アルパインクラブ モルゲンロート

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会員募集中

2024-08-06 07:44:44 | 会の紹介

新規会員募集中!

アルパインクラブ・モルゲンロートではご一緒に山行するメンバーを募集しています!

ご興味のある方、一番下にあるアドレスまで、いつでもメールにてご連絡ください!

ご案内を送付させていただきます。

 

ハイキングからバリエーションまで幅広く活動しています

会山行は、1回/月開催、その他個人山行随時開催。

例会は、毎月第三水曜日(18:30-20:00頃)、高田馬場駅より徒歩3分の、戸塚地域センターの会議室にて。

年会費:4000円(年度後半からご参加の方は、2000円)

 

まずは、お試し山行から!

(会費不要です:実費のみご負担ください)

 

参加方法:お問い合わせ

直接、例会にお出でになるか、以下募集担当までメールをください。

案内をお送りいたします。

担当:田辺正利、メールアドレス:npbnw572@ybb.ne.jp]


白毛門~朝日岳 梅雨入り前のお花畑へ (2024.6.20-21)

2024-06-28 18:07:32 | 個人山行(2024年度)

山名:朝日岳(1,945m)、笠ヶ岳(1,852m)、

   白毛門(1,720m)、七ツ小屋山(1,675m)

山域:谷川連峰

2024年6月20日 晴れ時々曇り

2024年6月21日 曇り

参加者:菊、山一(記)

昨年の錦秋の季節に同じメンバーで朝日岳・白毛門を目指しましたが、2日目を登頂予定としたものの荒天となり、清水峠の避難小屋より撤退。半年後、梅雨入り前の天気の良い日に、再び山頂を目指しました。

1日目

白毛門の登山口から出発します。これから長い登りが始まります。

登っていくと、後ろに谷川岳や天神平が見えてきます。いいお天気です。

松の木沢の頭まで来ると、前方に目指す白毛門が見えてきました。ジジ岩とババ岩が門番のように配されています。

振り返れば、一ノ倉沢の岩壁がしっかりと見えています。いつも下から見上げているので、正面から相対するのは新鮮です。

白毛門の山頂近くまで来ると、目指す笠ヶ岳と朝日岳が見えてきました。と言っても、朝日岳の山頂は隠れていて、さらに奥にあります。

念願の白毛門到着です。

登山道わきはお花がたくさんです。アカモノの群落や、

イワカガミも、ずっとたくさん咲いていました。

タテヤマリンドウは一定の高度の場所にずっと咲いている感じでした。

遮るものの無い日差して、体力や水がどんどん消費されていきます。なんとか笠ヶ岳まで登ってきました。

笠ヶ岳を過ぎて、振り返るとこんな感じです。確かに傘のようですね。

笠ヶ岳から朝日岳の間は何度も細かいアップダウンを繰り返します。黙々と歩いていくと、やっと朝日岳の山頂が見えてきます。

開けた稜線からは、尾瀬の至仏山や燧ケ岳が良く見えています。

朝日岳が近づくと、ジョウエツキバナノコマノツメが群落を形成しています。

そして、もう一つはこのホソバヒナウスユキソウ。この2つの花が入り混じって大きな群落になっていました。

そして、今回の最高点、朝日岳の山頂に到着。

山頂付近には湿地帯などもあり、チングルマなんかも咲いていました。

山頂の一角には池塘もありました。カエルの鳴き声も盛んで、きっと新しい生命が生まれてきているところでしょう。

朝日岳を過ぎると、巻機山に向かう尾根との分岐となるジャンクションピークを過ぎれば、清水峠への長い長い下りです。歩き疲れて進まない足を、ブーケのように密集したタニウツギが励ましてくれます。

