芦ヶ久保9:50~11:10二子山(雌岳-雄岳)11:30~12:35芦ヶ久保
雨は600m過ぎに雪へと変わる
山行実施判断をした金曜日時点の天気予報と比べ、翌土曜と当日の予報は悪くなるばかり。昼前には霙~小雨~弱雨となり午後は曇りだと云う。まあ、現地に行って山行の判断をしよう。
集合地の芦ヶ久保駅には一時間近い前の8:35着、先月24日まで近寄れなかった富士浅間神社コースの登山口を確認するため。登山口は“あしがくぼ氷柱”が融けきらず残っており、危険なようなので今も進入禁止にしている。と云うことなので、二子山へは兵ノ沢コースのピストンとなる。
富士浅間神社コースへ行こうとしたら、この通り進入禁止。白い処が氷柱
9時過ぎには予定より早めに小雨になってくる、どうも本降りになりそうだ。そして、電車と車で芦ヶ久保に揃った6人。相談結果、2人は予定通りの二子山。4人は近くを観梅ドライブとなる。
さてこの二子山、今から10年前になるが山を始めて最初に登った山。以後、ルートは違うが二十数回は登っている。往って復って来るピストンだったらコースタイム3時間なので、最初の時以外は伊豆ヶ岳や武川岳に武甲山などの登りはじめや途中の通過としていたため足を踏んだ割には記憶に薄い山だ。
でも、ここを最初の山に決めたのは「学習登山コース」であること。登山口から二子山までには、LESSON1~8までに登山しながら「基本、知識、技術」を紹介している。改めて確認しながら登るが本当に登山の基本知識を簡潔に記している。
登山しながら「基本、知識、技術」を学べる。①登山届 ②基本装備 ③事前の登山計画 を記している。でもねここだけの話、登山届は持っていたが、あのポストに入れ忘れ下山時にこの箱見て思い出した
雄岳と雌岳からなる二子山、秩父の街から見るとその容は豊満な母性を感じるんだが登って今日は違った。
左 兵ノ沢コース、右 氷柱
小雨の中、杉林の沢コースを進んで行く。木立が雨を少し優しくしてくれる。その雨も高600m辺りで雪へと変わっている。
なになに、①時間の記録 ②コンパスで方向 ③現在地確認 ④もう10分、衣服調整 とある。先ず、普段から当り前のこと
静かな尾根道
雌岳手前の急登、ロープは数十m続く。雪で滑るがまだ登りだけあって踏んばりも効き、ロープはそんなに使わないで済む。下りはきっと大変だねと、話していた。
急坂の出だし、まだロープは使わずに済む
後に続く、Kさん
雌岳を経ての雄岳、この天気では折角の展望もさっぱり。パン一つを小腹におさめ早めに下山。やはりロープ付き急坂は、予想通り大変だった。
雌岳を経て、雄岳への登り。ここも滑り易く注意、右はガケ気味
雄岳の頂標と三角点882.7m
この先、展望台。晴れてれば 左 武甲山、正面 両神山、右 西上州二子山、そして展望良ければ浅間山も見えるはず
雄岳のもう一つの展望所、武川岳や焼山が見るんだが
雄岳から雌岳への下り
普通登山で、ロープを使い腕力主体で下りたのは何年振りだろう。7月頭の谷川岳肩の小屋手前雪渓をアイゼン無く、ロープ伝いに腕の力だけを頼りにした。今日もそんな感じ。雪に加えて粘土質の土は、まるでツルツルの板の表面になった様でよく滑る。靴の摩擦も効かず腕の力を頼りに数十mのロープに縋った。
手こずった下り、靴底のブレーキが効かない
もう3月なのに、低山でも白い
登りには気が付かなかったが、岩上の大木の基には祠が。ありがとうって、頭を下げて来ました
雨~霙~雪もあり、予定の焼山までは行くことなく、二子山だけだったが、この時期にこんな低山で雪を楽しむことができ満足の山行だった。
以下、おまけ
武藏横手駅からの観梅(電車の窓越し)
下山口の線路そばの野鳥
乗り換えの入間市駅ホームの野鳥
家に帰れば風呂場にヤモリ
そして最後には部屋の中に、テントウ虫も
メンバー:河(L、記)、菊