アルパインクラブ モルゲンロート

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奥武蔵 黒山展望台と武甲山(2018.10.27~28)

2018-10-29 09:30:28 | 個人山行(2015~2022年度)

武甲山山頂から眼下の秩父市街や周辺の山々を楽しむ

 

 

 私も、古い人間でしょうか。こんな夜景を見ていると、“街の灯りがとても綺麗ねヨコハマー”っと、いしだあゆみ の「ブルーライト・ヨコハマ」が浮かんで来るんです。

黒山展望台からの夜景

 

月も夜景が映える様、少し隠れてくれています

 

 

 当初、関八州見晴台から夜景を見る予定だった。でも、ここはその手前にある黒山展望台。食料にテーブルや椅子など、重たいものも車からそのまま降ろせばそこで食事できるし、景色も良い。そして、今日(27日)はここでの泊り。

 

翌朝(28日)のご来光 晴れていれば毎日見られるが、やはりこうして見るとここに在ることが嬉しい

 

染まりつつある山々の先には雲海、朝から幻想的

 

 翌朝のご来光を迎えた後、武甲山登山口に向けて奥武蔵グリーンラインをそのまま走る。途中の「県民の森」駐車場のモミジはこの秋一番の紅葉を見せてくれ、道の駅あしがくぼ はまだ9時なのに一杯の車にバイク。30㎝大の白菜一玉330円に小菊の植木2100円。バイクはまだまだ入って来る。

 

県民の森駐車場にあったモミジ、この秋一番の黄葉

 

道の駅あしがくぼ、朝から混んでいます

 

 車で着いた生川一の鳥居PA(キャパ60台)手前から路肩に2030台の車、僕らも路肩に停め鳥居まで歩くこと5分。

 

生川の一の鳥居、左右4頭の狛犬が迎えてくれる

 

狛犬って、狼なのか?

 

 この武甲山、この鳥居から御嶽神社まで確認できただけで52の丁目石がある。登りで、だいたい23分ごとにその丁目石はある。だから、一の鳥居から52丁目石までがちょうど2時間の行程。

 

不動滝近くにある、18丁目石とそばの不動像

 

登山道は急な登りもなく道も整備されて優しいが、こんなゴーロみたいな処もある

 

登山道脇の枯れかかった立木、そんな中にはこんな可愛い観音像?が

 

登山口からこの大杉広場まで1時間10分、ここから山頂まで50分

 

 

御嶽神社手前の坂

 

御嶽神社

 

御嶽神社の狛犬

 

 52丁目石から左に入って行くと、武甲山頂だ。山頂には我々4人に単独行者とご夫婦に3人組だけ、殆どは山頂で山座同定と秩父市街を見下ろした後、神社付近でのお昼。それにしてもこの10年で、20回以上の武甲山だがこんなに人が居るのははじめて。秋の日よりが人を惹きつけるんだ。

 

山頂標識です

 

山頂からの秩父市街と周辺の山々、見ても分かる通りの秩父は盆地

 

更に目線を右に移すと、こんな感じで今日 遠くは見えない

 

 

雲が邪魔して空の青さはいまいちだが、真っ赤なモミジや黄色いモミジはやはり秋の深まりを感じる。

 

神社そばの赤い紅葉

 

黄色い黄葉

 

不動滝まで戻って来た、登山口の一の鳥居まであと20分

 

 いつも、浦山口~武甲山~二子山とか雪の武甲山とかで廻りに目を配ることなかったが、今日のように丁目石の全部を確認しながらの歩きはまた一つ武甲山の違った楽しみを味あわせてくれた山行だった。

 

マムシ草、登山道沿いにポツンポツンと在る

 

僕、武甲山(ズーム)。遠くから見たらこんな容だよ、体の北半分が石灰岩なんだ。だから体を削って秩父の街のために頑張っているんだ(10月21日、西武秩父駅前から)

 

メンバー:岡、河(記)、田(L)、菊


奥秩父 和名倉山(2018.10.21~22)

2018-10-23 19:46:43 | 個人山行(2015~2022年度)