今日の目的地の清水峠は遠くから見えていますが、なかなかたどり着きませんでした。

2日目

2日目は予報通り天気が崩れ始めました。でも、今日は七ツ小屋山を越えて下るのみです。ガスの中、清水峠の白崩避難小屋を出発します。

背後には、昨日登った朝日岳が見えています。

ゆったりと登って、七ツ小屋山に到着。昨年はここで雨になって展望もありませんでしたが、今日は曇り空とは言っても、周囲の山々の展望がありました。

大源太山はどこからも目立ちます。一度は登ってみたいと思います。

七ツ小屋山から蓬峠までは、湿原もあったりする穏やかな道が続きます。このあたりで出会ったのはハクサンチドリ。朝日岳側とはまた違った花が咲いていました。ニッコウキスゲも蕾が膨らんでいて、まもなく夏に入ると感じさせます。

しかし、だんだん周囲はガスに覆われ始めます。蓬峠に着きましたが、肌寒い様子になってきました。あとは、土樽駅に向けて蓬新道を下ります。

はい、土樽駅に下山しました。駅に着く直前にパラパラと雨が落ちてきましたが、ほとんど降られないまま無事下山することができました。ここで荷物を整理しつつ、予定した水上方面の電車を待ちました。

 

コースタイム

 1日目

4:47 白毛門登山口駐車場 - 9:42/50 白毛門 - 11:15/24 笠ヶ岳 - 13:27/57 朝日岳 - 14:25 ジャンクションピーク- 16:35 清水峠

2日目

5:19 清水峠 - 6:37/45 七ツ小屋山 - 7:35/48 蓬峠 - 10:32 蓬新道登山口 - 11:36 土樽駅


北アルプス 残雪期五竜岳(遠見尾根)(2024.4.27-28)

2024-05-01 15:01:37 | 会山行(2024年度)

山名:五竜岳(2,814m)、西遠見山(2,268m)、

   大遠見山(2,106.4m)、中遠見山(2,037m)、

   小遠見山(2,007m)、地蔵の頭(1,673m)

山域:北アルプス

2024年4月27日 曇り一時雨 ~ 2024年4月28日 晴れ

参加者:宮(L)、山一

今年のGW山行は、北アルプスの五竜岳でした。初日は曇天でしたが気温は高く、2日目は雲一つない青空となって気温も上がり、絶好のコンディションでした。

1日目

登山口は白馬五竜スキー場です。エスカルプラザからのゴンドラリフトから、アルプス平駅で乗り継ぎ、アルプス第1ペアリフト終点までやってきました。ここが登山口になります。地蔵の頭を経由せず、遊歩道を回って地蔵の頭の反対側に出て、斜面を登ります。

最初に登りついた尾根の肩が「見返り坂」で、ここからアルプス平周辺を見下ろすことができました。

解放的な雪の稜線を何度か急登をこなして登っていくと、小遠見山が近づいてきます。

小遠見山に到着しました。周囲は雪の山の大展望が広がっています。

あいにくの曇り空ですが、正面に五竜岳を見ながら、今日の幕営地を目指して、雪の繋がっている遠見尾根を進んでいきます。

アップダウンを繰り返して中遠見山を越え、大遠見山の領域までやってくると、稜線は広い伸びやかなものに変わります。このあたりでテントをひとつ発見。いいテン場はたくさんありそうですが、本日は大遠見山の山頂の少し先で行動を終了し、テント設営することとしました。

 

2日目

一夜明けると青空が広がっていました。これは八方尾根と唐松岳。

鹿島槍の上空には月が見えています。

いざ、正面の五竜岳に向けて出発です。

この日は西遠見山付近にも5~6張のテントがありました。そして西遠見山を過ぎると、白岳の巻道に入ります。巻道は朝なので雪が締まって歩きやすいですが、休む場所など無いので、一気に正面の鞍部を目指して登り切ります。

