訴訟で、学内にまん延する陰湿ないじめの実態が明らかになった。専門家は「リーダーシップを学ぶという後輩指導の本来の目的から外れている」と批判する。
「この判決を機に、大学の体質が変わってほしい」。二月、違法な暴行があったと認め、七人に計九十五万円の支払いを命じた福岡地裁判決(確定)後、男性は訴えた。
防衛大では全員が学生舎に住み、同じ部屋の上級生が下級生を指導する。男性は二〇一三年四月に入学。指導の名目で上級生に暴行やいじめを受けて体調を崩し、一五年三月に退学した。被告八人のうち七人は現在、自衛隊の幹部になっている。
男性の弁護団によると、防衛大の内部調査などで▽食べきれない量の食べ物や、固いままのカップ麺を食べさせる▽風俗店に行き、女性と写真を撮るよう強要する▽原稿用紙百枚に反省文を書かせ、ノート一冊を「ごめんなさい」で埋め尽くさせる▽机を荒らす-といった下級生へのいじめが確認された。
また弁護団は、防衛大が一四年八月、全学生千八百七十四人に実施した下級生への指導を巡るアンケート結果も入手。四年生の57%に当たる二百七十四人が、下級生のミスや不手際ごとに点数を加算し、一定値で罰を与える「粗相ポイント制」をしたことがあると答えた。こうした実態について、防衛大は取材に「再発防止に努める」と答えている。
元海将で金沢工業大虎ノ門大学院の伊藤俊幸教授は「最も重要なリーダーシップ教育の一つである後輩指導がうまく機能していない。幹部に求められる豊かな人間性を育てられるよう、教育内容を改善すべきだ」と指摘している。
「確認された下級生へのいじめ一覧」
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201903/images/PK2019031802100072_size0.jpg】
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