10月20日(土)西武観光バスにて乗客僅か3名。秩父湖で下車。

人気がない駐車場の空きスペースに設営する。

明日は念願の和名倉山です。

21日(日)6:00出発 埼玉大学秩父寮の脇が入口になります。

長いつり橋を渡り、もう戻れないのではと考える。かつてこの山は友人が遭難しかけたとの話や熊の出没がうわさされている鬼門の山です。

直線の上りを急ぐ。最初から息が上がり目眩もする。

小さなケルン発見。

1007m辺り。尾根に乗った。

登尾沢ノ頭1369m付近の反射板跡地。ここにザックをデポして三角点を探してみるが分からず諦める。この時ザックをデポした地点に戻れず道迷い焦った。

三角点の代わりに。

何とか元の道に戻り歩きだす。

苔むした秩父の山。いい感じ。

ザレ場。

この辺の標識から茂みに入る。

ぬた場(イノシシの泥浴び場)発見。

造林小屋跡近くに水場あり。

藪の中、道迷いしやすいルートのようだが枯れてそれ程でもない。

茂みから和名倉山が見えた。

12:05草原地帯に到着する。疲れていたので腰を下ろし休憩。北ノタルというところのようです。

二瀬分岐。ここで南からの一般道と合流する。和名倉山頂へは東に20分とのことです。

山域が広く遠い。

13:00 倒木が多く通り過ぎ、戻り、三角点を発見しここが山頂であることを確認する。

和名倉山の標識は見あたらず白石山(和名倉山の別名)2036mの古びた鉄プレート。

時間が押していたがインスタントラーメンで遅いお昼にした。ここまでであった人は3組。みんな逆方向からの登山者でした。

下山途中に唐松尾山が見えました。

シャクナゲ群生を南下する。

東仙波からの富士山。

16:00山の神土に到着。あと20分で将監小屋に着く。ひと安心だ。

16:30将監小屋にテント設営。本日の10時間の行動に終止符を打つ。足がつること5回。足指には水膨れあり。

晩飯ではありません。朝ごはんです。昨日は疲れのせいでチョコレート、クッキー、アーモンド等甘いものを紅茶で胃に流し込みました。

22日(月)7:00小屋を後にする。

途中フンの臭い動物の臭いを感じた。少し身構えたが近くにいたのはシカでした。奥にもいる。

丹波へ。

熊倉山1624m。

サオラ峠1470mこの辺で腰痛が悪化してきた、まだバス停まで800m下らなくてはならない。つづら折りの道を黙々と下っていく。

丹波山村が眼下に見えてきた。今回の山旅の終わりを感じている。

 

メンバー:會

 

 

 


奥秩父 笠取山(中島川橋から)(2018.10.8)

2018-10-10 15:23:07 | 個人山行(2015~2022年度)

 


笠取山 山頂(東)

 

 僕にとって、二度目の笠取山である。前回(2014/7/1920)は会員Aさんと二人、曇り空だった。山梨百名山の山頂標識が建つ山頂(西)は雲間から大菩薩嶺などの展望あったが、今回はガスで目の前は真っ白だし、岩場は滑ってちょっと危ない。でも、山頂は東と西の二つもあるし(前回は西のみで東は踏まず)、夫々を記念にできたし、まだ早い紅・黄葉も少し楽しめたし、結構楽しい山行だった。

ガスって陽は強くないが、こんなに赤い

 

落ち葉で埋もれたコースです

 

 10/58の会山行(涸沢~穂高岳)は25/秒以上の強風予報のため中止、改めて個人山行に切り替えての笠取山。前泊の7日は晴れ、翌日も好天の予報だったが8日は朝からの霧雨、樹間歩きでそう濡れることはなかったのだが、この天候では山頂からの展望は無理。その分、代わりの楽しみを求める心は途中で黄色や赤に染まった木々の葉に都度、足を止めさせられている。

登山口にはクマさん注意の絵

 

登山口から10分、この期間 鹿捕獲のため平日は通行止め とある、ここを潜って行く

 

霧雨でも樹林帯では濡れない、大体がこれくらいの登り

 

霧の中、イタヤカエデがちょっとだけ黄

 

4~5ヶ所あった橋、最初なので滑り具合や揺れ具合を確かめながら慎重にわたる

 

 今回のルート、600m強の高度差を時計方向とは反対にぐるっと廻って6時間近く掛けたこともあり比較的に楽な登りだったが、山頂直下の急な登りや山頂(東)から山頂(西)へ続く岩場は山の厳しさを感じさせてくれる山行だった。

山頂直下の登り、ハーハーゼーゼー

 

笠取山 山頂(東)に立つMさん、右頬には絆創膏と青タン。凄い根性です

 

右下は崖、必至に縋り付いてるKさん

 

中央右を降りて きたの

 

岩場を終え、ほっとひと息のKさん @山頂(西)

 

山頂からの展望はこの通りで真っ白

 

草付きの斜面をぐんぐん下る、MさんとKさん

 

立ち寄った、水干

 

“多摩川の最初のひとしずくは見えるでしょうか? ここが沢の止まりの意味で、「水干」と名付けられた多摩川の始まりです”とある

 

水干から戻って振り返った、笠取山はこの通り。晴れていれば、優美な山容が

 

97年前だとこんな感じ

 

少し下ると、小さな分水嶺。三角柱は多摩川・荒川・富士川とそれぞれに向いている

 

更に下ってナナカマド、実が赤い

 

笠取小屋、中にはストーブの火が赤い

 

小屋前で暫しの寛ぎ

 

一休坂にあった、クマの爪痕。登山口にあった“クマ注意!”の看板のクマさんは可愛いかったが、これを見ると怖さが分かる

 

そして最後にこんな処で転倒しました。チコちゃんに怒られそうだが、“ボーっと”してました、多分。

 

 前夜7日は中島川橋登山口近くの広場に駐車/泊る。食事の開始は午後4時前、そして寝たのは10時。それまで呑んで唄いまくっていたのです。廻りは人っ子一人も居なく、大声を出していてもうるさく思っていたのは鳴き声が聞こえていた鹿や鳥たちくらいか。まあ、あの爪痕からも恐ろしい、クマ除けにはなった様です。

今回 余程楽しかったのか、あるメンバーがぽつり “これを幸福だと云わなければ、何を幸福と云うんだろう”って。

 

 

 中島川橋近くの広場が今日の宿

 

缶ビールにワインと八海山が今夜の主食

 

暗くなってもまだ続き、翌日山行6時間弱より長い、6時間強の食事会であった

 

メンバー:岡、河(記)、北、田(L)、松