日本三大峠 雁坂峠(2082m)
当初予定の会山行(15~17日、笹ヶ峰~火打・妙高)は、新潟方面の天候不良で已む無く中止。今回、急遽の予定変更で16日(日)西沢渓谷散策と17日(月)は雁坂峠。
16日お昼に新所沢駅に集合し、近くの角上魚類って云う新潟寺泊本社の鮮魚店にて今夕の食材を買い足しての出発。そして、道の駅みとみには、15:20着。
西沢渓谷は入口から甲武信ヶ岳登山口付近までの約2時間弱の歩きだったが、散策のメインはきのこ探し。食材の足しにはしなかったが、注意して探して行けばあるものだ。そして、次の日の山行に備えて早寝のはずだったが、刺身やししゃもにきのこ鍋とビールに八海山やワインなど、月明かりのもと夜は長かった。
西沢渓谷鳥瞰図、これってTV百名山「乾徳山」で紹介された市職員が描いているの?
田部重治文学碑
この人、大正・昭和期の登山家、山岳紀行文家、英文学者とある
渓谷なので、川や谷の見ごたえあるが、こんな緑も良いんです
大自然のなかでは月も明るい
翌日は4時過ぎに起き、雁坂トンネル料金所の駐車場を6:25スタート。林道終点の沓切沢橋まで40分、ここから本格的な登山道となる。沢沿いの登山道は沢底まで深い処では40~50mはあろうか、冬場などの凍結時には注意が必要な箇所だ。
昨夜はここ道の駅みとみで車中泊
料金所手前左の駐車場に車を停めて、車に気を付けながらここを横断
渡り終えて、あの先にある柵を通れば林道に出る
スタート30分、林道わきにあったホコリダケ
4か所ほどあった渡渉の一つ目
再び河原へ出た処
木に生えた、きのこ1
葉が枯れかけているが、トリカブトの群生
木に生えた、きのこ2(猿の腰掛の小さい奴)
井戸の沢、このトリカブトはまだ元気
沢を離れ1700mを過ぎると急な登りが続く。カラマツなどの針葉樹とブナなどの広葉樹の混合林を経て笹原になると峠が近くなって稜線が見えて来るが、道はジグザグと更に急になる。そして青空の下に斜めの木イスが見える、アッつあそこが峠だ。
沢を離れてのジグザグ道
峠までまだあるが、漸く展望が
少しのズーム、富士の右横は毛無山
最後のジグザグが続く
この雁坂峠、峠と云っても2082mもある。南アルプス三伏峠、北アルプス針ノ木峠とともに日本三大峠のひとつとして数えられている。「草原がひらけた明るい峠」からは富士山に黒金山、国師ヶ岳などが確認でき、10時過ぎまでの20分を展望とエネルギー補給などで過ごし、雁坂トンネル料金所の駐車場には12:25着。
ここからあの雁坂嶺(2289m)までは40分、とのこと
峠に立つ、秩父往還の歴史
雁坂峠からの富士山
あの尖りは、黒金山か
右には国師ヶ岳
ひらけた稜線上の先には水晶山(2158m)
下りも当然、ジグザグ
たぶん今回一番の難所です、でも中級クラス登山なら余裕を持って大丈夫
今回、重い荷物を担ぐ必要もなく贅沢な食材とアルコールを堪能しその上、日本三大峠の一つを踏むことも出来て満足の山行だった。
が、それにしても、火打・妙高は2年続けての中止と、なかなか遠い山である。来年こそはと思う。
メンバー:田、河(L、記)、岡、松、菊