雪に埋まる五竜山荘に到着しました。いよいよ正面に五竜岳を捉えました。

最後の五竜岳への登りの道は、雪渓や岩稜などが出現し、険しくなってきます。前を行く登山者たちが、雪渓上部の急斜面をトラバースしていきます。

ついに五竜岳の山頂に到着しました。そこには、期待通りの大展望が広がっていました。北側へは白馬の稜線が大きく見えています。

南側は、鹿島槍ヶ岳の双耳峰が大きく見えています。

再び、険しい道を辿って、五竜山荘へと戻っていきます。岩稜の間の急な雪渓の上部を通過します。

険しい道を経て、五竜山荘に下ってきました。正面には白岳が見えています。

気温が上がって雪がだいぶ柔らかくなってきました。テントを撤収し、再び中遠見山、小遠見山と遠見尾根を下っていきます。

遠景には妙高や火打など、頸城の山々が見えています。

小遠見山まで戻ってきました。あとは下るだけです。昨日は曇っていて良く見えなかった五竜岳ですが、今日は今まで歩いてきた遠見尾根を従えてクリアに見えています。

スキー場の手前まで下って来ました。昨日は立ち寄らなかった地蔵の頭を通過して、戻っていきます。

地蔵の頭周辺はすっかり春の雰囲気です。

コースタイム

1日目

12:25 アルプス第1ペアリフト終点 - 14:18/34 小遠見山 - 15:01/05 中遠見山 - 16:08 大遠見山 - 16:19 宿泊地

2日目

5:13 宿泊地 - 6:05 西遠見山 - 7:14/27 五竜山荘 - 8:40/9:00 五竜岳 - 9:45 五竜山荘 - 10:47 西遠見山 - 11:26/12:00 宿泊地(撤収) - 12:04 大遠見山 - 12:53/54 中遠見山 - 13:20/58 小遠見山 - 14:52/15:00 地蔵の頭 - 15:05 アルプス第1ペアリフト終点 - 15:16 白馬五竜アルプス平


奥秩父 太刀岡山~黒富士~曲岳周回 (2024.4.15)

2024-04-18 20:32:23 | 個人山行(2024年度)

山名:太刀岡山(1,322m)、黒富士(1,633m)、曲岳(1642.8m)

山域:奥秩父

2024年4月15日 晴れ時々曇り

参加者:菊、佐た、山一(記)

山梨百名山3座。しっかり歩くことのできるロングコースで、夏山に向けての体力づくりを兼ねて、雪の消えた早春の山を歩きに出かけました。

東京を早朝に出発、夜明けの中央道を走り、甲府昭和ICから登山口へ。山間にはまだ陽が差し込まない時間に民家の脇の登山口から出発します。

 

太刀岡山までの中間点にクライミングのメッカの鋏岩がありますが、そのあたりで陽の当たる茅ヶ岳の展望が開けました。

 

しっかりとした急登を頑張って太刀岡山の山頂へ。こことは別に、少し先に最高点があります。

 

せっかく登ったのですが、150mほど高度を落として越道峠へ。ここから再び鬼頬山への急登が始まります。

 

鬼頬山への登りが、今日一番のまさに胸を突く急登。ふと足を止めると、遠くに大菩薩の稜線が見えていました。

 

やっと登りついた鬼頬山の山頂です。ここまで登れば主稜線まではあと一息です。

 

さらに緩やかになった尾根を進んで八丁峰へ。ここで1600mを越えました。穏やかな冬枯れの稜線が続きます。まだ木々の芽吹きには少し早いようです。

 

主稜線に出て3つのピークを登っていきます。まずは黒富士。見る角度によっては黒い富士型に見えるとか。そして、黒富士と富士山が並ぶと、遠くの富士山が明るく見えるのに対し、近くの「黒富士」は逆光で暗く、まるで富士山の影のように見えることから、こう呼ばれるようになったのではないかと言われているようです。

 

 

次に登ったのは升形山。三角点も標高点もありませんが、この稜線の最高地点になります。山頂は岩場になっていて、360度の展望が得られ、実は今日一番の絶景ポイントなのです。

 

升形山から北の方角を見ると、金峰山と瑞牆山が並びます。こちらは順光。もちろん反対側は南アルプスの展望もよく見えていました。

 

