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六甲シロクロード

2010-03-23 23:16:23 | Weblog
part1 20日(土)荒れる六甲山 -シロクロード-

谷川岳・(丹沢)大山・鋸山に続いて
登山第15弾(今年第1段)は、5段目「須磨アルプス」('07.11)に続いての「六甲山」
メジャーな芦屋のロックガーデンから六甲では珍しい草原の山「東お多福山」を経由し
六甲山最高峰を経て有馬温泉までの長めのルート
今回のパートナーは3段目の「蓬莱山」('07.4)に続いてのyummyさん




[ルート]JR芦屋駅(▲13m)~高座ノ滝~ロックガーデン~風吹岩~雨ヶ峠~東お多福山(▲697m)~
~土樋割峠~石の宝殿~六甲山最高峰(▲931m)~魚屋道~瑞宝寺公園~有馬温泉温泉街(▲約370m)
 距離 約13.4km  総UP 約1150mup


■登山履歴(大学以降)



嵐の前の温かさか、春の温かさかいい天気で始まる土曜日の朝
待ち合わせの芦屋駅に早く着いたので、駅構内のカフェでモーニングコーヒー
9時、yummyと合流 今時の山登りファッションの話に花を咲かせ、阪急芦屋川駅をくぐり標高を上げる
高台のいい家を眺めながら、舗装路を進んでいくと、高座ノ滝と茶屋 ここからが本格的な山登り


■高座ノ滝 マイナスイオンを感じる 花を浮かべたり、冷たい水に触れたり


■ロックガーデン
滝の横道を上がってしばらくすると、メジャーなロックガーデンへ
岩場のごつごつした尾根道 コースも難易度で複数に分岐


■ロックガーデンを行く
単に樹林帯の中だけでなく変化に富んでいるのがおもしろい 谷川岳や鋸山もこんな感じやったなぁ


■10:51 風吹岩 ロックガーデンの終点 下を見ると登ってきたガーデンが一望できます


■黄砂の影響か いい天気なんだけど、下界は霞みます 大阪湾はうっすら


■猪注意!! ここまではたくさんのハイカーが 急に騒ぎ出したと思ったら猪
ちょっと岩陰に隠れて見にくいですが、結構デカイ猪 食べ物の匂いに襲ってくるので要注意で一時避難


■11:20 太陽と緑の道「雨ヶ峠」へと進む
この近くの湧水ポイントをおっちゃんに教えてもらい、すくって飲むとすごく美味しかった
ここからゴルフ場の横を通りながら進んでいく 急勾配に そして空は雲に覆われていく


■12:46 雨ヶ峠~東お多福山の登り
二人でひぃひぃ良いながら雨ヶ峠を登り そこで他のハイカーに混じってお昼
そっから、メインルートを外れ、東お多福山を目指す 樹林帯の道が急に草原帯の道になり
眼下に先ほどのゴルフ場や芦有(ろゆう)道路の奥池を見ながら頂上を目指す


日差しは僅かになって寂しいけど、展望が開けて楽しい
ただ、北側を見ると、六甲の稜線は雲に覆われて見えなくなっていた


■福を願って、東お多福山山頂
ここが今回の別れ道 東へ行けば芦有道路に出て、バス停がありエスケープ可能
ちょうど、7年前の真冬 ふきおと原チャで旅に出て猛吹雪に遭い引き返した地点 奥池付近だ
ここから最高点へ向かうとエスケープルートは厳しくなる
それでも、白い稜線目指しアタック開始


一端、土樋割峠まで下り、北山に向かって一気に昇って行く
標高が上がると共に、雲がものすごい早さで尾根上の道に流れ込み
台風波の風音を引き起こす マイナールートの為に、人に会うこともほとんど無い
先も掴めぬ視界と急勾配の道をただただ進んでいく・・・ 結構辛い登り 
ただ雨が降らないことを祈り進んでいった


■14:17 真っ白な中、開けた場所に そして車道(ドライブウェイ)に出た!!
なんか一安心感 でも、いつ雨が降るか判らない状況 休憩できる頂上目指し、ほとんど休むことなく
視界20mほどの車道を歩いて行く RUCC初めての夏合宿のフリーランでの志賀高原への登りを思い出させる
ここでの話がなべよんと繋がってくるのが判ったのはこの2日後の話



■14:24 シルクロードならぬシロク(白く)ロードな車道を歩きしばらく、脇道にそれて
ラストアップ ちょっと足が痛い そして風はゴォーと恐ろしい音を立てている中 標高931m到着


■二人とも結構顔がマジですね・・(笑)


■六甲山ドライブウェイ
こっから、有馬へは約1時間の下り・・
前半は気分軽くテンション高く下っていく
後半の瑞宝寺公園内は荒れて通行止めになっていたり・・
3回ほど橋無き川越えをしたり協力し合い有馬温泉に到着
山頂とは打って変わってのおだやかな温泉街でした


■有馬温泉にも春が
有馬の日帰りというと、金の湯と銀の湯という感じですが
混んでいるのも嫌だし「メープル有馬」という高級な日帰り温泉で疲れを癒しました
アメニティにフリードリンクで 満足満足


■19:42 尼崎cocoeのお好み焼き屋にて
温泉でくつろいだ後、渋滞でダイヤ乱れたバスが功を制し、芦屋まで阪急バスで
芦屋付近で食べる場所を探すがイマイチ
新快速で一駅尼崎に移動し、最近出来たSCのcocoeで大阪名物お好み焼きを食す


■cocoe 和カフェ 茶の彩
ご飯後は、落ち着いてお茶のカフェで至福の時を 結構まじめな話してたような
その後、次回の計画を練り 帰宅
千里中央からバスに乗る頃は大荒れの風雨になり、バス停から猛ダッシュで帰宅しました


いつかの熊ではなく今度は猪
尾根を行くたった二人にたたきつけるように当る雲とそれを動かし低く唸る暴風
山頂に向かう尾根は視界真っ白
下り道はまさかの川で分断・・
なんて、なかなか無い経験

でも、最高峰まで辿り着いた達成感
道を切り開き(探し当てて)街中まで辿り着いた嬉しさ
風に吹かれながら見た眼下の街
そして最後のご褒美にリッチな温泉

山の厳しさと楽しさを味わったほんと印象的な山登りでした

何よりあんな風の中・・・実際、その風が翌日関東に吹き被害をもたらしたし
天候は別にしても、たかが六甲山ではあるけれど、このコースの距離とアップ数はそれなりののもの
低山だから酸素濃度も高く呼吸しやすいけど・・

そして、メジャーな正規ルートから離れてのマイナールートの選択
そこにエスケープルートが無いというのはさらに向かい風、この選択はあっているのか?歩きながら自問自答
リーダーとして引き返す勇気・決断は・・と
結局は何事もなかったけど、暴風に濃霧に孤独感で色々考えさせられました
そんな中嫌な顔せずに一緒に登ってくれたyummyさん ほんとにゴメン&そしてありがとう!!
ほんと心強いパートーナー


さて、ここでの話が偶然に繋がってくるのは2日後の事
そのおかげで美味しいケーキが食べれたわけですが・・・

NEXT→3/21(日) 「RUCC37期卒コン」

※ふぁんふぁん、ニコライさん コメントどうも 次の次のブログでコメントバック予定です。
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