そして、この方向からだと富士型に見える黒富士です。春霞で展望がはっきりしませんが、右上の方に本物の富士山が見えているのが判りますでしょうか?「白富士」と「黒富士」ですね。

 

最後のピークは首を傾げたような曲岳。烏帽子のようでもあります。山頂直下はかなりの急登です。山頂は展望はありませんが、途中に「展望舞台」と言われる展望地があり、甲府盆地の展望が広がります。

 

最後は、広い緩やかな沢筋を下って麓に降りました。麓の平見城いったいは牧場地帯で、周辺に植栽された春の花が満開で、まさに春爛漫でした。

山上の新緑はこれからですが、気温も上がって空は春霞。まさに春の山のハイキングを楽しんだ一日でした。

 

コースタイム

6:27 太刀岡山登山口駐車場 - 7:40 太刀岡山 - 8:17 越道峠 - 9:30 鬼頬山 - 10:10 八丁峰 - 10:15/30 八丁峰東側鞍部 - 10:46/52 黒富士 - 11:19/46 升形山 - 11:57 八丁峠 - 12:33/58 曲岳 - 13:30 八丁峠 - 14:23 平見城 - 15:02 太刀岡山登山口駐車場


身延 高ドッキョウと貫ヶ岳を樽峠から往復 (2024.4.2)

2024-04-03 14:34:06 | 個人山行(2024年度)

山名:高ドッキョウ(1,133.2m)、貫ヶ岳(897.0m)

山域:身延山地

2024年4月2日 曇りのち晴れ

参加者:菊、山一(記)

春はお花の季節ということで、花も見られそう、かつ夏に向けての体力づくりで、一定の距離を歩けるコースを探しました。結果、高ドッキョウ・貫ヶ岳に決定。早春の低山の雰囲気を楽しみに出かけました。

高ドッキョウ

まずは、樽峠登山口から、樽峠へ向かいます。植林地の中の歩きやすい峠道で、どんどん高度があげられます。

樽峠では、一体の石仏が旅人を見守っています。

時々薄日の差す、曇り空でした。途中に清水方面が見渡せる展望所がありました。高ドッキョウへは、ヤセ尾根などのある稜線を行き、最後に一気に急登を登って山頂に着きます。稜線や、山頂付近はアセビが多く花盛りでした。タイトル画像は高ドッキョウ直下の見事なアセビです。

高ドッキョウの山頂到着です。少し休んで、同じ道を樽峠に戻って次の山へ向かいます。

 

貫ヶ岳

樽峠登山口から、樽峠の周辺は、とてもミツマタの多い場所で、一部にはたくさん群生したりしています。これは大きな株のようです。

樽峠から植林地の中を少し進むと、貫ヶ岳登山口があり、ここから階段の整備された急登になります。

急登が終わると山頂が近づき、まずは平治の段に登頂。ここは富士山が良く見えます。このあと、十国展望台、晴海展望台と2つの展望台が続き、いずれも富士山が展望できます。

晴海展望台からの富士山です。

平治の段から、稜線のアップダウンで、2つ目のピークが貫ヶ岳頂上です。往復ですので、帰りも2つピークを越えていかなければなりません。体力づくりです(笑)。

3度目の樽峠から下山して、帰りに近くの佐野川温泉に立ち寄りました。ここはその佐野川温泉の前庭。桜が満開です。

 

番外

これは、カイコバイモという珍しい花だそうです。途中で出会った方に教えていただきました。

写真は、盗掘の被害にあわないように、位置データは削除の上、場所が特定できないような形でアップしてくださいとのことでした。

コースタイム

 6:01 樽峠登山口 - 6:40 樽峠 - 8:37/54 高ドッキョウ - 10:23/28 樽峠 - 11:17 平治の段- 11:56 晴海展望台 - 12:12 焼山峠 - 12:30/12:53 貫ヶ岳- 13:58/14:02 十国展望台 - 14:33/37 樽峠- 15:07 樽峠登山口